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外壁塗装の色はどう選ぶ?失敗しない選び方を解説します!
2019.10.29
「外壁を塗りなおしたいけれど、どのような色にすべき?」
「塗りなおす際の注意点やポイントを教えてほしい!」
そろそろ外壁を塗りなおそうかと検討している方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今までと同じ色を重ねたいと思っている、今回は色を変えてみたいと思っている、などお客様の気持ちは様々でしょう。
そこで今回は、外壁塗装における色の選び方を、失敗例も踏まえてご紹介いたします。
□色の前に押さえておくべき塗料の種類について
*アクリル系塗料
軽量で、色をはっきり見せる特徴があります。
コストは低めですが、耐用年数が短いため、早めの塗り直しが必要になります。
*ウレタン系塗料
アクリル系塗料に比べて、防水性と耐水性に優れた塗料です。
比較的安価な上、密着性もあるため、戸建て住宅を中心に幅広く使用されています。
*シリコン系塗料
ウレタン系塗料に比べて、耐久性や耐候性、仕上がりの良さの点で優れています。
弾性にも優れているため、外壁のひび割れに対しても防水性を発揮します。
耐用年数が長いことも特徴で、最近では良く使用されています。
*フッ素系塗料
耐久性、耐候性、撥水性に優れています。
ただし、高価かつ汚れやすいという欠点があります。
それらの特徴のため、一般住宅での使用はあまり普及していません。
*なぜ色の前に種類を知るべき?
色も大切ですが、塗料の種類は機能面を決める重要な要素です。
例えば、最も安価なアクリル系塗料で好きな色の塗装を行ったとします。
しかし、アクリル系塗料は耐用年数が短いため、短期間で塗り直しが必要です。
そのため、費用が余計にかかってしまった、という事態が起こり得るのです。
今回は色を中心にご説明いたしますが、色だけでなく、機能面も考慮して塗料を選ぶようにしましょう。
□見栄えする外壁の色とは?
*シンプルな色を選ぶ
・ベージュ
人気が高い色の一つです。
周囲の環境にも馴染みが良く、失敗に感じる可能性が低い特徴があります。
またレンガを組み合わせたり、白い外壁の部分をつけたりすれば、アクセントが付きます。
・グレー
落ち着きのある雰囲気を演出します。
さらに、重厚感を持たせたい際にもおすすめの色です。
・イエロー
逆に明るいイメージを出したい場合におすすめの色です。
全体が明るくなり、人気の配色です。
ベージュ同様、レンガを組み合わせるとさらにデザイン性が増します。
*色を組み合わせる
・ベージュ×ブラウン
同系の色のため、違和感なく仕上がります。
1階部分と2階部分で配色を変えてもいいですし、縦で配色を分けても良いでしょう。
・ベージュ×イエロー
どちらも人気の配色です。
暖色系で明るめの色は馴染みが良く、フレッシュな印象になります。
・アイボリー×グレー
上2つでご紹介した明るい印象の2パターンから一転、落ち着きある印象を与えます。
寒色系で落ち着きを出し、アイボリーでさらに引き締まった雰囲気を演出します。
□外壁の失敗例
*周囲の環境との調和がとれていない
一言で言うと、「悪目立ちしてしまう」ということです。
落ち着いた雰囲気の建物が並ぶ住宅街に、一軒だけ鮮やかな色の家が建っていると、周囲から浮いた印象を与えてしまいます。
「あの家の人」などと家の特徴で周囲の人から呼ばれてしまい、「変わった人が住んでいるのでは?」と先入観を持たれかねません。
京都や奈良では、古都の雰囲気を崩さないための景観法が制定されていたりもします。
住もうとしている地域の景観法や、周囲の雰囲気を確認してから外壁の色を決めるようにしましょう。
*太陽光では違う色に感じる
色のサンプルを使って選んだのに、実際建てると色のイメージが違う、ということが生じるかもしれません。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
これは、どのような光の下で見ているかが原因です。
実は、蛍光灯と太陽光では、色の見え方が異なります。
