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伊丹市M様邸 屋根・外壁塗装工事
2018.8.3
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施工箇所
外壁塗装 屋根塗装
外壁塗装
上塗り:アステックペイントジャパン 超低汚染リファイン1000MF-IR /耐候年数20年以上(10年保証)
下塗り:アステックペイントジャパン エポパワーシーラー
アステックペイントジャパン ホワイトフィラー
屋根塗装
上塗り:アステックペイントジャパン スーパーシャネツサーモF /耐候年数15~20年(10年保証)
下塗り:アステックペイントジャパン サーモテックシーラー
使用色
外壁:8070 テラコッタ(マルチカラー)
8082 ニンバス(マルチカラー)
9009 レモン
屋根:9112 エバーグリーン
コーキング工事
外壁目地 サッシ廻り 付帯物廻り 明かり取窓廻り
工事期間
平成30年07月02日~平成30年07月25日
担当営業
小林正弘
ご依頼のきっかけ
塗り替えセミナー
高圧洗浄で剥がれかけの塗料や外壁表面に付着している汚れ、カビ、藻、苔などをきれいに洗い流します
古いコーキングを撤去し、プライマーを塗ってから新しくコーキングを打ち替えます
サーモテックシーラーで屋根の下塗りをします
下塗り後、屋根と屋根の間に隙間を作るためにタスペーサーを入れて縁切りをします。
この隙間がないと雨が降った時に水の逃げ場がなくなってしまい、下地の腐食や雨漏りの原因となります
遮熱塗料「スーパーシャネツサーモF」で中塗りをします
今回は「エバーグリーン」という色を使用しました
外壁の下塗りをします
超低汚染リファイン1000MF-IRで中塗りをします
タイル調の部分はマルチカラーにするため下地の色になる「ニンバス」を先に塗ります
こちらの色は「レモン」淡い黄色系のカラーとなります
下地の色の上から毛足の短いローラーでメイン色になる「テラコッタ」を塗り、マルチカラーに仕上げました
今回は伊丹市にて開催いたしました、塗り替えセミナーご参加からの塗装工事となりました。
外壁の素材は窯業(ようぎょう)系サイディングボード、屋根材はスレート屋根を使用されておりました。
窯業系サイディングボードですが、デザイン性が高く、また釘での施工となる為工期が短い事から、近年の新築物件の約8割がこの壁材で施工されます。
主成分の80%がセメントの為、壁材自体の吸水性が高いものとなっており、防水性能が低く水を吸水しますと、表面塗膜が劣化しひび割れや欠落から家の中への漏水が発生してしまう素材となります。
サイディングボードの施工は大きく2つあり、近年では『通気工法』がほとんどとなります。壁とボードの間に隙間を作ることにより、雨水がボードから浸水しても抜けていく仕組みとなっております。
今回の物件は築20年の為、『直貼り工法』となっておりました。
直貼り工法とは、サイディングボードの裏面と防水シートが直接接している工法です。
サイディングボードが防水シートと接して隙間がないため空気が通らず、湿気が溜まりやすくなってしまいます。そのため、サイディングボードの劣化が早まってしまうのです。
施工自体はとても簡単で、工期的にもかなり早い仕上げとなりますが、ボードから水が入りますと、一気に家の中に浸水するケースがあります。
また、ボードとボードのジョイント箇所から漏水するケースもかなり多い為、しっかりとボード材の工法を確認してから必要な工事を考える必要があります。
屋根材に関しましては、スレート屋根(カラーベスト)を使用されておりました。
スレート屋根の特徴といたしましては厚さ4.5mmと軽量の為、耐震性にとてもよく優れた素材となります。但し、凍害及び塩害に弱く北海道などの寒冷地域では使用されることのない素材となります。素材の主成分は85%がセメント、15%が石綿(アスベスト)等で形成されております。
素材の主成分がセメントの為、素材自体に防水性能はありません。ですので、塗装による防水性能の向上が必要な素材となります。
防水性能が切れますと、素材自体が水を吸水し、耐久性が著しく低下致します。低下致しますと、夏の膨張・冬の伸縮を繰りかえすことにより、素材自体の反りからのひび割れ、欠落、ズレ、浮き等に繋がります。
