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外壁塗装にかかる日数はどのくらい?目安と工程別期間、注意点を解説
2024.12.7
家の顔ともいえる外壁。
年月が経つにつれて、色あせやひび割れなど、さまざまな劣化が目立ちはじめませんか。
そんな外壁の劣化を防ぎ、美しく保つためには、定期的な塗装が欠かせません。
しかし、外壁塗装は、家の規模や状態、使用する塗料によって、かかる日数が大きく変わります。
この記事では、外壁塗装にかかる日数について、具体的な目安や工程別の期間、そして注意すべき点を解説していきます。
これから外壁塗装を検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装にかかる日数の目安
外壁塗装にかかる日数は、住宅の大きさや外壁の状態、塗装する範囲によって大きく異なります。
一般的に、30坪程度の2階建て住宅の場合、外壁塗装のみであれば約7〜10日前後、外壁と屋根の塗装を同時に行う場合は約10〜14日ほどかかることが多いです。
しかし、これはあくまで目安であり、実際の工期は、使用する塗料の種類や、外壁の劣化状況、天候などによって左右されます。
1: 住宅の大きさ
住宅が大きくなればなるほど、塗装面積が増加し、下地処理や塗装作業に時間がかかります。
そのため、50坪以上の住宅の場合、2〜3週間程度は施工期間として見積もっておく必要があるでしょう。
2: 外壁の状態
外壁の状態が悪い場合は、下地処理に時間がかかります。
例えば、ひび割れや剥がれがひどい場合は、補修作業が必要となり、工期が延びる可能性があります。
3: 塗装する範囲
外壁だけでなく、屋根や雨どい、窓枠なども塗装する場合は、さらに時間がかかります。
塗装範囲が広いほど、作業時間も長くなるので、事前に業者に確認しておきましょう。
4: 塗料の種類
使用する塗料の種類によっても、乾燥時間が異なります。
速乾性の塗料であれば、工期が短縮されますが、乾燥時間が長い塗料を使用する場合は、工期が延びる可能性があります。
外壁塗装の工程と期間
外壁塗装は、大きく7つの工程に分かれており、それぞれの工程にかかる日数は、作業内容や天候によって異なります。
以下に、それぞれの工程と一般的な期間を解説します。
1: 近隣への挨拶
外壁塗装工事は、塗料の臭いや足場設置など、近隣住民の方にどうしても迷惑をかけてしまう場合があります。
そのため、工事開始前に、必ず近隣の方々に挨拶回りを行うことが大切です。
最近では、塗装業者側が代わりに挨拶してくれる場合も多いですが、地域によっては、直接ご挨拶するのが礼儀正しい場合もあります。
挨拶の際には、工事期間や作業時間、騒音や粉塵対策などの説明を丁寧に行い、近隣住民の方々の理解と協力を得ることが重要です。
2: 仮設足場設置
足場の設置は、外壁塗装を安全かつ効率的に行うために不可欠です。
足場は、通常は1日で設置できますが、専門業者に依頼する場合や、複雑な構造の住宅の場合、2日かかることもあります。
また、飛散防止シートを張る作業も同時に行われます。
3: 高圧洗浄
塗装前に、外壁に付着した汚れやホコリ、カビ、コケなどを高圧洗浄水で洗い落とします。
汚れがひどい場合は、薬剤を使った洗浄を行う場合もあります。
高圧洗浄は、基本的に1日で完了しますが、乾燥に1〜2日かかるため、合計で2〜3日ほど要する場合があります。
天候が良く乾燥しやすい場合は、24時間以内に乾燥することもあります。
ただし、汚れがひどい場合や、外壁の形が複雑な場合は、手作業での洗浄が必要となる場合があり、さらに時間がかかることもあります。
4: 下地処理
下地処理は、塗装前の下準備として、外壁の表面を平滑にし、塗料の密着性を高めるための重要な工程です。
古い塗膜の剥離やひび割れなどの補修、シーリングの打ち替えや打ち増し、パテ埋めなどをします。
劣化がひどくない場合は、1日で作業が完了しますが、外壁の劣化がひどい場合は、複数の作業が必要となり、数日かかることもあります。
この工程では、外壁の劣化状況を的確に把握し、適切な処理をすることが、塗装の耐久性を左右するため、熟練した職人の技術が必要となります。
5: 塗装作業
いよいよ塗装作業です。
下地処理が完了したら、いよいよ塗装作業に入ります。
塗装作業は、通常は1〜2日で完了しますが、使用する塗料の種類や、塗装する範囲によって、日数は異なります。
また、天候にも大きく左右されます。
雨天や強風時は、塗装作業が中止となるため、工期が延びてしまうことがあります。
6: 点検
塗装作業が完了したら、仕上がりを丁寧にチェックします。
塗料のムラや剥がれ、ひび割れなどがないか、入念に点検をします。
