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外壁塗装におけるローラー塗装のメリットや種類をお伝えします!
2023.5.30
外壁塗装の際にはさまざまな方法で塗装されているのをご存知でしょうか。
主に、ローラー塗装と吹き付け塗装、刷毛の3種類があります。
外壁塗装では塗料の種類や塗装職人の技術が重要視されることが多いですが、塗装する道具もかなり大切なのです。
どのローラーや刷毛を選ぶかによって表面の仕上がりが異なります。
そこで今回は外壁塗装用ローラ毛の種類や塗料を塗る方法、吹き付け塗装との比較などについてご紹介します。
外壁塗装を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
□外壁に塗料を塗る方法について
家の形状や環境に合わせて塗装する道具を使い分けることがあります。
以下では、塗料を塗る方法を3種類お伝えします。
*ローラー塗装
ローラー塗装は、毛やスポンジから構成されているローラーに塗料を含ませて、そのローラーで塗装する方法のことです。
ローラー塗装は作業性が高く、バランスの良い塗装方法であるため、最もよく用いられている方法です。
ローラー塗装は塗料の飛散量が少ないことが大きなメリットです。
塗料の無駄遣いが抑えられるため、効率よく塗装できるのです。
都心部では家と家の距離が近いことが多いため、塗料が飛び散りにくいことは近隣住宅への配慮にもつながります。
また、技術によって仕上がりの差が出にくいこともメリットとして挙げられます。
一方で、細かい部分を塗装する際にはあまり用いられません。
ローラーは複数のサイズや毛足の長さのローラーを準備して、部分ごとに塗り分けます。
吹き付けであれば広い面積を一度に塗装できますが、ローラー塗装は時間がかかります。
*吹き付け塗装
吹き付け塗装とは、専用の機械を使ってスプレーをかけるように塗装する方法のことです。
ローラー塗装がよく採用されるようになるまでは、吹き付け塗装がよく採用されていました。
吹き付け塗装のメリットは吹き付け特有の模様をつけられることです。
デザイン性の高い外壁にすることも可能となります。
また、一度に広範囲に塗装できるため、施工時間も比較的短くなります。
一方で、塗料の飛散量が多いため、無駄が出やすいといったデメリットもあります。
近隣住宅の塗料が飛散してしまう恐れもあるため注意が必要です。
また、臭いが広がりやすく、作業時の騒音が問題になることもあるなどといったデメリットもあります。
*刷毛(はけ)塗装
刷毛塗装は刷毛を使って塗装する塗装方法です。
昔から使われている塗装方法ですが、職人の技術に左右されやすい方法です。
また、刷毛以下では対応できない部分を塗装することもあります。
刷毛塗装のメリットは細かい部分も塗装できることです。
そのため、塗り忘れの補修で使われる場合もあります。
一方で、広範囲に塗装できないため、時間がかかりやすいといったデメリットがあります。
また、塗りムラが発生しやすかったり、刷毛の毛が混入したりする可能性があります。
綺麗に塗装するためには熟練の技が必要となるのです。
□外壁塗装用ローラー毛の種類をご紹介!
外壁塗装用のローラー毛にはさまざまな種類があります。
そのため、塗料の種類や塗装面の状態などを考慮して選択する必要があるのです。
以下では、代表的なローラー毛をご紹介します。
1つ目はナイロン繊維ローラーです。
ナイロン繊維ローラーは大きな面積の塗装に適しています。
価格が安いにもかかわらず、塗料の含みと吐き出しに優れているため作業効率が良いことが特徴です。
一方で、耐久性が少し低く、抜け毛が多いことなどがデメリットとして挙げられます。
2つ目はアクリル繊維ローラーです。
アクリル繊維ローラーも大きな面積の塗装に適しています。
耐久性や耐溶剤性にも優れています。
一方で、塗料の飛散量が多いため密集地域で塗装する場合は細心の注意が必要になります。
3つ目はマルチフィラメントローラーです。
このローラーは内装や外装、木部などの仕上げ塗装に適しています。
塗料の飛散量や泡立ちも少なく、扱いやすいローラーと言えるでしょう。
4つ目はマイクロファイバーローラーです。
マイクロファイバーローラーは、近年人気を集めているローラーです。
仕上げ塗装に適しており、塗料の飛散量が極めて低いといった特徴があります。
また、仕上がりや使用感も良く扱いやすいローラーです。
ただし、耐久性が少し低いことに注意しましょう。
□ローラー塗装と吹き付け塗装を比較!
ローラー塗装と吹き付け塗装はよく比較されますが、どちらの方が優れているといったことはありません。
以下では、いくつかのポイントに分けて比較していきます。
*手際の良さ
手際の良さの面では、吹き付けの方が圧倒的に優れています。
スプレーガンで塗装するため、広い面積の塗装であっても一気に塗装が可能なのです。
ローラーで塗装する場合は、しっかりと塗料を含ませ、余分な塗料を切るといった工程も必要になります。
吹き付け塗装ではこの工程を省略できるため、作業の手際に差が生じるでしょう。
*仕上がりの美しさ
結論から申し上げると、吹き付けも手塗りも仕上がりの差はほとんどありません。
そもそも、一般人の目で見ると吹き付けか手塗りのどちらで塗装したのかもほとんどわからないでしょう。
仕上がりの差がほとんどない理由は、手塗りの道具の品質が向上しているためです。
特に、ローラーの品質が非常に向上しており、10年前とは比べものにならないほどです。
*周囲への配慮
吹き付けの最大のデメリットは周囲への配慮が大変だということです。
細心の注意を払っても、塗料が飛散してしまいます。
そのため、隣家や車にカバーをつけたりする必要があるのです。
一方で、ローラー塗装であれば隣家や周辺環境への配慮はほとんど必要ありません。
この点ではローラー塗装の方が優れていると言えるでしょう。
□吹き付け塗装とローラー塗装の選び方とは?
1つ目は表面の仕上がりで選ぶことです。
表面をどのように仕上げたいか考えておきましょう。
立体感があり重厚な雰囲気にしたい場合は吹き付け塗装を選択すると良いでしょう。
一方で、模様をつけたい場合はローラー塗装を選択すると良いでしょう。
2つ目は周囲の環境を考慮して選ぶことです。
吹き付け塗装は塗料が飛び散りやすいため、密集地域であればローラー工法の方が無難でしょう。
仕上がりにこだわりがある場合は、吹き付けの作業に問題がないか担当者に相談することをおすすめします。
隣家や車などに塗料が飛散しないように養生する必要があるでしょう。
3つ目は工事費用で選ぶことです。
工事費用だけを見れば吹き付け塗装の方が安く仕上げられます。
また、人件費も抑えられるでしょう。
ローラー塗装は塗料によって金額にばらつきがあり、職人の作業時間もある程度必要になります。
そのため、人件費がかかり吹き付け塗装よりも高くなる場合があるのです。
□まとめ
今回は外壁塗装用ローラ毛の種類や塗料を塗る方法、吹き付け塗装との比較などについてご紹介しました。
外壁の塗装方法は主に、ローラー塗装、吹き付け塗装、刷毛塗装の3種類があります。
ローラー塗装は塗料の飛散量を抑えられることが特徴ですが、広範囲の塗装にはあまり適していないといったデメリットもあります。
それぞれの塗装方法にはメリットとデメリットがあるため、特徴を把握した上で塗装方法を選びましょう。
当社ではお客様の家を長持ちさせる高品質の施工を心掛けております。
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