釘で止めております屋根材の下には防水シートを施工されておりますが、止めている釘は防水シートを突き破って屋根裏まで突き出ている形となります。ですので、上記のような状態になりますと、釘を伝って家の中への漏水の危険性があります。
新築時に素材自体に簡易的な塗装がされておりますが、アクリル系の塗料となりますので5~7年程で劣化致します。
立地条件や屋根の勾配等などにもよりますが、塗料の耐久年数を考えますと、1回目の塗装時期としましては、約10年前後を推奨させて頂いております。仮に反りや雨漏れなどが発生致しますと、塗装ではそれを解消することは難しくなってしまいます。
今回、屋根の診断を行いましたが、その際明かり取り窓が施工されておりました。
過去の事例でも、他社にて塗装をして1年で屋根から雨漏れしてきたという事で診断を行った際、雨漏れしている箇所が明かり取り窓廻りでした。
屋根から点検しますと、明かり取り窓廻りのコーキング及び塗装が何もされておりませんでした。
今回の物件でも、提案書を作成する前にしっかりとした診断を行いました。
『外装劣化診断士』という有資格者が診断を行い、現状の痛み、その箇所に対するアプローチ方法を動画にて撮影します。その際に、どの箇所を塗装・補修するのかをしっかりと施主様と決めさせて頂きました。
施主様は『ここも塗ってもらえるだろう』とお考えでも、業者側が塗っていない、提案内容に含まれていないというケースが多く、リフォームトラブルでも度々発生するからです。 業者だけではなく、お住まいの手直し箇所を今後もお住まいになる施主様と共に決めることで、塗装後の明確な『イメージ』を持っていただけるからです。
プランニング内容を決めたら、『リフォーム図面』の作成を行います。
塗装を行う際必要なのは、『塗布面積』『使用缶数』『乾燥時間』となります。
お住まいの総面積からサッシ廻りの㎡数を抜き、また付帯物(樋・軒天上等)の数量もお出しすることで必要な塗料缶数を出すことができます
㎡数をしっかりと算出し、既定の塗料缶数を使用しなければ、仮に15年耐久の塗料を使用しましても、その効果は見込めなくなってしまいます。
プランニング内容、リフォーム図面を駆使し、しっかりとした提案書を作成致します。
また、今回の物件では、一部タイル調の外壁がありました。
今まではタイル調やレンガ調の様な柄の外壁材でも、塗り替え時には一色で塗り潰すのが一般的でした。施主様はそのタイル調が1色になるのは、いやだとおっしゃられておりましたので、『マルチカラー』をご提案させて頂きました。
マルチカラー工法は色×柄の組み合わせでデザイン性の高い塗装ができ、ベースの色を塗装し、その上から2色目3色目と重ねていきます。2or3色を使用することで繊細なデザインが可能になっています
下塗り・中塗り・上塗りとタイルの目地の色で塗装をした後に、ローラーの毛の長さを替え、表面を仕上げることにより、タイル調の外観を損なうことなく塗装が出来る工法となります。弊社では、このようなデザイン塗装も行っております。
よく皆様に『そこまで診断する必要はあるの?』という御質問を頂きますが、塗装工事を行う上で、お住まいの大きさにもよりますが、100万~という金額がかかります。
大きな買い物ですので、しっかりと行いましょう。
また、しっかりと診断を行いミスを減らすことが、リフォームトラブルをなくすことへと繋がります。
工事期間中も、工事の進捗状況は毎日『塗り替え交換日記』で報告させて頂いております。
施主様も工事期間中家に毎日いるわけにはいきません。帰ってきた際、工事が終わっているという事が多く、また暗くて見えない事も多くあります。そんな時、この日記で本日の工事内容及び明日の工事内容をお伝えすることで不安をなくしていきます。
工事期間中及び工事後のフォローをしっかりしていくのも私たちの仕事となります。
どこで工事をしていいかわからない。知り合いにそのような方がいないという方はぜひ一度御相談下さい。
しっかりとサポートさせて頂きます。
塗替えイメージサンプル
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