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和風住宅の外壁塗装を行う際の色選びや塗料選びのポイントをご紹介します!
2023.7.21
重厚感のある日本瓦や竹垣のフェンスによって独特の趣を醸し出す和風住宅。
和風住宅の雰囲気に憧れている方も多くいらっしゃるでしょう。
和風住宅の外壁塗装を行う際には、雰囲気を損ねない配色が大切です。
和の雰囲気を表現する色選びはもちろん、色選びの基本も守る必要があるのです。
今回は和風住宅の外壁塗装を行う際の色選びや塗料選びのポイントをご紹介します。
外壁を和風なデザインにするポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
□和風住宅の外壁塗装の色選びについて
1.和風住宅に映える色
和風住宅に映える色は彩度が低い色、くすみのある色などです。
具体的には桔梗鼠(ききょうねず)や薄青などが挙げられます。
2.複数の色で塗り分ける場合は配色を考える
外壁塗装では単色での塗装はもちろん、2~3色を使って塗装できます。
和風住宅でも複数の色を使った塗装がよく採用されています。
2~3色で塗り分ける場合は以下のような配色が考えられます。
・外壁の上下で塗り分ける
・外壁の左右で塗り分ける
・外壁の大部分は同じ色で塗装し、ベランダといった一部分を別色で塗る
どのように塗り分けるかによって外観の印象は大きく変わります。
そのため、複数の色で塗り分ける場合は配色も慎重に考えましょう。
3.屋根や付帯部とのバランスも考える
外壁塗装の色にこだわっても、屋根や付帯部とのバランスが悪ければ上手くまとまりません。
外観の印象は外壁だけではなく、付帯部や屋根も含めた全体で決まります。
そのため、外壁の色を選ぶ際には全体がどう見えるかを考える必要があるのです。
□和風住宅の外壁塗装におすすめの塗料とは?
ここでは、和風住宅の外壁塗装におすすめの塗料を2つご紹介します。
1.意匠性塗料
意匠性塗料は個性を演出できるため、和風住宅の外壁塗装におすすめです。
砂壁状塗材のジョリパットや多彩模様塗料、エレガンストーンなどがあります。
さまざまな種類がある意匠性塗料の中でも、ジョリパット塗料はモルタルの和風住宅によく合います。
ひび割れが発生しにくく、耐久性にも優れているといった特徴があります。
外壁材の上から再塗装できるため、リフォームにも使いやすいでしょう。
しかし、汚れやすいことと、職人の技術によって仕上がりが左右されることがデメリットです。
そのため、注意して業者選びを行う必要があります。
2.艶消し塗料
和風住宅の外壁には光沢がない艶消し塗料もよく合います。
高級感のある仕上がりになるため、和風住宅との相性が良いのです。
ただし、艶がある塗料と比べて、やや耐久性が低いため注意しましょう。
□外壁を和風なデザインにするためのポイントとは?
*くすみがかかった色を使う
和風なデザインにする場合は、彩度が低い色をとり入れましょう。
茶色や白、黒、藍色などは和の雰囲気を演出しつつ、現代の街並みにもよく馴染みます。
彩度が高い色ほど、和風の雰囲気からは遠ざかってしまうため注意しましょう。
*和モダンにする場合はモノトーンを基調とする
和風に仕上げたい方の中には、純和風に抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
その場合は和モダンなデザインがぴったりです。
和モダンとは日本伝統の和風デザインと、現代的でスタイリッシュなデザインを組み合わせたものです。
和モダンにする場合はモノトーンを基調とすると良いでしょう。
シックでスタイリッシュな印象を与えつつ、和の雰囲気を演出できます。
ここで、色ごとに和風デザインの実例を見ていきましょう。
1.1色だけの外壁
新築でありながらも色を1色に統一することで、貫禄を感じさせる仕上がりになります。
色は栗色を採用すると、和の雰囲気を感じさせてくれます。
2.2色を使った外壁
白と黒のモノトーンで塗装するデザインです。
瓦屋根とモノトーンの外観が統一感を高めます。
ゆったりとした落ち着いた雰囲気を与えられ、上品な印象を感じさせてくれます。
*メインカラーは伝統色を使う
外壁の大部分を占める部分の色には白や黒、グレー、鳥子色(とりのこいろ)などを使いましょう。
鳥子色とは鶏卵の殻の色のことです。
先ほど、和風のデザインには彩度が低い色がよく合うとお伝えしました。
この要素を強めるためには伝統色が最適なのです。
伝統色を使うことに抵抗がある場合は、くすみがかかったアースカラーを使用すると良いでしょう。
□和風仕上げにおいて色選び以外に注意すべきことをご紹介!
調和の取れた和風の外観を作るためには、色選びの基本的なテクニックも駆使する必要があります。
ここでは具体的なポイントを3つご紹介します。
1.エクステリアの色を建物に合わせる
住宅にはポストや植木、フェンス、窓サッシなどさまざまなエクステリアが存在します。
これらの色を考慮せずに外壁の色を選ぶと、まとまりのない家になってしまう恐れがあるのです。
このような失敗を避けるためには、エクステリアが浮いてしまわないか確認すると良いでしょう。
実際の家の外観写真を使ったCGのカラーシミュレーションを使える場合もあります。
見積もりを依頼する前に、カラーシミュレーションの有無を確認しておきましょう。
2.汚れやすさも考慮する
白やベージュなどの薄い色は汚れが目立ちやすくなります。
また、換気口の下や窓サッシの下は雨だれが発生しやすい部分です。
汚れが筋状になり、古びた印象を与えてしまうため注意しましょう。
汚れが発生しにくい外壁にするためには、汚れがどのように発生するのかを理解しておくことも大切です。
外壁塗装用の塗料には、光触媒付きの塗料もあります。
光触媒付きの塗料とは、付着した汚れを光に反応して分解し、雨水で洗い流す自浄作用があるものです。
大通りに面している住宅や、山や海からの風が届きやすい住宅などは、機能付きの塗料も検討すると良いでしょう。
光触媒機能の他にも、さまざまな機能があるため一度調べてみることをおすすめします。
3.実物に近い色見本を用意する
塗料の色は実物と印刷されたものでは、印象が大きく異なることがあります。
色を表示しているパソコンやモニター、タブレットによっても色味が変わることがあるのです。
そのため、実際に使用する塗料の色を確認した上で色を選びましょう。
業者によっては、塗装前に小さい部分に試し塗りをしてくれることもあります。
そのようなサービスの有無も、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、色の面積効果にも注意する必要があります。
面積効果とは、大きい面積に塗られたときの方が明るくはっきりと見える現象のことです。
淡い色を選んだはずが、実際に塗装してみると明るくまぶしい外壁になったといったトラブルが発生してしまいます。
外壁塗装は広範囲に塗装しますが、小さな面積のサンプルで色味を確認することが多いのです。
そのため、面積効果による錯覚には十分に注意しましょう。
できるだけ大きな面積に塗られたサンプルを用意してもらい、塗装時に近い状態の色を確認して色を決めましょう。
□まとめ
和風住宅の外壁塗装には日本の伝統色がよく合います。
1色だけで塗装するのも良いですが、複数の色での塗装も人気が高まっているのです。
その場合は、屋根や付帯部とのバランスも考慮しながら配色を決めましょう。
また、和風住宅に限ったことではありませんが、色を選ぶ際には注意が必要です。
汚れにくさや色の面積効果などにも注意しましょう。
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