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外壁塗装でよくある失敗ついて専門業者が解説!
2020.3.1
外壁塗装は完成するまでどんな仕上がりになるか予測がしにくいかもしれません。
また工事にある程度費用もかかるため、依頼するからには失敗したくないと思うのが当然です。
しかし残念なことに外壁塗装において、よくある失敗例というのもいくつか存在します。
そこで今回は、外壁塗装のよくある失敗例について解説します。
□補修箇所が多い場合は塗装費用が高額になる
実際によくある失敗が価格に関する失敗です。
外壁塗装は比較的費用が高額です。
シリコン樹脂塗料を使用した外壁塗装だと、足場の設置費用などの諸費用を含めると総額が約70万円から90万円だと言われています。
しかし、相場以上に費用が高額になってしまうケースもあります。
なぜ、費用が相場よりも高額になってしまうのでしょうか。
原因として考えられるのが、補修箇所が多いことによる費用の増加です。
外壁にもともと塗られている塗膜は、年を経るごとに少しずつ劣化していきます。
この塗膜の劣化により、ひび割れや水漏れといったさらなる劣化が起こる可能性があります。
また、それらの劣化を放置すればするほど範囲が広がって進行していってしまいます。
外壁塗装はこのような外壁の劣化が見られた場合、先に補修しなければ塗装が行えません。
そのため、上記のような劣化箇所が多ければ多いほど、その補修費用がかかってしまいます。
こういった補修費用を安く済ませたいという方は、外壁塗装業者に定期的な点検をお願いして劣化具合を確認しておくと良いでしょう。
□業者選びに失敗しないための重要なポイントとは
先ほど説明したような劣化箇所がなくても、塗装にかかる費用が高額になってしまうケースもあります。
例えば、悪徳業者に塗装を依頼してしまったケースです。
悪徳業者は、外壁塗装に使う塗料を相場より高い値段で売る可能性があります。
また、不必要な工事や追加費用がかかる工事を勝手に行った後に請求したりするといった手口で不当に高額な費用を請求してきます。
外壁塗装のリフォームに関する知識がある程度ないと、こういった業者に騙されてしまうので注意が必要です。
また、悪徳業者でなくても、元請け業者の中間マージン費用がかかる場合もあります。
中間マージン費用を抑えたいのであれば、自社で外壁塗装を行う業者に依頼しましょう。
□外壁塗装の見積もりのポイントとは
外壁塗装の見積書は、素人が一見してわかるように書いてくださる業者さんもいらっしゃいます。
しかし、専門的な内容が多くてどのような項目が素人目にはわからない見積書もあります。
見積書をきちんと理解することは、外壁塗装で失敗しないためにも非常に重要なポイントです。
見積書を読めるようになるメリットとしては、どの作業が必要でどの作業が不要かわかる点が挙げられます。
それぞれ項目を細分化して書いてもらえた場合、例えば足場代の単価が高いと思ったらなぜこの値段なのかという説明を求められます。
作業の相場を理解することで余計な費用を抑えられるというメリットです。
また、見積書を見る際に注意すべき点が、使用される塗料の種類やメーカーが書かれているかどうかです。
外壁塗装のクオリティーはこの塗料の種類によって大きく左右されます。
安心できる種類・メーカーの塗料であった場合は良いのですが、どこのメーカーかわからないような塗料が使われている場合はかなり危険です。
メーカーや種類がわからない場合は、それらがきちんと書かれた見積書を再度作ってもらうのが良いでしょう。
他にも、見積書を見る際は塗料が三回塗られているかどうかが、塗料の種類やメーカーと同じくらい重要なポイントです。
通常、外壁塗装においては、壁と塗料の密着度を高めるための下塗り、そのあとの中塗りとさらにその上から行う上塗りという三回塗りが基本とされています。
場合によっては模様をつけるために三回以上行うケースもありますが、三回より少なくなることはありません。
三回塗りをしない業者は、塗料を不当に節約しようとして下塗りと上塗りだけで済まそうとします。
その場合、塗料が剥がれやすくなってしまいます。
見積書を見る際、この三回塗りが行われるかどうかは非常に重要なポイントです。
□色が思ったような仕上がりにならないケース
外壁塗装でよくある失敗が思っていた仕上がりと違うという失敗です。
外壁塗装においては、施工前に業者に依頼して使用する塗料を用いてカラーシミュレーションができます。
しかし、カラーシミュレーションをしても、実際に同じ色で塗装を行ったところ仕上がりがイメージと異なるということがあります。
その理由としては、カラーシミュレーションは住宅のイメージのみをコンピューターに取り込んで行うことが挙げられるでしょう。
周囲の環境と外壁の色が調和するかどうか実際にイメージしづらいため、想像と仕上がりに差ができてしまうかもしれません。
外壁塗装のカラーシミュレーションの際は、周辺の環境も考慮しながら写真や色見本などを使って実際に周囲と馴染む色かどうか想定しておきましょう。
迷った場合は、自然な色よりも目立たない色や自然を引き立たせる色といった落ち着いた色を選ぶのが無難でしょう。
どうしてもしたい色がある場合は、実際にその色が使われている住宅を見せてもらうのも良いかもしれません。
また、色の見え方に関するもので、面積効果というものが存在します。
面積効果とは、色が塗られている面積の違いによって、同じ色でも違う色のように見えるという錯覚の一種です。
面積が大きくなることで、色がより明るく鮮やかで、かつ色合いが強調して見えるといった効果があります。
パソコンなどを用いてカラーシミュレーション行う場合、モニター内の限られた範囲の色しか見ないため、実際に外壁を塗った時にシミュレーションの時よりも明るく感じてしまい、安っぽい仕上がりに見えてしまうことがあります。
実際の色味に近い色合いが見たい場合は、業者さんに大きめの色見本を作ってもらうと良いでしょう。
いずれにせよ、実際の色味がシミュレーションよりも明るめになる可能性を考慮に入れておくことが重要です。
色の見え方に関してだと、当然昼と夜で、あるいは太陽光の下と蛍光灯の下では色の見え方は異なります。
その点も考慮に入れて、昼にどう見えるかと夜にどう見えるか確認したり、実際に室内ではなく室外で色を見たりしておくと安心です。
□ご近所トラブルが発生することがある
ここまでは、業者とのトラブルや実際に仕上がりについての失敗を紹介してきました。
しかし、外壁塗装を行う場合、近隣の方とトラブルになるケースも少なくありません。
実際には、外壁塗装を行う際に業者の方が近隣へ挨拶に回ってくれることもあります。
丁寧に挨拶を行っても、近隣の方から塗料の臭いで洗濯物が干せないといった不満が上がることがあります。
外壁塗装では、このような塗料の臭いや駐車に関する問題、足場を組む際の騒音、工事に関わる人の出入りなど近隣の方の迷惑になることも多いです。
業者の方が近隣の方へ挨拶に行ってくれるとしても、ご自分で一言声をかけておくだけでトラブルを未然に防げる場合もあります。
近隣の方に挨拶に行く際は、周りの家だけではなく、工事の車で迷惑がかかる可能性がある家にも挨拶しておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装のよくある失敗例について解説しました。
外壁塗装は、工事の規模にもよりますが、様々な種類の問題が発生する可能性があります。
しかし、事前に準備をしっかりとしておくことで、ほとんどのトラブルは未然に防げますので、あらかじめ念入りに準備しておくことが重要です。
その他、外壁塗装に関してわからないことなどありましたら、お気軽にご相談ください。
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