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ベランダの防水性能は何年持つ?塗装・防水専門店が詳しくご説明します!
2023.8.20
ベランダは洗濯物を干す以外にも、ガーデニングなど様々な用途で活用されている方も多いと思います。
「ベランピング」という言葉も生まれ、
ベランダでおしゃれなお家キャンプのような空間を楽しむ方も増えてきているようです。
しかし、ベランダは紫外線や雨風の影響を直接受ける場所でもあります。
おしゃれな空間を実現する前に、安全性も確認しておきたいところです。
そこで、今回はベランダ防水について、耐用年数が何年なのか?どうしたら長持ちするのか?を中心に
詳しくご説明していきます!
ベランダ防水の種類は3種類
ウレタン防水
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗り重ねる防水方法です。
液状であるためマンションでも戸建てでも対応可能で、さまざまなベランダの形でも隅々まで施工できます。
他にも、対応できる下地の種類が幅広いことや、他の防水方法と比べて工事費用を抑えられるという
メリットがあり、ベランダ防水の中では最も選ばれることが多い方法です。
一方で、職人の手によってローラーで塗り重ねていくのでムラができる恐れがあること、
経年劣化によってひび割れが起きやすいというデメリットもあります。
また、湿気で伸縮しやすい木材が下地である場合、ひび割れや断裂が発生する可能性が非常に高いため、
ウレタン防水はおすすめできません。
ウレタン防水には、密着工法と通気緩衝工法の2種類の施工方法があります。
密着工法は、既存の下地に直接ウレタン樹脂と補強繊維を重ねて防水層をつくる工法です。
対して、通気緩衝工法は既存の下地に通気緩衝シートを貼ってからウレタン樹脂を重ねて防水層をつくる工法です。
通気緩衝工法には蒸気によって発生する防水層の膨れを防ぐという特徴がありますが、
ベランダの形状によって適した工法が変わるので、施工会社と相談して決定しましょう。
FRP防水
FRP防水は、液状のポリエステル樹脂と補強繊維を組み合わせて塗り重ねる防水方法です。
耐久性と耐候性が高いことから物を置いても変形しにくく、継ぎ目を作らずに施工できることから
腐食しにくいというメリットがあります。
また、素材が軽量であるため、新築の木造住宅のベランダに採用されることが多いです。
一方で、高い耐久性を備えているがために塗膜が固く伸縮しにくいことに加え、
紫外線に弱いのでひび割れが発生していないか確認するための定期的なメンテナンスが必要です。
また、ウレタン防水とは異なり、下地に鉄が使用されている部分には施工できません。
シート防水
シート防水は、塩ビシートやゴムシートなどシート状の防水材を敷いていく防水方法です。
工場で生産された防水シートを使用するので質にばらつきが出ることはなく、短い工期で完成できます。
施工面積が広くなるほど面積あたりの価格が低くなることから、ベランダだけでなく屋上にも採用されています。
一方で、下地の状態が施工に影響することや、継ぎ目から雨水が浸入する恐れがあることから、
職人の技術も重要なポイントです。
ベランダ防水の耐用年数は何年?劣化しているサインとは
ベランダ防水は主に3種類ありましたが、耐用年数に大きな差はなく、約10~12年とされています。
ただし、耐用年数に関係なく、紫外線や雨風などの影響で劣化が進んでしまうこともあります。
ご自身でもメンテナンス時期を見定められるように、メンテナンスの目安となる劣化症状を把握しておきましょう。
色あせ
色あせは紫外線を受け続けることによって発生するもので、防水層の劣化のサインでもあります。
ベランダは紫外線の影響を直接受ける上に、防水方法の種類によっては紫外線に弱いものもあるため、
注意してください。
ひび割れ
紫外線だけではなく雨風の影響から水気を含んだ状態と乾燥を繰り返すことで、
表面にひび割れが生じることがあります。
この時点では雨漏りの心配はないものの、早めにメンテナンスをおすすめいたします。
剥がれ
ひび割れの症状が進行すると、防水材が剥がれてくることもあります。
剥がれをそのままにしておくと、防水層の内部にまで雨水が浸入し、雨漏りする危険性が出てきます。
雨漏り
劣化症状が進むと、最終的に雨漏りが生じてしまいます。
防水材が劣化し、防水層まで雨水が浸入している状態になるので、
被害拡大を防ぐためにも早急に防水工事を依頼しましょう。
雨漏りが生じる段階まで劣化が進行してしまうと、工事も大規模になってしまうため、
早めの段階で劣化症状に気づくことが重要です。
ベランダ防水をより長持ちさせるためには?