問題があれば、その場で修正をします。
7: 片付け
全ての作業が完了したら、足場を撤去し、周辺を清掃します。
足場の撤去は、通常は1日で完了します。
最後に、近隣住民の方々に、ご迷惑をおかけしたお詫びと感謝の気持ちを伝えて、工事完了となります。
外壁塗装の期間が延びる原因
外壁塗装は、天候の影響を受けやすく、予定通りに工事が完了しない場合も少なくありません。
雨天や強風だけでなく、季節による日照時間の変化や建物の傷みの程度、使用する塗料の種類によっても、工期は延びる可能性があります。
以下に、外壁塗装の期間が延びる主な原因を詳しく解説します。
1: 天候の影響
外壁塗装は、雨天や強風時には、作業が困難または不可能となります。
雨天時には、塗料が乾かず、密着性が低下したり、流れ落ちてしまう可能性があります。
強風時には、塗料が飛散したり、足場が倒壊する危険性があるため、安全を考慮して作業を中止する必要があります。
そのため、天候に左右されやすい外壁塗装では、余裕を持ったスケジュールを立てておくことが大切です。
2: 季節による日照時間の変化
日照時間が短い冬場は、夏場よりも塗料の乾燥時間が長くなります。
そのため、冬場は夏場と比べて1〜2日ほど作業期間が長くなる傾向があります。
また、気温が低い冬場は、塗料の硬化が遅くなるため、塗装の仕上がりに影響が出る可能性もあります。
冬場に外壁塗装をする場合は、これらの点を考慮し、適切な塗料を選定し、十分な乾燥時間を確保することが重要です。
3: 建物の傷みの程度
築年数が長く、外壁の劣化が激しい場合は、補修作業に時間がかかります。
ひび割れや剥がれなどがひどい場合は、補修材を塗布したり、モルタルを補修したりする必要があり、工期が延びる可能性があります。
外壁の傷みがひどい場合は、事前に業者に相談し、適切な補修方法や工期について確認しておきましょう。
4: 塗料の種類
塗料の種類によっても、乾燥時間が異なります。
速乾性の塗料であれば、工期が短縮されますが、乾燥時間が長い塗料を使用する場合は、工期が延びる可能性があります。
また、塗料の種類によっては、重ね塗りが必要な場合があり、その場合も工期が延びます。
使用する塗料の種類によって、乾燥時間や重ね塗りの必要性を事前に確認しておきましょう。
外壁塗装の施工期間に関する注意点
外壁塗装工事中は、生活に支障が出る場合もあります。
例えば、足場が設置されることで、洗濯物を外に干せなくなったり、車の移動が必要になったりするなど、生活空間は制限される可能性があります。
事前に業者に相談し、これらの問題を解決するための対策を検討しておきましょう。
1: 生活空間への影響
外壁塗装工事中は、足場が設置されるため、洗濯物を外に干せなくなる、車の移動が必要になる、窓が開けられないなど、生活空間への影響は避けられません。
特に、洗濯物は室内で干す必要があるため、事前に室内干しスペースを確保しておく必要があります。
また、車の移動が必要な場合は、事前に駐車場の確保や、近隣の駐車場との契約などを検討しておく必要があります。
2: 騒音や粉塵への対策
外壁塗装工事中は、高圧洗浄や塗装作業による騒音や粉塵が発生します。
騒音は、近隣住民の方々に迷惑をかける可能性があるため、作業時間や作業内容について、事前に近隣住民の方々に説明し、理解を得ることが重要です。
また、粉塵は、周辺の環境を汚染する可能性があるため、飛散防止シートの設置など、適切な対策を講じる必要があります。
粉塵対策としては、飛散防止ネットの設置や、周辺の植栽への養生などがあります。
3: 工事期間中の生活
外壁塗装工事中は、生活空間が制限されるため、事前に生活の計画を立てておくことが大切です。
外壁塗装の施工期間は、住宅の規模や状態、使用する塗料の種類、天候などによって大きく異なります。
事前に業者に相談し、詳細な工期や費用、注意点などを確認しておくことが大切です。
外壁塗装は、家の耐久性を高め、美観を維持するためにも重要なメンテナンスです。
適切な計画を立て、安心して外壁塗装工事を進めていきましょう。
まとめ
この記事では、外壁塗装にかかる日数の目安や工程別の期間、そして注意すべき点を解説しました。
外壁塗装は、住宅の大きさや外壁の状態、使用する塗料の種類、天候などによって、かかる日数が大きく変わります。
そのため、事前に業者に相談し、詳細な工期や費用、注意点などを確認しておくことが大切です。
外壁塗装は、家の耐久性を高め、美観を維持するためにも重要なメンテナンスです。
この記事を参考に、適切な計画を立て、安心して外壁塗装工事を進めていきましょう。
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