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外壁塗装を検討中の方へ!足場を組むスペースが狭いときの対処法をご紹介します!
2023.4.6
外壁塗装の際には、作業の効率を上げるために必ず足場が設置されます。
ただし、都心部では土地の価格が高いこともあり、敷地内の幅が狭く、足場の設置が困難なケースがあります。
中には、「こんなに狭いスペースにどのように足場を組んだのだろう」と見ていて不思議に感じることもあるでしょう。
結論から申し上げると、このように狭いスペースでも足場を組むことは可能です。
そこで今回は足場を組むために必要な幅や、幅が狭い場所での対処方法、注意点などをご紹介します。
□足場を組むために必要な幅
外壁塗装工事でよくあるお悩みの一つが、隣家との距離が近いことです。
実は、プロの手にかかれば敷地が狭くても足場を組むのはそれほど難しくありません。
1メートルのスペースがあれば簡単に設置できるのです。
足場を組むために必要な幅は約70センチメートルです。
足を乗せる部分が40センチメートル、両サイドを固定する支柱が10センチメートルです。
理論的には約60センチメートルのスペースがあれば足場を組めることになります。
しかし、隣家との距離が近い場合は、強風で足場が揺れ、隣家を傷つけてしまう可能性があります。
そのため70センチメートルほどを確保した状態で足場を設置します。
お住まいの環境によって足場を組めるか組めないかは異なるため、気になる方はお気軽に当社にご相談ください。
□外壁塗装において幅が狭い場所での対処方法をご紹介!
幅が狭い場所で足場を組む際は、主に3つの方法が用いられます。
建物と敷地のスペースの関係によって最適な方法が変わってくるのです。
*単管(たんかん)足場
建物と敷地のスペースが50センチメートルほどあれば単管足場を使います。
単管足場とは、鉄パイプと金具をかみあわせて、ボルトを締めて接合する足場のことを指します。
比較的、費用が安く、組み立て時の騒音が少ないことがメリットです。
しかし、鉄パイプの上に足を乗せて塗装を行うことになるため、安全性に劣るというデメリットがあります。
現在は、職人の安全を第一に考え、くさび緊結式足場が主流になっています。
くさび緊結式足場とは、鉄パイプを支柱とし、くさびと呼ばれる金具をハンマーで打ち込んで緊結する方法の足場のことです。
*お隣の敷地を借りる
スペースを確保できない場合は、お隣の敷地を借りることもあります。
民法にも必要な工事の際は、近隣の敷地を借りられると明記されています。
ただし、必ず許可を取るようにしましょう。
事前に許可を取っていなければトラブルに発展することも考えられます。
お隣の敷地を借りる際は迷惑をかけることになるため、日頃からの人間関係が構築されている必要があるでしょう。
*ロープアクセス工法
ロープアクセス工法とは仮設足場を設置せずにロープや装備・機材を使用して迅速に作業位置にアクセスする工法です。
費用が安く済む点が大きなメリットですが、作業性が悪く、事故に発展するケースも考えられます。
作業性が落ちるため、一般的な工期よりも長くなる点もデメリットに挙げられます。
また、業者側の負担も大きくなるため引き受けてくれない場合もあります。
そのため、ロープアクセス工法は最終手段と考えておくと良いでしょう。
□狭い場所に足場を組むときの注意点とは?
特に狭い場所で塗装するときはさまざまなことに注意しなければなりません。
外壁塗装においてトラブルになりやすいのが足場を組む時と足場を撤去する時です。
また、狭いスペースでは、塗料が飛散しないように細心の注意が必要となります。
特に、狭い場所で足場の仮設や撤去作業を行うときは資材を慎重に扱う必要があります。
狭い場所では資材の先端が外壁にあたって傷つけてしまうことがあるためです。
外壁塗装前であれば、傷を補修し塗装することで元に戻りますが、足場の撤去前に傷つけてしまうと問題となります。
塗装完了後に足場をもう一度組み直して、補修、再塗装するとなると工期が伸びてしまうだけでなく、隣家の方にさらに影響を与えることになります。
施工主やお隣の方に迷惑をかけることは避けられないでしょう。
最も問題となるのが、隣家の壁を傷つけてしまった場合です。
足場の組み立てや塗装によって迷惑をかけている上に、壁を傷つけてしまうとお隣の方にとってはたまったものではありません。
また、強風にも注意する必要があります。
強風によって資材が家屋にあたり、傷つけてしまうことが考えられます。
このように、狭い場所で塗装する際は、施工主だけでなく、お隣の方にも迷惑をかけないように注意する必要があるのです。
□敷地内に足場を組めない場合について
敷地に30センチメートルほどの余裕しかなく、空中越境ができない場合はお隣の土地を利用するケースがほとんどです。
空中越境とは建物に沿うように敷地内ぎりぎりに足場をたてて、頭が当たらない程度のところから空中に迫り出すような形で足場を組み、作業スペースを確保することです。
ご近所の方と日頃からお付き合いしていれば、空中越境の旨を申し出ても、ほとんどの場合は快く引き受けてくれるでしょう。
また、足場の仮設のために、お庭の一部を貸してもらうように頼んでも、引き受けてくれる方がほとんどです。
民法にも外壁塗装といった住宅のメンテナンス時に隣地を使用することについて定められています。
ただし、許可を取らないまま工事をおこなってしまうと大きなトラブルや裁判にまで発展することがあるため、必ず許可を取りましょう。
多くの塗装業者は外壁のメンテナンスでお隣の敷地を使用する場合、事前にその旨を説明してくれます。
また、塗料やゴミが飛散しないように細心の注意を払いながら工事を進めてくれるでしょう。
当社は地元職人による高品質施工を行っております。
塗装を検討されている方は、ぜひ当社までお問い合わせください。
□隣家との距離が近い時にトラブルを起こさないための対策
1つ目はしっかりと挨拶することです。
外壁塗装工事では騒音が発生します。
また、足場や飛散防止ネットによって全く異なる風景になるため、環境や風景が変わり落ち着かなくなることもあります。
このようにお隣の方の暮らしに影響が出てしまうため、挨拶しておく必要があるのです。
外壁塗装に快く協力してくれたり、今後のお付き合いにつながったりするでしょう。
2つ目は許可を申請しても承諾してもらえなかった場合に第三者に介入してもらうことです。
お隣の敷地を利用する場合には許可を取る必要がありますが、必ずしも承諾してくれるとは限りません。
中には、話を聞いてくれなかったり、断固として断ったりするような人もいるのです。
そのようなケースでは、第三者に介入してもらうことをおすすめします。
法的な解決を手助けしてくれる弁護士を探すと良いでしょう。
□まとめ
今回は足場を組むために必要な幅や、幅が狭い場所での足場対処方法、注意点などをご紹介しました。
70センチ程度のスペースがあれば足場を組むことは可能です。
そのため、自宅の敷地が狭い場合でもお気軽に外壁塗装をご依頼ください。
また、さらに足場が狭い場合でもお隣の敷地を借りることで塗装できます。
その際は、民法にも定められているように事前に許可をとっておきましょう。
トラブルを防ぎ、スムーズに工事を進められるようすることが大切です。
西宮市周辺で塗装をお考えの方は、お気軽に当社にご相談ください。
西宮市・尼崎市・伊丹市の外壁塗装&雨漏り修理ならDOOR
https://www.paint-door.jp