カテゴリ一覧
外壁塗装を考えている人必見!サイディングの種類や最適な塗料とは
2019.9.10
「そろそろ家の外壁を塗りなおしたい。」
「サイディング外壁について詳しく知りたい。」
家の外壁を塗りなおそうか、と考えている人も多いのではないでしょうか。
塗装工事は、家の外観を決めるので慎重に選びたいですよね。
現在、家の外壁の主流となっているのは「サイディング」というものです。
では、サイディングに適した塗料とはどのようなものなのでしょうか。
それは外壁の種類によって異なります。
そこで今回は、外壁塗装の専門家がサイディングに適した塗料についてご説明します。
□サイディングとは?種類を知ろう!
*モルタルとの違いは?
水・砂・セメントを混ぜ合わせた「モルタル材」を壁全体に塗るのが、モルタルです。
一方、パネル状のボードを外壁に貼っていくのが「サイディング」です。
従来はモルタルが主流でしたが、現在では耐久性に優れたサイディングが主流になっています。
*窯業系
住宅外装シェア70%を占めるのが「窯業系サイディング」です。
セメント質原料または繊維質原料から作られています。
これらの原料を形成し、窯で高熱処理したのち養生・硬化させて作ります。
レンガ模様に形成されたものやタイル模様、木目模様のものなどがあります。
*木質系
天然木などを炭化処理したのち、表面に塗装を施したものです。
デザイン性に優れており、建物のアクセントとして使われています。
*樹脂系
塩化ビニル樹脂製の外装材です。
耐久性や耐候性に優れているとして、北海道や東北などの寒冷地を中心に普及しています。
*金属系
成型された金属板と裏打材で構成されています。
スチール系、アルミ系、ステンレス系の3種類が存在しますが、スチール系とアルミ系が一般的です。
□どんな症状が出たら劣化の合図?壁の傷み具合とは?
劣化症状はどのようなものなのでしょうか。
以下のような症状が見られたら、塗装を依頼する必要があります。
*色褪せ
外壁は紫外線や雨風にさらされます。
これらによって壁の色が薄くなっていきます。
*塗装の剥がれ
塗装の耐久性がなくなると、塗装が剥がれていきます。
外壁塗料の種類によって耐久性が異なります。
*チョーキング
塗料が形状を保てなくなり、塗料内部に含まれる顔料が粉状となる現象です。
壁を触った時に、粉状のものが手につくのが特徴です。
年月が経つと共に生じます。
*カビ・藻・コケ
日当たりの悪い場所などは、カビや藻、コケが発生しやすいです。
外壁全体にこれらが発生していると、塗装の効果がなくなってしまいます。
□壁によってメンテナンス周期が異なる!
サイディングの種類によって、メンテナンス周期が異なります。
日の当たり具合や雨風のさらされ具合で年数は変化しますが、参考に覚えておくと良いでしょう。
*窯業系
7~10年です。
窯業系サイディング自体の寿命は30~40年ですが、表面の塗装には劣化が生じます。
表面部分に劣化が見られたら、メンテナンスを検討しましょう。
*木質系
10年前後と言われています。
木目を生かした塗装が施されている場合も多く、劣化している箇所を塗装で隠せない場合もあります。
早めにメンテナンスを行うように心がけましょう。
*樹脂系
表面塗装ではなく、顔料が練りこまれているのが特徴です。
そのため再塗装が不要となります。
ただし紫外線に弱いため、紫外線を遮るための塗装が必要になる場合もあります。
*金属系
10~15年が目安です。
水の浸み込みやひび割れの心配がなく、周期は少し長めになっています。
しかし、金属特有でさびやすいという特徴があります。
さびが見られたら、塗装を行う必要があるでしょう。
□壁に適した塗料とは?
