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雨漏り検査・無料散水試験
2018.10.22
雨漏りが及ぼす悪影響とは
雨漏りしている場合、これによる湿気・水分が起因して、まず躯体の木造部分が腐食しはじめます。
湿った木材はシロアリの大好物。
ただでさえ耐久性が弱まっているところに、シロアリが木材を食い散らかしてしまえば劣化はあっという間に進みます。最悪の場合、膨大な費用をかけて補修が必要になる可能性があります。
また、湿気の多い場所ではカビも発生しやすくなります。
建物だけではなく、住人の健康や心にもダメージを与えるというところが厄介です。
カビが原因で引き起こす病気には、アレルギー疾患、感染症、カビ中毒などがあります。
風邪のような症状なのに熱もなく咳ばかり出るといった症状が多く見られます。
雨漏りの原因とは
「雨漏り」と聞くと、屋根をイメージしがちですが、現在は屋根材や施工技術が進化したため、屋根ではなく外壁や窓のサッシ、壁を貫通する給排水管などの隙間から水が浸入するケースも見られるようになりました。
もちろん、屋根から雨水が進入する可能性がゼロというわけではありません。
屋根から雨水が浸入したケースでは、どこをつたって室内まで達したのかが判断がしにくく、一概に雨漏りしている箇所の真上が問題のある箇所だともいえないこともあります。
雨漏りではなく「漏水」や「結露」が原因というケース、劣化状態によっては原因箇所が複数ある場合も考えられます。
よくある雨漏りの原因
・屋根瓦の割れた部分
経年劣化もしくは台風・地震による外的要因から、屋根のスレート瓦のヒビ割れ、漆喰の崩れ、瓦のずれなどから雨漏りが発生します。
・ベランダの防水塗膜のひび割れ
ベランダの防水工法が塗膜防水(塗料で行なう防水工事)の場合、人の出入りによって擦り切れ、ヒビなどのダメージが屋根や外壁よりも早く現れる傾向があります。
加えて、排水口が詰まっていると雨水が流れず、ヒビから雨水が浸入し雨漏りに繋がります。
・サッシ枠と外壁防水シートの隙間
通常は外壁をつたって流れていく雨水が、経年劣化によって発生したヒビ割れや縮んだシーリングの隙間から浸入します。
そのような浸入を防ぐためにサイディング/モルタル外壁の裏面には、外壁防水シート[透湿防水シート(サイディング外壁)、アスファルトフェルト(モルタル外壁)]がはられています。
しかし、施工不良や経年劣化によってサッシ枠とシートの間に隙間ができていると、そこから建物内部へ雨水の浸入を許すことになります。
・給排水管
給排水管もサッシ枠と同じように、外壁と防水シートを貫通しているためそこに隙間があると雨水が浸入してしまいます。
・天窓
建材・施工技術が進化して雨漏りがしにくくなってはいますが、それでも通常の窓と比較すると雨漏りの原因になりやすい箇所といえます。
早い段階で雨漏りを発見できれば修理費も安くなります。
もしすでに天井や壁のクロスなど室内に雨漏りの症状が出ている場合は、かなり劣化が進んでいますので至急業者に依頼しましょう。
〇散水試験は無料で行っております
他社では10~30万かかることもある散水試験ですが、当社では無料で行っておりますのでご安心ください。
※診断当日は必ずお立会いください。
散水試験とは原因と考えられる箇所に実際に水をかけてみて、雨漏りの再現を試みる方法です。
目視調査よりも大掛かりで、手間も時間もかかりますが、できれば目視調査だけではなく散水試験も行うのがいいでしょう。
かなり高い確率で原因を特定できる方法で、原因の発見確率は過去の実績で90%あります。
診断時に使用する脚立やホースのご準備をお願いしております。
ない場合はご連絡いただきましたら当社でご用意させていただきます。
正確な診断を行うために建物の建築仕様に関する書類と建物の図面をご用意ください。
〇防水のプロが雨漏り調査・工事を行います
国家資格「防水施工技能士」をもつ防水工事のプロがビルやマンションの屋上防水工事の現場で培った知識と技術を活かし、雨漏りの原因を迅速に特定して雨漏り修理を行います。
雨漏り修理を専門としてきた経験と実績を活かし、散水試験・打診検査・目視調査・赤外線調査などで原因を特定し、現状と対策方法をわかりやすくご説明します。
〇防水工事・塗替え補修にも対応
当社では、外壁や屋根の塗り替え補修や防水工事にも対応しています。
塗り替え補修や防水工事をしてから10年以上が経過している場合は、防水性の低下により雨漏りが起こることがあります。
ご希望の方には、雨漏り修理とあわせて防水工事や塗り替え補修を行いますのでお気軽にお申し付けください。
もし雨漏りしてしまっていたら
雨漏りの解消はプロでないと困難ですが、ご自身でできる処置もあります。
応急処置のほか、メモや資料の準備などをしていただくことで、雨漏りの早期解消につながります。
・まずは応急処置
雨漏りの被害が広がらないようにすることが大切です。
屋根や屋根裏をビニールシートで覆い、その箇所と周辺を防水テープでふさいでおきましょう。
・水が溜まるまでの時間を計る
天井などから垂れてくる水は、バケツや洗面器などで受けましょう。
そして、水が一杯になるまでの時間を計っておいてください。
水の量とそれが溜まるまでの時間から、「多く雨の掛かる部分からの直接的な漏水」あるいは「毛細管現象を含めた間接的部位からの漏水」かのどちらであるかを、ある程度判断できます。
・漏水箇所を記録しておく
漏水した場合は、どの箇所が雨漏りしたのかを写真撮影などで記録しておいてください。
日にちが経ってしまうと漏水跡が確認できなくなり、漏水の原因が特定しづらくなります。
・雨の様子を観察する
雨の降り方、風の方向などを観察して、雨漏りの発生状況を逐次メモにとってください。
雨が降っても毎回雨漏りをしない場合などでも、原因の特定がしやすくなります。
・設計図書を用意する
お引き渡し時に建築業者から配布される設計図書には、構造材の配置・仕様などが記載されています。
こちらを参考にさせていただくことで、どのような経路で漏水しているか推測しやすくなります。