家の外壁の張り替えをするのは、いつ頃がいいのでしょうか。
慣れない人にとって、張り替えの時期はなかなかわからないものです。
ここでは、外壁の張り替えの時期について見ていくことにします。

 

■外壁の張り替え

外壁の張り替え時期は一般の人にはわかりづらいものですが、張り替えるべきタイミングがあります。

外壁の寿命は、外壁の種類にもよりますが、30年～40年たつと張り替え時期と考えたほうがいいでしょう。

外壁は家の強度にとって、あまり重要ではないと思っている人もいるようですが、そうではありません。
外壁が弱くなると、そこから雨水が侵入して内部を腐食させるため、家全体の強度が失われていきます。
そのため、外壁は柱などと同様に、家の強度を維持するために非常に大切です。

 

■外壁を張り替えるメリット

外壁を張り替えると、単に外壁が新しくなるだけでなく、副次的なメリットもあります。

壁の内部は密閉されて湿気がたまりやすく、カビが生えやすい場所です。
カビが生えるほどに湿気がある状態が長く続くと外壁の寿命を短くするだけでなく、家そのものも維持できなくなってしまいます。
外壁を張り替える際には、一時的に外壁を外して壁の中をむき出しにするため、カビなどの汚れを取ってきれいにすることができます。

さらに、外壁を交換すると、より軽くて丈夫な外壁に取り換えることができます。
30年～40年もたつと、外壁の素材も高機能に進化していますので、これまでよりも機能性のよい外壁に変えられます。
より高機能な外壁に変えることは、それだけで家を強固なものに作り変えることができます。
ただし、外壁の張り替えは費用がかかるため、いつでもできるというわけではありません。
そのため、外壁の張り替え時期のタイミングを見極めることが重要になります。

張り替えの目安となるのは、外壁に以下のような症状が出たときです。

1.ひびや部分的な欠け
2.反りや浮き
3.へこみ
4.腐食

このような状態になっても放置していると、雨水が侵入して家全体が腐食したり強度が失われるおそれがあります。
1.ひびや部分的な欠け

何度か地震があったり、道路沿いの家だと外壁にひびが入ったり、欠けたりする部分が出てきます。
そして放っておくと、雨水がしみ込んで家の構造が腐食する恐れがあります。
そのため、外壁にひびや欠けを見つけたら、なるべく早く張り替えましょう。
2.反りや浮き

外壁に反りや浮きが出たら、張り替え時期です。長い時間雨風や紫外線にさらされると、外壁も形状が変わってきます。
反りや浮きをそのままにしていると、内部に雨水が入ってしまいますから注意が必要です。
3.へこみ
外壁にへこみができるのは、何かが当たった証拠です。
台風や強風などで、飛んできたものがぶつかった可能性もあります。
へこみから雨水が入ったり、内部が衝撃で壊れている可能性もあるため、早めに取り換えたほうがいいでしょう。
4.腐食

外壁が腐食したら、張り替えのサインです。
外壁に金属が使われている場合は、錆びによる腐食もあり得ます。
腐食があると、雨水が侵入している可能性が高いので、内部のカビ取りなどを行う必要もあるでしょう。

 

 

■実際の張り替え

外壁の張り替えは以下の手順で行います。

1.古い外壁の撤去
2.地下材の補修
3.新しい外壁の張り付け
4.シーリング工事

順番に解説しましょう。
1.古い外壁の撤去

まず、古い外壁を取り外します。
外壁を外すと、中にカビが生えている場合が多いので、カビを丹念に取っていきます。
普通のカビも家の大敵ですが、特に白カビが出ると、家全体が弱くなるので要注意です。
2.地下材の補修

カビや劣化があった場合は、地下材も傷んでいる可能性が高いので、補修が必要です。
地下材とは外壁の内側に張ってあるもので、腐食すると家の構造の部分に雨水が入ってしまいます。
そのため、地下材を補修すると、より強固な家にすることができます。
3.新しい外壁の張り付け

左から右、あるいは下から上など、決まった方向に固定しながら張っていきます。
DOORでは、これらの工程をすべて熟練したスタッフが行いますので、安心しておまかせいただけます。
4.シーリング工事

シーリング工事とは、気密性を高めるために、壁材の隙間などに合成樹脂や合成ゴムなどを貼り付けることです。
外壁の1枚1枚の継ぎ目にシーリング材を貼っていくことで、雨水が侵入するのを防ぎます。
さらに、外壁をしっかりつなぎ合わせるため、外壁の強度が増して地震に強い家になります。

 

 

■外壁工事は専門業者へ

外壁工事を慣れない人がやるのはおすすめできません。
なぜなら外壁はしっかり固定して隙間がないようにしないと、雨水が侵入してしまうからです。
雨水が浸入すると家がダメージを受け、後で修理費が高くついたり地震に弱い家になったりしてしまいます。

また、慣れない人にとって地下材の張り替えは難しいでしょう。
しかし地下材を張らないまま工事をしてしまうと建物を傷めてしまいます。
必ず専門業者に依頼するようにしましょう。

 

■信頼できる業者の選び方

外壁の張り替えは、信頼できる業者に依頼しましょう。業者は以下の点をポイントに選ぶと間違いがありません。
1.実績と経験のある業者

しっかりした実績があり、知識と経験を積んだ業者なら、安心して任せることができます。
施工の工程や、使う材料、その材料を使う理由などを質問して、しっかりした回答をもらえる業者なら信頼していいでしょう。
もし回答に納得がいかないなら、別の業者を検討したほうがいいかもしれません。
2.複数の見積もり

外壁材を変えたり施工法を変えたりして、いくつかの見積書を出してもらいましょう。
費用を比較したいと言って出してもらえばいいのですが、ここで渋い顔をする業者は要注意です。
見積もりにはっきりした基準がなく、その場その場で適当な見積もりを作成している可能性があります。
3.工程ごとの写真を送ってもらう

工程ごとの写真を送るよう、業者に依頼しましょう。
現場の写真を撮ることは、どこの業者においても、常識です。
写真は後々証拠となるため、写真を送るのを嫌がる業者は、手抜きをする可能性があります。
つまり写真を依頼主に送ることを快諾しない業者はおすすめできません。
4.複数業者に見積もり

工事を依頼する前に、複数の業者に見積もってもらいましょう。
業者によって費用や条件が違いますから、金額だけを見て判断するのではなく、工事内容に見合った金額かどうかを判断するようにしましょう。

 

■まとめ

外壁は家にとって重要な部分です。
そのため、外壁工事をする時期をしっかり見極めることが大切です。
外壁に傷やへこみができたり、反りや浮きが見られるようになったら、張り替えの時期と見たほうがいいでしょう。

外壁が傷んだまま放置すると、雨水が侵入して、家の強度を保つ構造を腐食させてしまうことがあるので十分注意が必要です。

また、外壁工事を慣れない人が行うと、継ぎ目から雨水が侵入したりして修理費が高くつくことがあるので、必ず専門業者に依頼しましょう。

DOORは、西宮市、尼崎市、伊丹市で外壁塗装、雨漏り補修、屋根塗装を行っている専門業者です。
またプロタイムズという屋根、外壁リフォームを提供する全国組織に加盟しています。
外壁のことなら、何でもDOORにご相談ください。

 

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