雨漏りによって天井が落ちてしまっています

 

　

　

家の内部ではカビが繁殖していました

 

バルコニーに水を張り、水が漏れるかをチェックします

 

 

 

今回は、西宮市にお住まいのK様邸にて散水テストを行いました。　

 

　こちらのお住まいでは家の中で雨染みなどはなかったとのことですが、10月の台風の日に家の天井が水と共に落ちてきたとお問い合わせがありました。

　現場へ向かいますと、家の天井が約４㎡（1ｍ×4ｍ）ほどなくなっている状態でした。

　その天井を貼替える前に外の雨漏れの箇所の原因、施工方法を教えてほしいとの依頼でしたので散水テストを行いました。

　散水テストとは、雨漏れの原因箇所を探す作業のことです。

　もちろん100％の確率で確定は出来ませんが、弊社でのテストでは約90％の確率で原因を突き止めており、施工を行う事で雨漏れは止まっています。

　今回雨漏れした箇所の上部は屋根ではなくバルコニーでしたので、まずバルコニー床の点検から行いました。

　バルコニーについております排水口をタオルでふさぎ、床一面に水を貼ります。床に水を貼り終えましたら、30分～1時間程待ちます。バルコニー床から家の天井までの間には野地板、木枠など様々なものがあります。雨が漏っていてもすぐに表面化しませんので、待って確かめる必要があります。

　今回はバルコニーからの漏水は確認されませんでした。

　バルコニーの診断が終わりましたら、外壁からの漏水の検査となります。

　外壁には数点ひび割れが発生しておりました。

　たまに、劣化箇所はここだろうと外壁から漏水検査を始める業者様もおられるようですが、外壁を最初に行ってはいけません。

　外壁に水をまきますと、外壁を伝ってバルコニーへと水が溜まります。バルコニーが漏水の原因の場合、外壁かバルコニーかの判断が付かなくなるためです。

　ですので、散水テストの手順をしっかり守れる業者様を選定してから行ってください。

　結果として、外壁のジョイント（つなぎ目）箇所からの漏水が確認できました。外壁に水をあて始め、約5分ほどで家の中の浸水が見られました。

　今回の劣化箇所・漏水状況から、外壁の補修及び塗装のご提案をさせて頂きました。

　散水テストの場合、お住まいの水道から水をお借りします。また、2人で行います（理由：水を撒く係1名、漏水のチェック1名）ので作業費は掛かりますが、何もわからず全面塗装を行っても雨漏れが止まらない可能性もあります。少し費用をかけて頂き原因を究明し、施工を行うと最終的なメンテナンス費用が安く済みます。

　もし漏水でお悩みの方がおられましたら、まずはお気軽に御相談だけでも結構です。

連絡お待ちしております。

診断箇所：外壁・バルコニー

実施日：平成29年12月28日

診断担当者：東山

ご依頼のきっかけ：塗り替えセミナー

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