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FRP防水とは
2015.11.29
FRP防水とは複合材料の一つで、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化した床防水の一つです。
FRP防水は他の防水工法と比較すると抜群に性能が良く、安定した防水性を長期にわたって維持できます。
FRP防水は施工時間が短いうえに施工がしやすく、木造のベランダ等にも向いています。
FRP防水を木造のベランダ等の設ける場合は、木組の上に合板を下地としてその上に設置します。
FRP防水の防水層は単層ではなく、いくつかの層が重なっている構造なので簡単に水漏れすることはありません。
バルコニーに設置するFRP防水は樋との接続部分が重要で、防水層を樋の下に巻き込むことで水漏れを防いでいます。
バルコニーの壁の立ち上がり部分やサッシ下の部分にも防水層を巻き込み、厳重な防水措置がなされます。
FRP防水はポリエステル樹脂でできているため火災に弱い性質がありますが、バルコニーの下部に居室等がある場合は建築基準法上、屋根としての扱いになり、一定の防火性能が求められます。
FRP防水の中には防火認定品もあり、防火性能が要求される部分は認定品を使う必要があります。