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施工箇所
外壁塗装 屋根塗装
外壁塗装
上塗り:アステックペイント 超低汚染リファイン1000MF-IR / 耐用年数20~24年(10年保証)
下塗り:アステックペイント エポパワーシーラー
屋根塗装
上塗り:アステックペイント プラチナ無機コート700JY-IR / 耐用年数20年以上(10年保証)
下塗り:アステックペイント HBプライマーJY-IR
付帯部塗装
アステックペイント マックスシールド1500Si-JY / 耐用年数15年
使用色
外壁:8092 ニュートラルホワイト
屋根:9100 スカイグレー
コーキング工事
外壁目地 サッシ廻り 破風 樋・手摺足元 換気フード
工事期間
2020年10月8日~2020年10月30日
ご依頼のきっかけ
広報誌
塗装をする前に高圧洗浄機を使って、高い水圧で、汚れやホコリ、カビやコケ、藻、塗膜表面のチョーキング(触ると手に付着する粉状のもの)、剥がれかけた塗膜などを落としていきます。
塗装をする際に、なぜ高圧洗浄が必要なのかというと、屋根や外壁に付着した汚れやホコリ、カビ、コケ、藻、剥がれかけた塗膜などを取り除かないまま上から塗料を塗り重ねてしまうと、仕上がり(見た目)が悪くなるだけでなく、塗装後早々に塗料がはがれるなどの不具合が発生してしまう可能性があるためです。
外壁目地の古いコーキング材を撤去後、コーキング材をしっかり密着させるために接着剤の役割を果たしてくれる「プライマー」と呼ばれる下塗り材を塗布し、コーキング材を充填します。
ヘラで成形して完了です
サッシ廻りも同様にプライマー(下塗り材)を塗布し、コーキング材を充填します
ヘラで成形して完了です
棟板金のジョイント部をコーキングで補修します
棟板金の釘頭の補修です
板金は金属の為、夏には膨張し冬は収縮する性質を持っており、これを繰り返すことで釘が押し出され抜けてしまいます
釘が浮いたまま放置すると隙間から水が侵入し、下地の木を痛めてしまい雨漏りする可能性があります
「HBプライマーJY-IR」で下塗りをします
プライマー(接着プライマー)は上塗り塗料との密着性を高めることを主な目的として塗布される下塗り塗料のことを言います
タスペーサーを設置します
スレート屋根に塗装した場合、屋根と屋根の重なり部分の隙間を塗料が覆ってしまい、上の素材と下の素材がくっついてしまいます
そうなった場合、雨が降った時に水の逃げ場がなくなってしまい、下地の腐食や雨漏りの原因となります。
これを回避するために下塗り後、屋根と屋根の間に隙間を作るためにタスペーサーを入れることで屋根材を持ち上げた状態で固定し縁切りした状態を維持します。
「プラチナ無機コート700JY-IR」で中塗りをします
無機は、ガラスや鉱石など炭素を含まない化合物で分子の結合力が強く、紫外線により劣化しにくく塗膜が長持ちします。汚れが付着しても塗膜と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを洗い流す「セルフクリーニング機能」も持ち、長期間美しい外観を保つことが期待できます。
ガラス成分(無機)と樹脂(有機)のハイブリッドにより、”硬さ=キズに強い”と”柔軟性=割れにくい”の両方を兼ね備えた塗料です。
上塗りをして完了です。色は「9100 スカイグレー」です
「エポパワーシーラー」でしたぬりをします
シーラーは塗ることにより上塗り材との密着効果を高めるだけでなく、上塗り材が下地に吸い込まれるのを防ぎます
「超低汚染リファイン1000MF-IR」で中塗りをします
この塗料は汚れが付きにくく、防カビ性・防藻性、弾力性、遮熱性がある多機能塗料となっており、美観性を長く保ちたい方にお勧めしております
上塗りをして完了です。色は「8092 ニュートラルホワイト」です
軒天の塗装です
樋の塗装です
庇の塗装です
水切りの塗装です
使用塗料
無機塗料とは、セラミックやケイ素などの無機物を主成分としており、寿命が長く他の塗料と比較しても高い耐候性を誇る塗料です。
無機物は紫外線などにさらされても劣化が起こりにくいという性質を持っており、外装用塗料の1番の課題であった「紫外線による塗膜の劣化」を抑制します。
塗料の種類の大多数を占めているのは「有機塗料」と呼ばれるもので、「無機塗料」はまだ種類が少なく聞きなれないということもあるかもしれません。
無機塗料と有機塗料の1番の違いは使用されている「樹脂」にあります。
有機塗料は、石油などの有機物(炭素を含むもの)から成る樹脂を使用した塗料のことを指し、一般的な塗料のほとんどがこれに当たります。金額も安いものから高いものまで幅広い種類の塗料が存在します。
無機塗料は鉱物などの自然物(無機物:炭素を含まないもの)を主成分とした樹脂を使用しており、高い耐候性・低汚染性を備えています。塗装することで紫外線を浴びても劣化しにくい耐候性の高い塗膜を形成することができます。
無機塗料のメリットの1つが高い耐候性です。
無機成分を主としているため、雨や紫外線などにあまり影響されないため、外壁表面を長期間に渡って保護することができます。
また、主成分が炭素を含まない無機成分で構成されているため、有機塗料と比較すると火事の際などにも燃えづらいという利点があります。
カビ・苔の栄養分である有機物の含有量が少ないため、それらが発生しにくいという利点もあります。
苔は、単に美観を損なうだけではありません。苔の根から発生する「根酸」という酸性物質により、本来アルカリ性であるスレート瓦が酸化することで素材自体の耐候性を低下させる恐れがあります。
無機塗料は高い耐候性を持つ塗料なので、他の塗料に比べ長い目で見れば塗替え回数が少なくて済みます。
また紫外線による劣化が起こりにくいので、屋根塗装に採用すれば、その機能を存分に発揮できるでしょう。