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外壁塗装や外壁修理を業者に依頼すると費用の相場はどのくらい?
2019.6.1
家は、新築してからある程度の年数が経過すると、外壁の塗装や修理が必要になります。
しかし、外壁の塗装や修理を業者に依頼するには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
■外壁塗装や修理の必要性
外壁は、家を雨風から守るための大切なものです。
もし外壁が壊れたり、ひびや亀裂が入って外壁から家の中に雨水が侵入したりすると、家を土台から弱らせることになります。
そうなると大掛かりなリフォームが必要になることもあり、補修に多額の費用がかかります。
そのため、外壁の状況はこまめにチェックして、異常があれば早めに手当てをしなければなりません。
また、ひとつの目安として、新築から10年くらいたったら外壁の補修や塗り替えが必要な時期と考えて、チェックしてみるといいでしょう。
■外壁塗装の費用
外壁塗装を業者に依頼すると、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
外壁塗装は、そう何度もするものではないため、相場が分からない方も多いでしょう。
外壁塗装の相場は、普通の2階建て住宅で約80万円~150万円くらいと言われています。
ただし、これはあくまでも標準的な料金ですから、業者によっても違いますし、塗料の種類や外壁の劣化の程度によっても変わります。
外壁塗装の料金は、塗料代、人件費、足場代の合計で決まります。
このうち、塗料代と人件費は外壁の大きさによって変わります。
塗料にはアクリルやウレタン、シリコン、ピュアアクリル、フッ素、無機などがあります。アクリルは1缶あたり5,000円~15,000円くらいですが、塗ってから3~5年で塗り替えが必要になります。
ウレタンは5年~7年くらい持ちますが、値段は5,000円~20,000円くらいです。
シリコンは約7年~10年くらい持ち、値段は15,000円~40,000円くらいとなります。
また、ピュアアクリルは15年持ち、値段は50,000円~70,000円、フッ素も15年持ち40,000円~100,000円、無機も15年持って50,000円~120,000円くらいです。
足場代は外壁の大きさによって変わるだけでなく、足場が組みやすいかどうかも料金にかかってきます。
ちなみに、外壁塗装に加えてサッシのコーキング工事、外壁塗装、屋根塗装、ベランダ防水工事も一緒に行うケースが多いようです。
これだけを同時に行いますと、費用は100万円~300万円くらいとなります。
■外壁にひび割れが起こる理由
外壁に入るひびには、紫外線や風雨により表面の塗装が劣化して入るものと、外壁材が雨水を吸って膨張や乾燥を繰り返してできるひび、コーキング材の劣化が原因で起こるひびなどがあります。
ちなみに、外壁塗装は晴れの日に、いつでもできるわけではありません。
湿度が高かったり気温が5度以下だったりすると、塗料の乾きが悪いので塗装には向きません。
また、真夏の暑い日は、塗料が固くなる傾向があります。
このように、あまり条件がよくない状況で塗装すると、劣化が早まる可能性があります。
外壁は新築から10年前後が塗り替えの目安ですが、新築時と外壁の色がかなり違ってきたら、塗り替え時期と考えたほうがいいでしょう。
最近はアクリル塗装が多いため、5年~7年で塗り替え時期となるケースも増えています。また、外壁に触って手に塗料の粉がついたり、濡らしたときに水をはじかなくなったりすると、塗料の効果がなくなってきた証拠です。
こうなると外壁が雨水の侵入を防げないので、早めに塗り替えたほうがいいでしょう。
■雨漏りは屋根からとは限らない
雨漏りは屋根からするものと、誰もが思うでしょう。
しかし、雨漏りの中には、外壁から伝わってくるものもあります。
屋根に異常がないのに雨漏りする場合は、外壁の劣化診断や散水試験などを行ってみるといいでしょう。
診断の結果、外壁の塗り替えが必要になると、塗料を塗る前に外壁を水洗いしなければなりません。
