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外壁塗装で気になる臭い!対処法を徹底解説します。
2019.12.10
「外壁塗装で使用する塗料には、特有の臭いがあると耳にしたが対処法はあるのかな?」
「塗装作業が行われている間に、臭いに関して注意するべきことを教えてほしい。」
「塗料が発する臭いは、健康に影響を与えるのだろうか?」
このように、外壁塗装で用いられる塗料の臭いについて疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
外壁塗装の工事中も家で生活できます。
しかし、住宅の周りに足場が組まれたり、職人が作業していたりして、普段と全く同じ生活をすることは困難でしょう。
外壁塗装は費用もかかり、頻繁に経験することではないのでどのように臭いに対応すれば良いかわからないですよね。
そこで今回は、施工中に気になる塗料の臭いの対処法について解説します。
□塗料の臭いの対処法
*換気を行う
塗装の作業が行われる日は外出するのも1つの手ですが、数日にかけて塗装は行われるためずっと家を空けることは難しいでしょう。
そこで、家にいる間は換気を行うようにしましょう。
具体的な方法として、塗装を行っている反対側にある窓を開けて空気を入れ替えます。
開けている窓に向かって、扇風機やサーキュレータで風を送ることでより効果的に換気が行えるでしょう。
室内に漂ってくる臭いを追い出すようなイメージで換気を行うことをおすすめします。
ただし、塗装している場所に近い窓や換気扇を使うことは逆効果のため、注意が必要です。
また、外気が入りやすい通気口がある場合、室内に臭いが流れ込みやすくなるため対策を取る必要があります。
通気口を塞ぐなどの工夫をしてもらえるように業者に頼んでみると良いでしょう。
*マスクを着用する
室内にいる際はマスクをつけることも効果的です。
マスクは大型の生活雑貨を取り扱っているお店やドラックストアなどで購入しましょう。
1000~5000円ほどで、有機溶剤系の防毒マスクが販売されているはずです。
また、お店に行かなくてもインターネットからでも購入できます。
大きなマスクを使用したくない方には、活性炭入りの不織布マスクがおすすめです。
活性炭はシンナー中毒者の対応にも使用されるため、普通のマスクに比べて効果が高いでしょう。
*洗濯物を干さない
塗料の乾燥時間は、メーカーによって決められています。
その時間がきっちりと守ることで、はじめて塗料本来の効果が発揮されます。
外壁塗装の質を高めるためには、乾燥の時間がとても重要です。
そのため、塗装の段階では天気の良い日に作業が行われることが多いです。
天気が良いと外に洗濯物を干したくなるでしょう。
しかし、臭いが服に移る可能性が高いため、外に洗濯物を干すことは避けましょう。
コインランドリーを利用したり、室内干しを行ったりすることで対応しましょう。
*水性塗料を使用する
臭いに対して対策を行うのではなく、そもそも臭いが発生するものを変えてしまう方法です。
既に外壁塗装が始まっている場合は、塗料を変更することは困難ですが臭いの回避方法としては有効でしょう。
外壁塗装では、水性塗料で対応できる場合がほとんどです。
水性塗料は、油性塗料に比べて臭いが弱い傾向があるので、塗装中の臭いをできる限り弱めたい方におすすめです。
しかし、耐久性を重視するとなると水性塗料は油性塗料に劣っています。
よく効く薬は苦いのと同様に、性能が高い油性の塗料には強い臭いがあります。
臭いを抑えることを重視するか、性能が良いことを重視するかを慎重に考えて塗料を選びましょう。
□塗料の臭いの特徴
*室内に臭いが入る
外壁を塗装しているだけだから、窓を開けなければ家の中に臭いが入ってくることはないとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、塗料の臭いは窓を閉め切っていても入ってきます。
なぜなら、住宅にはどこかしら、空気が出入りする通気口があるからです。
室外機なども屋外と室内をつなげているため、空気の侵入経路になるでしょう。
*1階に臭いが溜まる
気体になったシンナーは他の空気より重たい特徴があります。
そのため、気体になったシンナーを含む空気も重く、低い位置に溜まる傾向があります。
室内に入ってしまった臭いは、2階よりも1階の方が強く感じるでしょう。
キッチンやリビングなどの長時間いる空間は、1階に設置されている場合が多いため臭いが気になる可能性が高いでしょう。
1階にペットのゲージを設置している方は、注意が必要です。
ペットは人間よりもはるかに低い位置で呼吸をしているため、影響を受けやすいでしょう。
そのため、外壁塗装が行われている間は、2階にゲージを移動させるなどの対策を行うことをおすすめします。
また、壁の外側でも低い位置にシンナーを含んだ空気が充満しているため、2階の方が澄んだ空気との換気が行えます。
□塗料の臭いについて
*なぜ臭いが発生するのか
臭いが発生する原因は、塗料に臭いを発する材料が使われていることです。
一般的に、水性塗料に比べて油性塗料の方が臭いが強い傾向があります。
油性塗料には、溶剤としてシンナーが使用されています。
具体的には、イソプロピルアルコール、ブタノール、メタノール、キシレンなどです。
シンナーは刺激臭を引き起こすため、塗料にも臭いが発生します。
水溶性の塗料は、油性のものに比べて臭いが弱い傾向がありますが、少しは臭いが発生します。
なぜならば、塗料を安定させるために揮発系有機化合物という材料が含まれているからです。
略してVOCと呼ばれることもあります。
VOCは接着剤や洗剤、ガソリン、印刷インキなどにも含まれています。
水溶性の臭いの原因はVOCでしょう。
*人体への影響はあるのか
強い臭いがあると、人体に影響があるのか気になる方も多いでしょう。
結果から申し上げると、人体への影響がないとは言い切れません。
近年では、塗料の改良によって、環境にも人体にも優しい塗料が増えてきています。
しかし、影響が全くなくなったわけではないため、対策が必要です。
塗装の作業が行われるときに出る可能性のある症状として、次のようなものが挙げられます。
・軽度の吐き気
・めまい
・睡眠障害
・目、口、鼻などの粘膜の不快感
個人差もありますが、長時間臭いを嗅ぐことで症状が現れる可能性があります。
大人も症状が出るなど影響を受けるかもしれませんが、子供の方が強く影響を受ける傾向があります。
特に赤ちゃんへの影響には注意すべきです。
赤ちゃんは、マニュキュアに含まれる有機溶剤でも悪影響を受けます。
そのため塗料に含まれるシンナーなども赤ちゃんの健康に強い影響を与えてしまいます。
小さな赤ちゃんがいらっしゃる場合は、外壁塗装は控えた方が良いでしょう。
□まとめ
今回は、施工中に気になる塗料の臭いの対処法について解説しました。
塗装が行われている間は、この記事で紹介したことを参考にしてみてください。
当社は、一般の住宅だけではなくビルやマンションの外壁塗装も行っております。
施工実績累計も600件を超え、塗装の質にも自信があります。
また、外観をきれいに仕上げることはもちろん補修や雨漏り対策など下地の処理も得意としています。
住宅を良い状態で維持するためには、下地の処理もとても重要です。
見た目を変えるだけでなく、外壁塗装のメンテナンスもしっかりしたいとお考えの方にぴったりでしょう。
西宮市・尼崎市・伊丹市で外壁塗装を検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
西宮市・尼崎市・伊丹市の外壁塗装&雨漏り修理ならDOOR
https://www.paint-door.jp