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吹き付け外壁の汚れが気になる方へ。汚れの原因についてご説明いたします!
2023.2.20
細かな石粒や砂を吹き付けた外壁はご存じでしょうか。
このような外壁塗装は「吹き付け塗装」と呼ばれます。
最近は施工事例が少ないですが、仕上がりの良さや独特の趣があり根強い人気が現在でもあります。
今回は、吹き付け外壁のメリット・デメリット、汚れの種類や対策について解説します。
お家を長く綺麗に保つためにも、参考にしてみてください。
吹き付け外壁とは
外壁塗装は重ね塗りを何度かして、最後に外観に整えるために仕上げの塗装をします。
これには、2通りの方法があります。
1つ目は「ローラー塗装」でローラーや刷毛を使った「手塗り」がメインとなります。
吹き付け塗装に比べると、デザイン性が落ちますが、周りへの影響が少ないのがメリットです。
住宅街での塗装に適しており、外壁塗装の多くがローラー塗装で行われています。
もう1つは「スプレー塗装」です。
吹き付け塗装はスプレーガンという道具を使って、スプレーによる霧状で外壁に均一に吹き付ける塗装方法です。
職人の腕が求められますが、ローラー塗装よりも味のある仕上がりやデザインを実現できます。
現在あまり主流ではない吹き付け塗装ですが、費用は安く済み、
和風建築にもマッチする重厚感のある仕上がりはローラー塗装にない魅力です。
吹き付け外壁のメリットとデメリットとは
1つ目のメリットは、施工時間が短いことです。
スプレーガンによる塗装は、施工時間を短くできます。
施工時間を短くできれば、工事費用が安くなる・人件費がかからないことに繋がります。
手塗りの塗装よりも2倍ほど早いと言われており、工期が短くなれば、
費用もかからないのでこの点はメリットと言えます。
2つ目は、綺麗な仕上がりです。
綺麗でバリエーションのある仕上がりが魅力的となり、
複雑な模様や立体感、重厚感のある雰囲気など、さまざまな工夫が施せます。
3つ目は、どこの施工場所にも適していることです。
ローラーの場合は塗料缶やローラー、刷毛が必要ですが、吹き付け塗装の場合は、
スプレーだけで済むので、ローラーより狭い場所に適しています。
施工場所が狭いところでも作業しやすいですが、広範囲でも噴射による塗装なのでスムーズに行えます。
1つ目のデメリットとしては、大量に塗料を使用する点が挙げられます。
塗料が空気中に飛散するため、塗料を大量に使用することになります。
塗料のうち20%も塗料が空中に飛散してしまうため、施工中の安全が問われる集合住宅には不向きです。
2つ目は、作業するまでに時間を要する点です。
飛散防止用シートや塗装しない部分をビニールやテープで保護しなければなりません。
吹き付け塗装は空気中に塗料が多く飛散するので通常のローラー塗りより多くの箇所を保護しないと、
塗料が付着する恐れがあります。
3つ目は、高度な技術力が必要な点です。
ムラができないように、同じ速度で上下右左へとスプレーガンを吹き付ける必要があり、
動きにムラがあると色にもムラが出てしまうので、通常の手塗りより高い技術が必要と言えるでしょう。
吹き付け外壁の汚れの原因とは
普段気にかからない外壁の汚れですが、年月が経つと汚れも蓄積します。
外壁が汚れる原因にはどのようなものがあるのかを確認していきましょう。
雨だれ
雨だれは、外壁に付着していたホコリが雨で流され、一部が外壁の表面に残ることによって発生します。
窓枠や換気扇近くにある細長い筋の汚れは、雨だれである可能性が高いでしょう。
放置しておくと黒ずみが増し、こびりついて自身での掃除では落としにくくなります。
苔やカビ
緑や黒色の汚れは、苔や藻・カビである可能性が高いでしょう。
苔は日当たりが良く、湿気がたまりやすい部分に発生します。
