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ガルバリウム外壁の種類を選ぶポイントや注意点とは?
2024.2.20
住まいの外観は、その家の顔ともいえる重要な要素です。
特に外壁材の選択は、見た目の美しさだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさを考慮しなければならない重要なポイント。
そこでこの記事では、外壁材の1種であるガルバリウム鋼板の特性と、リフォームや新築の際の選択肢としての価値について解説していきます。
「どの外壁材を選ぶか」について悩んでいる方は、ぜひこの記事を通してガルバリウム鋼板の魅力や注意点を把握して、適切な外壁材を選んでください。
□外壁にもおすすめ!ガルバリウム鋼板の基本とメリット
ガルバリウム鋼板は、現代の住宅建材として多くの優れた特性を持ち、特に実用性を重視する方々におすすめの選択肢です。
基本的な特徴と主要なメリットを、4つのポイントから見ていきましょう。
1:ガルバリウム鋼板の基本構造と特性
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金めっきが施された鋼板の上に、耐候性に優れた樹脂塗料を塗布した構造です。
合金めっきは、鋼板を錆から守る重要な役割を果たして樹脂塗料は外壁の耐久性をさらに高めるとともに、美しい外観に仕上げてくれます。
これらの複合素材の利用により、従来の金属製外壁材と比較して優れた耐候性と耐久性を実現できます。
2:耐久性とメンテナンスの容易さ
ガルバリウム鋼板最大のメリットは高い耐久性です。
アルミニウムと亜鉛の合金めっき層が基板を錆びから守り、樹脂塗料が外部の環境要因から保護することで、長期にわたって耐え続けられます。
また、耐久性が高いことでメンテナンスの頻度を減少させ、長期的なコスト削減にも寄与します。
定期的な清掃や簡単な修繕で、ガルバリウム鋼板の外壁は長年にわたって美観を維持できることも大きなメリットです。
3:施工のしやすさとデザインの多様性
ガルバリウム鋼板は軽量でありながら強度が高いため、施工が容易で、工期短縮や施工コストの削減にも繋がります。
さらに、樹脂塗料による多彩な色やテクスチャの選択肢があり、現代の建築スタイルに合わせた多様なデザインを実現できます。
スタイリッシュな現代住宅から、ナチュラルな雰囲気の家まで、幅広いデザインニーズに対応できることは大きなメリットです。
4:環境への配慮と持続可能性
ガルバリウム鋼板は、環境への影響が小さい建材としても注目されています。
使用される素材はリサイクル可能であり、長期にわたる耐用年数により廃棄物の削減にも貢献します。
また、軽量性による輸送時のCO2排出量削減も環境面でのメリットといえます。
□ガルバリウム外壁で注意すべき点とは?
ガルバリウム鋼板は多くのメリットを持ちますが、デメリットや注意すべき点も存在します。
*傷つきやすさと傷による影響
ガルバリウム鋼板は金属素材であるため、傷がつきやすい点が特徴的です。
硬い物が強く当たると、へこみや傷が生じることがあります。
これらの傷は、見た目の美しさを損なうだけでなく、塗装面が剥がれ、サビの原因にもなり得ます。
特に表面に傷がつくと、傷ついた部分からサビが進行し、素材の色味に変化が生じることもあります。
*断熱性の低さと追加費用
ガルバリウム鋼板は断熱性が低い側面もあります。
断熱性の低さによって外の気温が室内に伝わりやすく、夏は室内が熱く、冬は冷えやすい問題が生じてしまうことも。
そのため、室内の快適さを保つために、断熱性を高める追加工事が必要になる場合があります。
特に、太陽光の熱を受けたガルバリウム鋼板が室内温度を上げることや、冬場の結露発生のリスクを考慮する必要があります。
*サビや汚れに対する対策の必要性
前述したように、ガルバリウム鋼板は傷つきやすく、傷がサビの発生につながる可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスと、傷や汚れに対する適切な対策が重要です。
傷や汚れを放置すると、外壁の寿命を短くするだけでなく、見た目の美しさも損なわれてしまうことに注意しましょう。
□理想のガルバリウム外壁を選ぶ3ステップ
