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アパートの外壁塗装にかかる期間はどれくらい?
2023.7.30
アパートを所有しているものの、外壁が剥がれ、気になっている方は少なくありません。
なかには、「塗装し直したいと考えているけれど、どのくらいの期間がかかるのだろう」、また「期間がかかるのなら、いつのタイミングで行えば良いのだろう」と悩まれている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、外壁塗装にかかる期間には、ある程度の目安があります。
今回は、外壁塗装にかかる期間を紹介し、実際の流れと期間の内訳、さらに期間について押さえておきたいポイントを解説します。
□建物別!外壁塗装の期間はどれくらい?
外壁塗装にかかる期間は、建物によって異なります。
ここでは一戸建て、アパート、マンションにわけてご紹介します。
・一戸建て
一戸建ての場合、外壁塗装の期間は約2週間です。
2週間程ではありますが、外壁の広さや天候、作業人数によっても変わります。
・アパート
アパートの場合、外壁塗装の期間は約3週間です。
一戸建てと修繕する規模は同じくらいではありますが、塗装の範囲が広くなるため、長い期間が必要です。
・マンション
マンションの場合、マンションの大きさによってかなり変わります。
50世帯未満のマンションであれば2ヶ月から3ヶ月程度ですが、50世帯以上のマンションであれば6ヶ月程度かかります。
建物が一戸建てなのかアパートなのか、マンションなのかによって、外壁塗装にかかる期間は変わります。
ただし、建物別の期間はあくまで目安であるため、実際にかかる期間は外壁の広さや作業人数、気候によって決まるでしょう。
□アパートの外壁塗装の期間の内訳
先ほど、アパートの外壁塗装にかかる期間は約3週間とご紹介しました。
ここでは50坪から60坪のアパートを例に、外壁塗装の期間の内訳を解説します。
50坪から60坪のアパートであるため、期間は2週間として記載します。
1日目 : ご挨拶・塗装の準備
2日目 : 足場設置
3・4日目 : 洗浄(塗装前)
4・5日目 : 下地処理
6日目 : 養生(塗装前)
7・8日目 :下塗り
8・9日目 : 中塗り
9・10日目 : 上塗り
11日目 : 点検と手直し
12日目 : 片付け・足場の解体、撤去
□外壁塗装の流れ
外壁塗装の流れを、ここでは詳細に説明していきます。
1.挨拶・塗装の準備(足場設置・保護シート)
足場は、屋根や2階の外壁などの高い位置の塗装のために組む必要があります。
近隣の人に迷惑をかけないように、大きな音を伴う足場を設置するときは、事前に挨拶をしておくと良いかもしれません。
また、近隣に塗料が飛ばないようにするために保護シートも設置しましょう。
2.洗浄(塗装前)
塗装の前に、外壁と屋根を洗浄します。
塗装をするときに汚れが残っていると、塗装が剥がれやすくなります。
ほとんどの場合、高圧洗浄機を用いて洗浄を行い、塗装後に長期間綺麗な状態を保てるように準備します。
3.下地処理・養生(塗装前)
下地処理は、塗装を長期間保つために重要な作業です。
この作業が雑に行われている場合、どんなに塗装が綺麗にされていても、数年で塗装が剥がれやすくなったり、ひびが入ったりする可能性があります。
下地処理では割れているひびやサビを修繕するため、ひびやサビの状態が悪い場合は時間がかかるかもしれません。
一般的には2日間程度で完了しますが、もっと時間がかかることもあるでしょう。
また、塗装前に行う養生とは、塗装しない場所をビニールシートで覆うことをいいます。
ビニールシートで覆うことで、塗装しない場所を汚さずに保護することが可能です。
養生する場所としては、窓や雨戸が多いですが、養生しているときは開けられないため、覚えておきましょう。
4.下塗り・中塗り・上塗り・点検と手直し
この工程では、実際に塗装をしていきます。
一般的に外壁塗装をするときは、3回塗ります。
1回塗ったら乾くまで待ち、2回目を塗る必要があるため、時間がかかります。
乾くまでには早くても3日はかかるでしょう。
また、外壁の劣化が進んでいる場所はゆっくりと丁寧に塗らなければならなかったり、建物全体の状態が良くない場合は一般的な期間の1.5倍から2倍かかったりする場合もあります。
塗装の点検をして、手直しが必要な場所がないかどうかを専門家と確認することをおすすめします。
この作業は出来栄えに直結するため、気になるところがあれば伝えましょう。
5.片付け・足場の解体、撤去
足場を解体するときは、設置のときと同じくらい大きな音を伴います。
足場を解体する前に、事前に近隣の人に挨拶しましょう。
□期間について押さえておきたいポイント
*外壁塗装の期間について押さえておきたい2つのポイント
1.期間は短くならない
これまで外壁塗装の期間についてお話してきましたが、この期間はのびることはあっても、短くなることはないと考えておいた方が良いでしょう。
1日や2日程度なら短くできるかもしれませんが、それ以上に短くすることは不可能です。
外壁塗装には塗装をするだけではなく、足場の設置や下地処理等のしなければならない作業がたくさんあります。
作業スピードを上げると作業が雑になることで塗装が剥がれやすくなったり、ひびが入りやすくなったりするため、注意が必要です。
また、3回塗装するときには前の塗装が乾くまで、洗浄後は水が乾くまで待たなければなりません。
2.期間は長引くことがある
外壁塗装の期間は、以下の3つの理由から長引くことがあります。
・雨
外壁塗装は外でしなければならないため、雨が降ると作業を進めることが不可能です。
強風、降雨、降雪、結露が発生または予想されている場合、気温が5℃以下の場合、湿度が85%以上の場合、これらの1つでも当てはまれば外壁塗装は中止しなければなりません。
・乾燥
洗浄後と塗装後の乾燥時間は、気温が低かったり湿度が高かったりすると延びる可能性があります。
・劣化
劣化があまりに進んでいると、下地作業や下塗りに時間がかかります。
□アパートの外壁を塗装する際の注意点
*アパートの塗装をするときの2つの注意点
1.引越しの多い時期にはしない
引越しの多い時期に外壁を塗装すると、引越し会社に迷惑がかかる可能性があります。
なぜなら、塗装をするときは足場を組む必要があるためです。
引越し会社に迷惑がかかるだけではなく、外壁塗装をする会社にとっても塗装しにくくなります。
引越しの多い時期にすることは塗装会社と引越し会社の双方にとって良くありません。
2.一か月以上前から伝えておく
外壁を塗装するときは、近隣の人やアパートの入居者に対して、1か月以上前には塗装をすることを伝えておきましょう。
足場の設置や解体に伴う音や、飛び散る可能性のある塗料にクレームが入る可能性があります。
また、工事をすることによって道を塞いでしまう場合は、必ず近隣の人と入居者に知らせておくことをおすすめします。
□まとめ
アパートの外壁塗装には、約3週間かかります。
ただしこの期間は、建物の大きさや劣化具合、天候などによって延びる可能性があります。
外壁塗装には塗る作業だけでなく、足場の設置や下地処理など、さまざまな作業をしなければならないため、期間が短くなることはほとんどないでしょう。
また、外壁塗装は引越しの時期にすると、塗装会社にとっても引越し会社にとっても作業しにくくなります。
加えて、大きな音も伴うため、近隣の人への配慮やタイミングには注意しましょう。
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