外壁塗装の塗料の種類の中でも、ウレタンやシリコンなど聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？

しかし、それぞれどのような特徴を持ち、どう違うのか分からないという方もいらっしゃると思います。

そこで今回はウレタンとシリコンの特徴と違いをご説明させていただきます。

塗装工事の際の参考にしていただけたら幸いです！

ウレタン塗料の特徴をご紹介します！

ウレタン塗料とは、ウレタン樹脂を成分とする外壁の仕上げ用塗料のことです。

ウレタン塗料は一昔前まで主流でしたが、後から普及したシリコン塗料が近年主流になりました。

しかし、1位の座は譲ったものの未だウレタン塗料が使われる理由は2つあります。

《理由１》弾性

弾性とは、衝撃が加わっても元に戻ろうとする力のことです。

この塗料で塗装した壁には、柔らかい弾性の塗膜が形成されます。

軽度のひび割れが起こりそうになっても、塗膜が柔らかく動いて割れを抑止してくれるのです。

もちろん、とても強い力が加わった場合はひび割れが起こってしまいますので

不安だという方は、より高い弾性を持つ機能性塗料にしてもらうことをオススメします。

《理由２》密着性

密着性とは、塗料が壁材にしっかりと着く力のことです。

この性質は、雨樋や雨戸といった屋外部材の塗装に適しています。

密着性が低いと雨水の侵入を許したり、塗膜剥離が発生したりと不具合が生じます。

シリコン塗料の特徴をご紹介します！

シリコン塗料は現在最もよく使われている塗料です。

人気の理由は、対候性にすぐれており、塗料の持ちが良い点です。

これまでは価格が高いことがネックでしたが、近年価格が下がってきたため人気を集めています。

しかし、シリコンの含有量によって塗料の価格や機能は全く異なりますので、

悪徳業者に騙されないようにするためにも、事前にしっかりと説明を聞くようにしましょう。

この塗料の特徴は2つあります。

《特徴１》耐熱性、対候性

耐用年数も10年から15年と、ウレタン塗料（7年から10年）に比べても長いです。

塗り替えの頻度が少なく済むので、その点もオススメな理由です。

《特徴２》防汚性

外壁塗装をお考えの方の中には、汚れが気になったことがきっかけという方も多いと思います。

汚れにくい塗料を選べばまた塗装する必要が生じる可能性も低くなるため、

そのような方にとっては安心なのではないでしょうか。

ウレタン塗料とシリコン塗料の価格を比較します！

ここまで、ウレタン塗料とシリコン塗料のそれぞれの特徴をご説明しました。

最後に、両者の違いを「価格」の観点からご説明します。

30坪あたりの外壁塗装の目安は、ウレタン塗料が72万円ほど、シリコン塗料が78万円ほどです。

そのため、塗装費用としてはウレタン塗料の方が安いと言えるでしょう。

しかし、両者は耐用年数も異なることにご注意ください。

ウレタン塗料は7年から10年、シリコン塗料は10年から15年が耐用年数と言われています。

そのため、ウレタン塗料が7年持ったとすると1年あたりの費用は約10万円です。

一方、シリコン塗料が10年持ったとすると1年あたりの費用は約8万円です。

よって、1年あたりの外壁塗装費用を考えるとシリコン塗料の方が低いと分かるでしょう。

お客様のライフプランに合わせて、適切な塗料をお選びいただければと思います。

まとめ

ウレタン塗料の特徴、シリコン塗料の特徴、両者の違いをご理解いただけましたでしょうか。

一概にどちらが良いというわけではなく、予算やこれから住み続ける年数、

求める機能によって適切な塗料は異なります。

外壁塗装をお考えの際に、この記事をご参考いただければ幸いです。

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