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屋根の遮熱・断熱塗料が気になる方へお勧め
2018.10.19
【屋根の遮熱塗装】
〇遮熱塗料とは
遮熱塗料とは、太陽光(近赤外線)を効率良く反射し、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持った塗料のことです。
屋根に遮熱塗料を塗ると、熱エネルギーの吸収が軽減されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、その結果、屋根に近い2階の暑さなどが軽減する効果を期待できます。
(建物の構造、断熱構造、開口部(ガラス窓など)の大きさ・数によって温度変化の程度に差が出ます)
遮熱塗料以外にも、屋根を遮熱する方法として遮熱機能付き屋根材や遮熱シートの採用などもありますが、施工の手間や価格から見て遮熱塗料を採用するほうが比較的手軽です。
〇遮熱の効果を高めるには?
より遮熱効果を高めたい場合は、「日射反射率」の高い色、白に近い色を選ぶのがポイントです。
日射反射率が高い色ほど、よりたくさんの太陽光を反射し、熱が屋根材に吸収されるのを防ぐ効果を期待できます。
また、白に近い色ほど日射反射率は高くなる傾向にあります。
遮熱効果は熱の反射ですので、色合いによりその効果に違いが発生してしまいます。
白に近い色は遮熱効果が高く、グレー、茶色、黒等の色は熱反射率が低くなってしまいます。
ですが黒等の濃い目のカラーは元々熱吸収率が高い色合いなので、遮熱塗料にする事で高い遮熱効果を得る事が出来ます。
〇何年くらいもつ?
遮熱塗料の耐用年数はだいたい15~20年ほどです。機能性を持たない通常の塗料と比較して耐候性が高いものが多いです。
屋根は、太陽光の他にも雨や風などに一年中さらされている過酷な環境でもあるため、外壁よりも劣化が早い傾向にあります。
そのため、外壁に採用した塗料よりも5~6年ほどプラスで長持ちする塗料を採用しておくと、外壁と屋根のメンテナンス時期が同じ頃になり、お得です遮熱塗料を塗った屋根は、汚れが付着すると太陽光を反射しにくくなり、遮熱効果が低下していきます。
きれいにするためには労力や費用がかかりますので、屋根塗装に遮熱塗料を採用する際には、あらかじめ汚れにくい性能(低汚染性)を持った親水性の高い塗料を選んでおくのがオススメです。
遮熱性と低汚染性を兼ね揃えた塗料は、汚れが付着しにくい分、遮熱効果が長持ちする傾向にあります。
親水性の無い遮熱塗料を採用した場合は、定期的に塗膜の洗浄を行う事で遮熱効果の発揮をキープさせる事が出来ます。
○遮熱塗料の本当の効果
一般的な家の場合、正直なことを言うと遮熱塗料を塗っても家の中が涼しくなる効果はほとんど得れない可能性があります。
工場や倉庫なの屋根材が薄い建物は室内の温度を下げる効果があったりしますが一般の屋根は熱伝導率が低いため室内の暑さのほとんどはサッシやガラスなどの熱伝導率が高い素材が原因です。
しかし、弊社では遮熱塗料をお勧めします。
なぜなら遮熱塗料は一般の塗料より熱を反射するので外壁材や屋根材を熱の経年劣化から守る効果が得られるからです。
〇こんな家におすすめ
・スレート屋根のお住まい
戸建ての屋根に最も多く採用されているスレート瓦。屋根材の厚みが4~5ミリ程度と薄く、屋根材の表面温度がすぐ屋根裏に届くため、遮熱塗料の採用を検討したい屋根材です。
・金属屋根のお住まい
トタン、ガルバリウム鋼板、アルミなどの金属屋根は、熱の伝導率が高く、表面温度が高くなりやすいため、遮熱塗料の採用を考えたい屋根材です。また、金属屋根は素材が薄く、屋根材の表面温度がすぐ屋根裏に伝わりやすいため、結果として室内温度が上がりやすいといった面もあります。
・吹き抜けのあるお住まい
吹き抜けは、1階と2階の仕切りがないため、2階の日差しがそのまま1階に届くなど、構造的に熱が室内に侵入しやすくなっており、室内が熱くなりやすいといった傾向にあります。
おしゃれで開放感のある吹き抜けの魅力を最大限に生かした快適な空間づくりのために遮熱塗料を検討してみるのも一つの手です。
・2階建て以上のお住まい
家の高さがあるほど、太陽光を遮るものもなくなってきますので、室内温度が高くなりやすい傾向にあります。
夏場、2階または3階の部屋に入ったときにむわっとした熱気を感じたことはありますでしょうか。
屋根に遮熱塗料を塗ると、そのむわっとした感じが改善される場合があります。
遮熱塗料の効果は建物の構造によって変わってきます。
屋根に遮熱塗料を塗ると太陽光が反射されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、結果として室内が涼しくなる場合があります。
直射日光に室内温度が影響されやすい状況だと比較的遮熱効果を感じやすいです。
夏の暑さにお困りでしたら、屋根の遮熱塗装を検討してみることをオススメいたします。
【断熱塗料の紹介】
○ガイナ
日本の宇宙ロケット開発技術を応用し、塗装で断熱ができる断熱セラミック塗材「ガイナ」は屋根・外壁・内装・船舶の甲板・重要文化財などに使用されている塗料です。塗膜の劣化要因の紫外線に強いため、優れた耐久性を有しています。また、断熱性・遮熱性だけでなく、防音・空気質改善効果・結露の防止・不燃などの多くの機能を有している多機能塗料です。
〇外装に施工
熱は高いところから低いところへ移動する性質を持っています。ガイナを外装に施工すると、外の空気温度とガイナを塗布した表面温度が適応することによって熱の均衡化が起き、その表面で熱の移動を最小限に抑えます。この働きにより、冬は外部からの冷気の影響を遮り、室内の熱を外へ逃がしにくくします。
〇内装に施工
ガイナを内装に施工することで、室内空気温度とガイナ表面温度が適応することにより熱の移動を最小限に抑え、夏は外部からの熱を遮りエアコンで涼しく、冬は暖房の熱を外に逃がさず暖かく保つことができます
ガイナは特殊セラミック層で構成されています。この特殊セラミックが、周辺温度に適応する性質がありその結果、熱の均衡をもたらし熱の移動を抑える働きをします