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外壁塗装をDIYでも実現できるのか?足場なしでも始められる効率的な塗装方法を紹介
2024.3.15
外壁塗装をご自身で行う際、足場の設置について考えたことはありますか。
足場の有無は、安全性や外壁塗装の仕上がりに影響します。
多くの方がコストと安全性に頭を悩ませているこの問題ですが、実は足場不要の外壁塗装方法があるのです。
この記事では、外壁塗装における足場不要の選択肢についてと、足場なしで外壁塗装をする方法、そして外壁塗装をする際に知っておきたいことについて解説します。
家の外壁塗装をお考えの方やDIYでの外壁塗装をお考えの方はぜひ参考にしてください。
□外壁塗装の新常識!無足場工法の魅力とは
外壁塗装の世界において、革新的ともいえる「無足場工法」。
従来の足場を必要とする方法と比べ、この工法が提供する多くの利点があります。
ここでは、4つの無足場工法の魅力について解説します。
1:費用効率の良さ
従来の外壁塗装では、足場設置のための追加コストが発生します。
しかし、無足場工法ではこのコストが削減でき、外壁塗装全体の費用を大幅に抑えられます。
結果として、50~80%のコストカットが見込める場合もあります。
2:安全性の向上
無足場工法では、登山用の専門ロープやレスキュー隊が使用する安全装置を使用します。
これらの専門的な道具の使用により、従来の足場がもたらす危険性を大幅に低減し、作業の安全性を高められます。
3:工期の短縮と分割施工の可能性
足場の組立てや解体にかかる時間を省くことで、工事全体の期間を短縮できるのです。
また、工事のスケジュールを柔軟に設定できるため、必要に応じて分割して施工も可能です。
4:近隣住民への影響の軽減
足場を設置しないため、工事中の視覚的な影響や騒音が少なく、近隣住民への配慮ができます。
マンションやアパートなどの集合住宅では、特にこのメリットが大きいでしょう。
□足場なしでもできる3つの工法の特徴
無足場工法には、主に「ゴンドラ」「高所作業車」「ロープアクセス」の3種類があります。
これらの工法それぞれには、独自の特徴とメリット、そしてデメリットがあります。
それでは、それぞれの工法について見ていきましょう。
1:ゴンドラ
ゴンドラは建物の屋上に専用のレールを設置し、ゴンドラを下ろして作業する方法です。
高い安定性がありますが、設置できる建物には制限があります。
一軒家や高すぎる建物では使用できないことが多いです。
2:高所作業車
高所作業車は、荷台に作業台を搭載した車両を使用します。
地上から上げて作業を行うため、比較的低い建物に適しています。
しかし、大型車両を停めるスペースの確保が必要で、許可が必要な場合もあります。
3:ロープアクセス
ロープアクセスは、専用のロープを使用して建物の上から作業を行う方法です。
機材や人員が最も少なく済み、一般住宅にも適しています。
しかし、職人のロープスキルが必要であり、安全面でのリスクが高いことも特徴です。
これらの無足場工法は、足場設置の必要がなく、コスト削減や近隣への影響を軽減できるメリットがあります。
しかし、それぞれの方法には適用できる建物の種類や条件が異なり、職人の技術や安全性の確保が重要です。
自分の家に適した工法を選ぶ際は、これらの特徴をしっかり理解し、適切な選択をすることが大切です。
□DIYでの外壁塗装はできる?高所作業の安全と効率を比べる
DIYで外壁塗装に挑戦する際、高所作業の安全性と効率は非常に重要な要素です。
ここでは、DIYでの高所作業に必要な道具や安全対策について解説します。
1:高所作業に必要な道具
外壁塗装の高所作業では、足場材、脚立、はしごなどが必要です。
特に、一階部分の作業には脚立や立ち馬が適していますが、2階部分の作業では足場の設置が求められます。
安全かつ効率的な作業のためには、適切な道具の選定が欠かせません。
2:はしごの使用上の注意
はしごは基本的に昇降用ですが、外壁塗装の作業用としても使われることがあります。
しかし、はしごでの作業は効率が悪く、何より安全面でのリスクが高いため、避けた方が良いです。
安全な高所作業をするためには、適切な足場の設置が必要です。
3:安全性の確保
DIYで外壁塗装をする際は、安全性が最も重要です。
適切な足場の設置、適切な安全装置の使用、作業手順の確認は必須です。
特に、高所作業にはリスクが伴うため、安全対策を徹底し、無理をせず安全に作業を進めましょう。
DIYでの外壁塗装は、適切な準備と安全対策があれば、効果的かつ効率的にできます。
しかし、高所作業の安全性は決して軽視してはならず、適切な道具と方法を選ぶことが重要です。
□外壁塗装で会社提供の足場を使う上で知っておくべきこと
外壁塗装において足場の使用は、多くの重要なポイントを把握する必要があります。
具体的には、足場の種類の理解と安全性に重点を置き、適切な方法を選択することが欠かせません。
以下に会社提供の足場を使う上でのポイントを3つご紹介します。
1:足場の種類と特徴
外壁塗装でよく用いられる足場は、「単管足場」と「ビケ足場」の2種類です。
単管足場は組み立てが容易である一方、安定性に劣る点が欠点として挙げられます。
実際、その安定性の低さから、現在では使用が減少傾向にあります。
対して、ビケ足場は安全性と作業性が高く評価されており、現代の外壁塗装において主流となっています。
ビケ足場の特徴は、そのシンプルな構造にあり、ハンマーを使って容易に手すりや踏み板を組み込めます。
この安全性と利便性の高さが、多くの会社に選ばれる理由となっています。
2:足場の安全性と設置方法
足場の設置は外壁塗装の安全性に大きな影響を与えます。
ビケ足場はその安全性が高く、組み立てや解体も比較的簡単なため、広く採用されています。
しかし、足場の設置は専門の技術が必要であり、安全性を最優先するためには専門会社への依頼が推奨されます。
また、ビケ足場を設置する際には、必要なスペースの確保が重要であり、場所によっては設置が難しいケースもあります。
そのため、足場設置に関する心配や疑問がある場合は、専門会社に相談してください。
3:足場代無料の落とし穴
一部の会社では「足場代無料」のサービスを提供していますが、この場合、他の費用にその分が上乗せされている可能性があります。
足場設置には適正なコストが必要であるため、信頼できる会社を選ぶことが大切です。
足場代無料の広告を見る際は、その背景にあるコスト構造を理解し、慎重な選択が求められます。
ぜひ施工会社へ依頼する際には上記3つのポイントを最低限押さえた上で依頼しましょう。
また、塗装まで専門会社に任せるのも1つの手ですので参考にしてください。
□まとめ
この記事では、外壁塗装における足場の必要性、無足場工法の特徴、高所作業の安全対策、足場を使う際のポイントについて解説しました。
無足場工法はコスト削減や安全性の面でメリットがありますが、適用できる建物や安全対策が必要である点に注意が必要です。
足場を使う場合には、足場の種類や安全性に注意し、適切な設置方法を選ぶことが重要です。
外壁塗装は専門的な知識と技術が必要な作業であるため、DIYでの挑戦は十分な準備と安全対策を行い、必要に応じて専門会社に相談することをおすすめします。
なお、当社は西宮市周辺で外壁塗装や屋根塗装をしております。
住宅の劣化は早いものなので、定期的な塗装が、きれいな外観を維持する上で大切です。
塗装でお困りの方はぜひ当社にご相談ください。
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