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黒川ブログ 第1回 塗料の種類について
2020.1.9
下塗り材
・プライマー
吸い込みのない下地に対して上塗り材の密着を良くする。
(体質顔料無) ※サイディング外壁に適応
・シーラー
吸い込みのある下地に対して吸い込み止めとして使う。
(体質顔料無) 浸透して弱い下地を固めて強固にする。
※サイディング外壁に適応
・フィラー
小さなひび割れ補修や段差をならす。
(体質顔料入)シーラー、プライマーより粘度が高く下地に厚みがつく為、 凸凹を無くし素材の表面を
滑らかにする。
マスチック(多孔質)ローラー等で施工することでパターンを付けることができる。
※モルタル外壁に適応
上塗り材(汎用塗料)
・アクリル
低コストで定期的に塗り替えを楽しみたい方にオススメです。
耐久機能が有効な間は防水機能がありますが、外壁を保護する塗料としてはオススメ出来ません。
耐久性の目安は5~7年。
・ウレタン
一般的によく使われる塗料。価格と機能のバランスが◎。
耐久性が劣るので長期的な外観維持には不向きです。
耐久性の目安は5~7年。
・シリコン
価格と機能のバランスが◎。カラーバリエーションも豊富です。
次の塗り替え時期までの十分な耐久性がなく、建物を守り続けるのに不十分な場合もある。
耐久性の目安は約7~10年。
・フッ素
耐久性を優先する方にオススメです。長期間に渡り、変退色・艶引けがなく、耐久性において最高レベル。
コストが高めで、塗膜が硬いものが多く、ひび割れしやすいので注意が必要です。
耐久性の目安は15年~。
上塗り材(特殊塗料)
断熱塗料
熱の移動を最小限にする布団のような働きをします。
遮熱性能はない為、夏場の温度低下を見込めません。遮熱塗料と併用しなければ効果は低いです。
耐久性の目安は約15年~。
光触媒
耐久性を優先する方にオススメです。長期間に渡り、変退色・艶引けがなく耐久性において最高レベルです。
太陽が当たる事で化学反応が起こり、雨が降る事によって汚れを落とす効果を発揮する。
コストが高めで塗膜が硬いものが多く、ひび割れし易いので注意が必要。太陽光が当たりにくい北面の硬化は低い
耐久性の目安は約15年~。
ピュアアクリル
高耐久性でありながら、防水に必要な高弾性を有している非常に優れた塗料です。
トータルメリットは大きい分、コストが高めです。純度の高い樹脂を使用した水性塗料の為、冬場の施工には工期が掛かります。
耐久性の目安は約15年~。