壁の種類や傷みの種類、メンテナンス周期についてご理解いただけたでしょうか。
ご自身の家の外壁はどの種類で、どのような痛みが現れているのか把握していただけたと思います。
そこでここでは、サイディングに適した塗料をご紹介します。
*選んではいけない弾性塗料
伸縮性のある弾性塗料は使用を控えましょう。
サイディングには「太陽熱で高温になる」「劣化すると吸水性が増す」という特徴があります。
弾性塗料を使ってしまうと、劣化したサイディングに含まれた水分が熱で蒸発し、塗装を押し上げてしまいます。
塗装が押し上げられると、剥がれたり膨らんでしまったりする原因になります。
*意匠性の高い壁にはクリヤー塗装!
窯業系サイディングには、デザインにこだわった外壁の家も多いでしょう。
せっかくのおしゃれな外壁を、色で塗りつぶしたくないですよね。
そのような人には「クリヤー塗装」がおすすめです。
クリヤー塗装とは、透明の塗料のことで、サイディングの柄をそのまま残せます。
*金属系の壁には?
先ほど、金属系はさびやすいことをご紹介しました。
そのため、金属系サイディングには「防錆塗料」がおすすめです。
特に下塗り塗料で防錆力のある塗料を使用するようにしましょう。
*色を新しくしたい、新たな機能を付け加えたい!
外壁塗装で外装を一新したい人は、どのような塗料を選ぶべきなのでしょうか。
それは、その人の好みや要望によって異なります。
遮熱効果や防錆効果など、特殊な効果を持つ塗料は多く存在します。
また、塗料の種類によって耐久年数に違いがあります。
加えて、人それぞれで塗装に掛けられる費用も異なるでしょう。
そのため、どの塗料がいい!とは一概に言えないのです。
□塗料の種類と費用は?
最後に、塗料の種類と費用について簡単にご紹介します。
ある程度の塗料の種類と特徴を把握して、業者との相談をスムーズに進めましょう。
*塗料の主な種類は?
アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素系塗料の4種類が基本の塗料です。
この順に品質が高くなっていきます。
しかしアクリル樹脂塗料は耐久性が最も低いため、滅多に使われません。
シリコン樹脂塗料が住宅塗装には一般的に使われます。
これら4種類の塗料をベースに、防錆効果や弾性効果などの効果が追加されていきます。
*塗料の耐年数や値段は?
・アクリル樹脂塗料
耐年数は5~7年、値段は1400~1600円です。
安いですが耐年数が低く、頻繁に塗り替える必要があります。
・ウレタン樹脂塗料
耐年数は8~10年、値段は1700~2200円です。
ベランダの防水工事などに使われます。
・シリコン樹脂塗料
耐年数は10~15年、値段は2300~3000円です。
よく使用されています。
・フッ素樹脂塗料
耐年数は12~15年、値段は3800~4800円です。
比較的大きな家で使われます。
ただし、これらの値段はあくまで参考にすぎません。
追加機能がついている塗料は、値段がその分高額になります。
安さだけを重視せず、自分の家の外壁に適した塗料を選ぶようにしましょう。
*業者に相談してみよう!
外壁塗装を検討している人は、一度業者の人に相談してみましょう。
リフォーム実績の多い優良業者なら、関連した多くの情報を教えてもらえます。
要望に合った塗料を紹介してくれるでしょう。
また、価格の相場を把握して、業者を比較してみるのも良いでしょう。
見積もりを行っている業者がほとんどです。
□まとめ
今回は、サイディング外壁と、適した塗料についてご紹介しました。
自分の家の外壁に合った塗料をしっかり選ぶことが重要だとご理解いただけたでしょうか。
当社では、西宮・尼崎市を中心に外壁塗装や屋根塗装を受け付けています。
お客様と相談を行ったうえで見積もりを行い、要望に合った最適なプランをご提示いたします。
また、塗装に関するテクニックもお任せください。
外壁塗装をお考えの方はぜひ一度、当社までお問い合わせください。
==================
西宮市・尼崎市・伊丹市の外壁塗装&雨漏り修理ならDOOR
==================