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塗料の種類について兵庫の塗装会社が解説
2019.4.17
外壁塗装を初めてお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外壁塗装の塗料について、知らないことも多いですよね。
今回の記事では、外壁塗装の塗料の種類についてご紹介します。
■塗料の選び方
外壁を修理したり塗装し直す際、DOORでは防水塗装をおすすめしています。
防水塗装なら、家を劣化から守り、長持ちさせることができます。
塗料にもいろんな種類がありますが、防水性にすぐれた塗料には家を保護する作用があります。
しかし、そのためには塗料そのものが耐久性のあるものでなければなりません。
さらに、外壁を雨風から守るためには、壁に傷ができたりひび割れができても、水を通さない塗料を選ぶ必要があります。
つまり、外壁の塗装は家の美観のためでもありますが、それと同時に防水性能も兼ね備えていなくてはならないのです。
では、長い年月家の美観を守り、防水性能も併せ持つ塗料とはどんな塗料なのでしょうか。
■EC-5000PCMとは
EC-5000PCMは、プロタイムズがおすすめする外壁用の塗料です。
プロタイムズとは、屋根、外壁リフォームを提供する全国組織です。
122社で構成されており、DOORも加盟しています。
EC-5000PCMは、家を守り長持ちさせるための「伸びる」ピュアアクリル塗料です。
紫外線が日本の3倍以上あるという、過酷な環境のオーストラリアで生まれた塗料で、世界10か国に輸出されています。
ちなみに、日本に輸出される分は、日本の風土に合わせて特別に調合されたもので、DOORでもこれを使用しています。
EC-5000PCMは、木造の日本住宅を100年住める家にするための塗料で、建物を守ることを第一に考えた塗料です。
EC-5000PCMにはアクリルが用いられていますが、アクリルは非常に耐久性があり、飛行機の窓や水族館の大型水槽に用いられている素材です。
さらに、EC-5000PCMに使われているピュアアクリルは、アクリルよりもさらに耐久性が増したものです。
耐久性があるのは分子量が大きいからで、紫外線に破壊されにくくなっています。
ちなみに、ピュアアクリルの分子量は、普通のアクリルの50~100倍もあるといわれています。
EC-5000PCMの優れた特徴はこれだけではありません。
塗った際の伸縮率が600%という、驚きの数字をはじき出しているのです。
そのため、たとえ建物にひびが入っても、塗膜がひびを覆って雨水の侵入を防ぎます。
つまり、通常の塗料だと建物にひびが入ると、塗料の膜も裂けるため雨水が侵入しますが、EC-5000PCMでは驚異の伸縮率で雨水を食い止めることができるのです。
EC-5000PCMは、このピュアアクリルに加えて有機ガラスを混入しているため、さらに耐候性がアップしています。
■フッ素樹脂塗料と同等の耐候性
フッ素樹脂塗料は耐候性があることで知られていますが、EC-5000PCMはそれに匹敵する耐候性があります。
そのため、塗り替え後の光沢をずっと維持できるので、いつまでも外壁がきれいなまま保持できるのが特徴です。
さらに、10年以上経過してもチョーキングが起こらないのも、特筆すべき点でしょう。
チョーキングとは、塗料の中に含まれる固形物質が塗膜の表面に出てくるもので、これがあるために、塗装して年数がたつと表面にボツボツができて外観を損ねるようになります。
しかし、EC-5000PCMを使っていれば、そういった心配もありません。
■他の塗料との比較
外壁用の塗料には、ピュアアクリルのほかにシリコン、フッ素、無機、光触媒などがあります。
シリコンは、耐候年数が7~10年ですが、値段が安いために性能と比べてコストバランスにすぐれています。
フッ素は耐候年数15年以上で、長期間色あせがなく、高級感のある質感が長く維持できるのが特徴です。
無機は耐候年数15年以上で、防汚性があるため表面が汚れにくく、光沢が長持ちしますが、防水性はやや弱い面があります。