ガルバリウム鋼板の外壁を選択する際には、計画的で慎重なアプローチが必要です。
では、具体的にはどのようなステップがあるのでしょうか。
1:カタログを利用してイメージを具体化
外壁選びの第一段階として、カタログを活用して具体的なイメージを作り上げることが大切です。
例えば、「ナチュラルな家」「スタイリッシュな家」といった具体的なテーマを設定し、それに合った色やパターンをカタログから選びましょう。
ここで重要なのは、自分の好みだけでなく、周囲の環境や既存の建築スタイルにも合う選択をすることです。
また、家族や住む地域の文化、風土にも配慮した選択を心がけることをおすすめします。
2:シミュレーションツールでリアルなイメージを作成
カタログでの選定後は、シミュレーションツールを使用して、よりリアルなイメージを作成します。
このステップでは、選んだ外壁材が実際の建物にどのように映えるかを確認できます。
また、異なる照明条件や季節の変化での外観もシミュレートできると、より具体的なイメージが湧きます。
リフォームの場合は、既存の構造やデザインにどのように調和するかを考慮することが特に重要です。
3:サンプルを使用して実際の素材を確認
最終的な選択の前に、サンプルを使用して実際の素材感や色合いを確認することが推奨されます。
ディスプレイ上のイメージと実際の素材とでは、色の見え方が異なることがあるため、実際のサンプルでの確認が重要です。
サンプルを実際の建物の外壁に当ててみることで、自然光の下での色合いや質感を確認し、より現実に即した選択が可能となります。
□ガルバリウム外壁の色や種類の選び方とメンテナンス
ガルバリウム鋼板の外壁を選ぶ際、色や種類の選び方は外壁の印象を決定づける要素の1つであり、またメンテナンスの容易さにも大きな影響を与えます。
そのため、ご自身の理想の色や形を選ぶ際には、特徴やメンテナンスに関する注意点も理解しておきましょう。
*汚れやすい色や種類を踏まえて選ぶ重要性
外壁の色は、家の美観を大きく左右し、同時にメンテナンスの頻度や手間にも影響を及ぼします。
ブラックやホワイトなどの極端な色は汚れや傷が目立ちやすく、日常の清掃がより重要になってしまいます。
対照的に、シルバーやベージュなどの中間色は汚れが目立ちにくく、メンテナンスの手間を減らす効果も。
特に、自然環境や周囲の風土に溶け込む色を選ぶことで、美観の持続性を高められます。
*艶ありと艶なしはどちらの種類が良い?メンテナンスも考慮!
外壁の艶は、見た目の印象だけでなく、メンテナンスの観点からも重要な選択肢です。
艶ありの外壁は汚れにくく、雨水や汚れが流れ落ちやすいため、清掃の頻度を減らせます。
しかし、時間が経つにつれて艶が失われることには、注意しなければなりません。
一方で、艶なしの外壁はマットな質感でスタイリッシュな印象を与えますが、汚れが付きやすいため定期的なメンテナンスが重要です。
艶の種類や有無の選択は、見た目の好みとメンテナンスの容易さのバランスを考えて行うようにしましょう。
*定期的なメンテナンスの重要性
ガルバリウム鋼板の外壁は、長期間にわたる美観と性能を保つために定期的なメンテナンスが欠かせません。
具体的には、汚れや傷が目立ち始めたら、表面の清掃や必要に応じて塗り直しを行います。
特に、傷や剥がれがある場合は、さびの発生を防ぐために迅速な対処が求められます。
また、季節ごとの気候変化や、周囲の環境による影響も考慮してメンテナンスの計画を立てることが重要です。
適切なメンテナンスを行うことで、外壁の寿命を延ばし、常に新鮮な印象を維持できるようにしましょう。
□まとめ
本記事では、ガルバリウム鋼板の外壁に関する基本的な情報から、具体的な選択のポイントまでを解説しました。
ガルバリウム鋼板には高い耐久性や施工のしやすさ、環境への負荷が比較的小さいことなどの魅力がある一方で、傷つきやすさや耐熱性の低さなどのデメリットもあります。
耐久性とメンテナンスのしやすさ、デメリットと種類や色選びとメンテナンスのポイントを理解して、後悔しない選択をしましょう。
西宮市周辺で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。
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