カビは湿気のたまりやすいジメジメした場所や、凸凹面がある外壁に発生します。
外壁近くに植物が生えている場合は注意が必要です。
また、隣と間隔が近く日当たりがよくない場合もカビが繁殖しやすい環境です。
苔やカビがある状態だと、見た目を損なうだけでなく外壁を腐食させることにもつながります。
苔やカビは落としにくいので、発見したらすぐに対処しましょう。
ホコリ
目に見えないチリやホコリが空中には飛んでいます。
それらの小さな汚れも蓄積すると、外壁全体がくすんで見えるようになります。
雨が当たりにくい場所や、風の通りが多い外壁はホコリの汚れが落ちにくいこともあるでしょう。
排気による汚れ
窓や換気口の周りにはシーリング材が施されています。
シーリング材から溶けた脂分が雨で流され、外壁に付着したところに排気やホコリの汚れがつくことで、
黒ずんだ汚れの原因になります。
シーリング以外にも、シリコンや外壁塗装の油分が溶け出す可能性もあります。
油分の汚れはなかなか手強い汚れになるので、業者に依頼するケースが多いようです。
外壁の汚れを放置するリスクとは
見栄え
外壁や屋根の汚れは意外と気になります。
外壁が汚れていると、印象が一気に悪くなってしまいます。
目立つ汚れを落とすだけでも、だいぶ印象も変わるでしょう。
マイホームを美しく保つには外壁の汚れを定期的にチェックし、早めに除去するようにしましょう。
機能性
外壁塗料は、耐水機能を備え、雨風から家を守ります。
苔カビが原因で腐食が進むと、本来もつ性能が発揮できません。
腐食したまま放置し続けると、外壁材の内部に水分が浸入して雨もりが発生することもあります。
また、塗装の性能が落ちると外壁の劣化を招く原因にも繋がります。
劣化が進んでからだと大規模な工事が必要になり、そうなるとリフォーム費用が余分にかかってしまいます。
お住まいの寿命を維持するためにも、外壁汚れは掃除するようにしましょう。
吹き付け外壁のお手入れの仕方とは
外壁の汚れにはいくつかの原因がありますが、汚れやすい立地や環境の場合、
日常のお手入れをしても、すぐにまた汚れることがあるので、以下の点を押さえておきましょう。
水で洗い流す
土ほこりは水をかけるだけでも、ある程度洗い流せます。
水で流された汚れは下に落ちるので、2階部分から始めると良いでしょう。
室内の空気を排気する部分に水をかけると、室内に水が入り込むので注意してください。
スポンジやブラシで擦って落とす
水をかけても落ちない汚れは、スポンジやブラシでこすり洗いをします。
外壁に傷をつけないよう、柔らかい材質のものを使いましょう。
外壁の汚れには、油性の汚れも含まれるため、
汚れが落ちにくい際は中性洗剤や外壁専用の洗剤を使うと汚れが落ちやすくなります。
高圧洗浄機
頑固な汚れは高圧洗浄機を用いても良いでしょう。
しかし、高圧洗浄機は水圧が強力なため、外壁を傷つけないように注意しながら作業しましょう。
カビ・苔取り剤の使用
外壁に繁殖したカビやコケは、軽くこすると落としづらく、強くこすれば外壁を傷める危険があります。
一般的な洗剤では効果がないため、外壁専用のカビ・コケ取り用の洗剤を使って落とすのがおすすめです。
まとめ
今回は、吹き付け外壁のメリット・デメリット、汚れの種類や対策について解説しました。
吹き付け塗装は施工数が減っているとはいえ、根強い人気がある塗装方法です。
外壁リフォームのことなら、何でも当社におまかせください。
地域密着の事業者として、地域の皆様の暮らしを守るべく、安心安全な外壁塗装の工事を続けてまいります。
プロタイムズ西宮店・尼崎塚口店では
外装劣化診断報告書以外にも塗替えイメージのご相談も行っております。
ご興味のある方はお気軽にお申し付けください。
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