これは、外壁にほこりや汚れが付着しているため、しっかり除去しないと塗料のつき具合が悪くなるためです。
■防水塗装のメリット
塗料にはさまざまな種類があり、防水性にすぐれた塗料もあります。
外壁を長く保護するには、塗料自体が長持ちするものでなくてはなりません。
しかも、ただ長持ちするだけではなく、雨水を防ぐには外壁にひびが入っても、中まで水を浸入させない塗料が必要です。
では、長持ちする上に防水性にもすぐれた塗料というのは、あるのでしょうか。ピュアアクリル塗料のEC-5000PCMは、防水性が高く長持ちする塗料です。
EC-5000PCMは、紫外線の多いオーストラリアで誕生しました。
10か国を超える国に輸出されていますが、日本に輸出される分は特別に日本の風土に合わせて調合されたものです。
EC-5000PCMには、ピュアアクリルという特別な樹脂を使用しています。
アクリルは耐久性が高いため、塗料の原料としても適しています。
分子量が大きく、紫外線に破壊されにくいのが特徴です。
ちなみに、ピュアアクリル樹脂の分子量は、通常のアクリル樹脂の50倍~100倍もの大きさがあります。
このため、通常のアクリル樹脂に比べて結合箇所が圧倒的に少ないので、樹脂破壊ポイントが限られるために耐久性が高いのです。
■驚異の伸縮率600%
EC-5000PCMは、伸縮率600%という驚異的な塗料です。
このため、外壁にひびが入っても、柔軟な塗膜が表面を覆って雨水を侵入させません。
通常の塗料だと、外壁にひびが入ると塗膜も破れるために、そこから雨水が浸入します。
しかし、EC-5000PCMは600%もの伸縮率で塗膜が伸びるため、ひびの表面を覆って保護できるのです。
また、EC-5000PCMには可塑剤を使用していないので、伸縮性を長持ちさせることができます。
通常の塗料は可塑剤を使って弾性を持たせますが、可塑剤は3年~5年で気化してしまうため、その後は弾性を失ってしまうのです。
EC-5000PCMは可塑剤を使用せず、樹脂そのものが弾性を持っているので、長く弾性を維持できるのです。
ちなみに、EC-5000PCMはピュアアクリルに、有機ガラスのポリカーボネート樹脂を配合して耐候性も高めています。
有機ガラスを混合すると、ピュアアクリルの分子の隙間に有機ガラスが入り込み、塗膜が緻密化するため塗装性能が安定します。
ポリカーボネート樹脂は、エンジニアプラスチックとして多くの製品に使用され、風雨や温度変化に強く、衝撃にも耐えられるため、戦闘機コクピットのガラスにも採用されているものです。
■EC-5000PCMの耐候性能
EC-5000PCMの耐用年数は約15年で、フッ素樹脂塗料と同クラスの耐候性があり、塗り替えたあとの光沢が長期間にわたって続きます。
さらに、EC-5000PCMには可塑剤を使用していないため、10年以上たっても塗料内の顔料などが粉状になるチョーキングが起こりにくいのが特徴です。
このため、EC-5000PCMは耐候性が要求される建築物に、使用されることの多い塗料です。
また、EC-5000PCMには高い遮熱効果もあります。
遮熱顔料が含まれているため太陽光を効率よく反射し、さらに塗料に含まれるナノセラミック粒子が吸収した熱までも反射します。
このように、耐久性能と遮熱性能を兼ね備えた塗料はあまりありません。
そのため、最近では遮熱性能に着目した使われ方も多くなっています。
たとえば、EC-5000PCMをサイディングに使用すると、高い遮熱効果が期待できます。
サイディングは熱伝導率がモルタルの9分の1しかないため、一旦温度が上がってしまうと表面温度が高いままになります。
一方、一般的な建築材であるモルタルは熱伝導率が高いため、表面温度が上昇しても熱が逃げやすいので意外に快適なのです。
このため、サイディングの場合はなるべくEC-5000PCMを使って、表面温度を下げることをおすすめします。
さらに、EC-5000PCMは一度塗ると、塗り替え時には上塗りのみで済むというメリットがあります。
上塗りだけということは、通常の塗装のように下地処理を行ったり、前の塗料を剥がしたりする手間が必要ないので、工事費用が大幅に安くなります。
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