ベランダは紫外線や雨風などの影響を直接受ける場所にあるため、
劣化症状は避けられないものですが、可能な限り長持ちさせる方法もあります。
床面の掃除
ベランダに洗濯用品を置いていたり、エアコンの室外機が設置されていたりする場合も多いと思いますが、
移動できるものは全て移動して1年に1度は床面を掃除しましょう。
水を流す前の掃き掃除では、ゴミは排水口に流さずにちりとりか掃除機で集めます。
ゴミを全部集め終わったら、中性洗剤かベランダ用洗剤を使用して水洗いを進めていきます。
このとき、デッキブラシでこすると防水材の塗膜を傷つけてしまうため、布やスポンジ、
モップなどで優しく水洗いをしましょう。
ドレンの掃除
水が流れてくるようにドレンに向かって傾斜がありますが、
水だけでなく砂や泥、落ち葉も溜まってしまいます。
汚れが溜まった状態では正常に排水できず、汚水が溢れたり、
汚水が溜まることで防水材が劣化したりする恐れがあります。
特に、砂や泥に雑草が根を張った場合、ベランダのコンクリート部分まで侵食し、
外壁や建物内部にまで汚水が浸入してしまう事態になるのです。
ベランダ防水だけでなく住宅全体への悪影響も考えられるので、
ドレンは3か月に1度を目安に掃除しましょう。
ガーデニングをはじめベランダ周りに植物が多い場合、雨や強風の日が続いた場合は、
頻度を上げて掃除するとより安心です。
トップコートの塗り替え
トップコートは、紫外線から防水材を守る役割を果たします。
トップコートがあるかないかで劣化の進行速度も大きく変わるため、
トップコートの平均的な耐用年数である5年を目安に塗り替えましょう。
ご自身でも塗り替え可能であり、必要な道具は全てホームセンターで揃えられます。
ウッドデッキの設置
トップコートを塗ることでも十分に紫外線から防水材も守れますが、
よりいっそう保護できるのがウッドデッキです。
紫外線だけではなく物の設置や落下による衝撃からも防水材の損傷を防げるため、
防水材を守るという面でとても優れています。
ただし、ウッドデッキ自体が耐久性に優れていないとかえって劣化の原因になるので、
慎重にウッドデッキを選びましょう。
ご自身による定期的なメンテナンスは早めの段階で劣化症状に気づけるだけでなく、
掃除や塗り替えをすることでベランダ防水を長持ちさせられます。
日頃、洗濯物を干すときをはじめ使う場面が多い場所だからこそ、
劣化が進みやすいとも言えるので、定期的にメンテナンスをしましょう。
まとめ
ベランダ防水は、主にウレタン防水、FRP防水、シート防水の3つに分けられます。
耐用年数に大きな差はありませんが、住宅の種類やベランダの大きさ・形によって適した防水方法は異なります。
また、防水方法だけではなく定期的なメンテナンスも重要です。
劣化症状の確認、床面やドレンの掃除、トップコートの塗り替えやウッドデッキの設置など、
必要に応じた対応をおすすめいたします。
当社でもベランダを含め、外壁・屋根の塗装工事を承っております。
予算や目的に合わせてさまざまなプランをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください!
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外装劣化診断報告書以外にも塗替えイメージのご相談も行っております。
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