光触媒は耐候年数15年以上で、太陽光で汚れを分解し雨水で洗い流せるのが特徴です。
このように、外壁用の塗料にはいろんな種類がありますが、耐候性だけが優れていても、良い塗料とは言えません。
外壁は、建築から長い年月が経過すると、どうしてもひび割れが生じてしまいます。
ひびから雨水が侵入しないように、外壁を守る塗料を使う必要があります。
外壁を雨風から守り、長期間美しい外観を維持するとともに、雨水の侵入を防いで家を長持ちさせるためには、耐候性が高く防水機能にすぐれた塗料を使わなければなりません。
■すぐれた性能を実証
EC-5000PCMは、JIS企画の各種試験に合格した外壁用塗料です。
促進耐候性試験(スーパーUV)で600時間をクリアしています。
これは、EC-5000PCMが15年以上の耐用年数と、同等の性能を持っていることの証明です。
また、「JIS A 6909 建築用仕上塗材」として、保温安定性、付着強さ、温冷繰り返し、透水性B法、耐衝撃性、耐候性A法、伸び、伸び時の劣化、初期乾燥によるひび割れ抵抗性の、各項目の試験にすべて合格しています。
■まだあるさまざまな塗料
外壁塗布用の塗料には、これ以外にもいろんな種類があります。
*汚染塗装
塗料には、塗料自体が汚れやすいものと、汚れにくいものがあります。
汚れやすい塗料を使ってしまうと、せっかく塗ったばかりなのに、すぐに汚くなってしまいます。
そのため、家の外壁には低汚染塗料を使うことをおすすめします。
外壁は、まず雨水に含まれる成分で汚れます。
雨に含まれる微量のチリが壁につくと、雨粒状の汚れになります。
次に、外壁は静電気でも汚れます。塗膜が帯電すると、静電気でほこりを呼び寄せてしまうのです。
さらに、長い年月がたつうちに、塗膜の密度が落ちてきて、砂ぼこりや排気ガスなどが付着してそのまま染みついてしまいます。
このような状態では塗料機能の低下を招き、遮熱効果が薄くなってしまいます。
つまり、外壁に汚れがついたままだと、外壁そのものの劣化を早めることにつながります。
*デザイン塗装
外壁の塗装は、塗る塗料の色の組み合わせや、塗装の工法にこだわればオシャレなデザイン塗装が出来上がります。
プロタイムズが推奨するデザイン塗装は、ぬくもりを感じる塗装や自分らしさを演出する塗装など、さまざまなアイデアが思いのままに生かせる塗装です。
塗装の工法にはマルチカラー工法、グラナート工法、デザインシート工法などがあり、美しい外観に仕上がります。
■外壁補修の種類
*ひび割れのU・Vカット補修
ひび割れの周囲にUかV字の溝を掘って、補修材を注入してひびを保護するものです。
溝を掘ることで接着面積が大きくなるので、確実にひび割れを補修できます。
*シーリングの補修
まず、古いシーリング材を取り除いてから、新たにシーリングを入れる「打ち替え」と、古いシーリングの上から追加する「打ち増し」があります。
打ち替えは費用が高くなりますが、シーリングが持つ本来の機能を取り戻せます。
打ち増しはシーリングの傷みが軽い場合に行う工法で、費用を抑えられるメリットがあります。
*棟板金の交換
棟板金が外れたままだと、雨水が洩るためすぐに交換しなければなりません。
まず、古い板金を取り外して、下地の点検と補修を行い、新しい板金を設置します。
棟板金の劣化は雨水による錆から起こります。
そのため、棟板金の劣化防止には、錆止め塗料を塗るのが効果的です。
また、貫板をプラスチック製にすると、錆びて腐食することがないので、雨水の侵入を食い止めることができます。
■まとめ
外壁塗装の塗料にはいろんな種類があり、補修の工法もさまざまあります。
DOORでは、外壁用塗料としてEC-5000PCMをすすめていますが、他にも外壁用塗料はいろいろあるので、用途や好みに合わせて選ぶといいでしょう。
DOORは、西宮市・尼崎市・伊丹市で外壁塗装と雨漏り修理を専門に行っている業者です。
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