商品サンプルは室内で見ることが多いでしょう。
しかし実際の建物は太陽光の下で見るため、違った色に見えてしまうのです。
サンプルを見る際は、太陽光に充てて、映り具合を確認するようにしましょう。
*イメージの色と実際の色が違った
同じ色でも、面積の大小によって色の見え方が違って見えます。
これを、面積効果と呼びます。
面積効果では、小さい面積では暗く見え、大きな面積だと明るく感じられます。
色を選ぶ段階では小さい面積での決定のため、実際の大きさにすると明度と彩度が高くなったと感じやすいのです。
業者との相談の上決定すべきですが、面積効果を考慮した少し濃い色を選ぶと良いでしょう。
濃い目の色を選んでおくことで広い面積に塗った時に明度と彩度が上がったように見え、イメージの色に近づくのです。
□外壁塗装を成功させるコツ
*彩度や明るさは控えめに
こだわった配色にしたいと思い、鮮やかな色を使いたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、シンプルで落ち着いた色を選ぶようにしましょう。
周りとの調和が図れるだけでなく、浮いてしまうことの回避になります。
ポイントとしては、自然の色より抑える、ということです。
植物の緑色より濃くて明るい緑の外壁だと周囲から浮いてしまうでしょう。
環境にある色以上に目立たない工夫をしましょう。
*サッシやドアも考慮する
サッシ枠や玄関は塗装されません。
つまりこれらの色は変えられません。
サッシやドアの色とマッチする色を選ぶことが大切でしょう。
窓やドアの形、ドアのイメージからも外壁の雰囲気を統一するヒントになるかもしれません。
*建物の凹凸を利用する
全て同じ色に塗るのもいいですが、もう少しアクセントがほしいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、どこにどうやってアクセントをつければおしゃれになるのか難しいですよね。
そのような場合は、建物の凹凸を利用する方法があります。
建物のベースとなる色を決め、窓やベランダなどのでっぱり部分のみ色を変えます。
例えば、建物全体はベージュに統一し、でっぱり部分のみ茶色の配色を行います。
外観に強弱が生まれ、おしゃれな見た目になります。
*近隣の家や街並みを見て回ってから選ぶ
もし、家を建てる予定の場所に足を運べるなら、周囲の家の色を確認しましょう。
どの家を確認するかというと、両隣の家と、道路の向かい側にある3軒の計5軒です。
自分の家を塗った時、これら5軒と調和のとれた色になるようにするのが大切です。
この作業を怠り、周囲から浮いてしまう外観にしてしまった場合、先ほどお伝えした失敗が生じかねません。
もし実際にその地域に行くのが難しい場合は、グーグルマップを使って周囲の家の雰囲気を画像で確認すると安心でしょう。
*大きめのカラーサンプルで見る
面積効果の影響を最小限にする必要があります。
そのためには、大きめのカラーサンプルで色を確認できないか相談してみましょう。
また、ご自宅の壁に実際にサンプルを当ててみることでさらにイメージを具体化させることに繋がります。
ご自宅の壁に合わせてみることは、光の点でも有効です。
ご自宅に差し込む光の程度で、塗料がどのように見えるのかを確認するようにしましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装をする際の色の選び方についてご紹介しました。
シンプルで親しみやすい色にすることや、周囲の環境に配慮することをご理解いただけたでしょうか。
また、イメージ通りの色にするために面積効果や太陽光での発色を考慮することが大切ですね。
これらの点を押さえて、ぜひお客様のイメージ通りの外壁を完成させてください。
また当社では、外壁塗装や屋根塗装の注文を承っております。
分からないことや不安なこともあるかと思いますが、当社の専門家がお客様に対して最適なプランをご提案いたします。
ぜひ外装工事をお考えのお客様は、当社までお問い合わせください。
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