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芦屋市 学校法人
2019.1.30
芦屋市にあります学校法人にてお問い合わせ頂き、診断を行いました。
建物は、木造建築の2階建てが、北棟と南棟で分かれておりました。
どちらもサイディングボードを使用されており、南棟は築15年、北棟は築10年の建物となっておりました。
オーナー様とお話しさせて頂きますと、北棟の目地の劣化がかなり進んでおり、下地が見えている箇所、一部雨漏れが発生しているとのことでした。
サイディングボードは、ボードとボードをシーリング材というゴム製の材料を使用し繋いでおり、揺れや衝撃等が発生しますと、そちらに逃げる仕組みになっております。
建築時に使用されるシーリング材は基本的に安価なものを使用しており、塗装等も施されておりません。また、紫外線の影響でシーリング材に含まれます可塑剤(かそざい)という成分が抜けてしまう事で硬化、断裂が発生するため基本寿命は約5年となっております。
もちろん5年で完全にダメになるわけではありませんが、一定の機能性を下回る時期となりますので、外壁の塗装時期より前にシーリングの交換工事が必要な時期を迎えてしまいます。
今回弊社のホームページを見て頂き、ロープ工事で北面のコーキングを補修し、その際に塗装時期を迎えている南棟も一緒に塗装をお願いしたいというご相談でした
コーキングが劣化し、ひび割れている箇所がいくつかありました
2社様に見積を取られており、どちらの業者様も足場が必要と判断されたとのことでしたが、屋根の形や、ロープを括る箇所の有無等などを確認しロープ工事が可能と判断させていただきました。
足場を組んだ方が良い工事ももちろんありますが、実はロープワークで解決ができる工事・作業もたくさんあります。