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外壁のひび割れや雨漏りで悩んでいる方向け!対策を解説
2023.2.6
雨漏りが発生した際、屋根の劣化や損傷が原因と思いつく人は多いのではないでしょうか。
しかし、外壁が雨漏りの原因となっているケース多々もあります。
業者に雨漏り点検してもらっても「異常ない」と言われ、原因不明というケースも少なくありません。
今回は外壁にひび割れが起きる原因とひび割れを放置する危険性、なぜ外壁からの雨漏りは気付きにくいかについて解説します。
一度起きてしまった雨漏りは、時間の経過とともにどんどん状態が悪化していき、家の構造部を浸食していく恐れがあります。
正しい雨漏りの知識を身につけていきましょう。
□外壁にひび割れが起こる原因とは
1つ目は、外壁の経年劣化です。
経年劣化とは、長い年月が経ち、自然に起きる劣化のことを言います。
紫外線や雨風にさらされ続けることによって劣化が進行し、外壁表面にひび割れが生じてしまうことがあります。
また、外壁塗装メンテナンスしてから数年後にひび割れが発生した場合は、経年劣化による原因の可能性が高いといえます。
外壁表面に発生しているひび割れの多くが、上記の経年劣化が原因となります。
ひび割れは経年劣化の1つであり、どうしても破損が出てくるので完全には防げません。
よって、外壁塗装で定期的なメンテナンスが必要になります。
2つ目は、外壁塗装工事の施工不良です。
外壁塗装工事で施工不良があった場合にも、ひび割れが発生することがあります。
お家を建てたり前回の塗装工事をした業者さんが、手抜き工事したり間違った方法で塗装するといったことが原因でひび割れが起きます。
塗装をしてから数ヶ月程度ではひび割れが起きないため、ひび割れが発生した場合は施工不良の可能性をまず疑いましょう。
3つ目は、地震による揺れです。
揺れが原因で、外壁にひび割れが発生することもあります。
この場合は、表層の外壁塗装だけではなく、外壁材や重要な構造体にまでひび割れが生じている可能性が高いです。
見つけたらいち早く業者に連絡しましょう。
4つ目は、日常生活による振動です。
車や電車が通過する際には、大きな振動が発生し、この振動が地面を伝わってお住まいに振動を与えます。
特に、幹線道路や線路の近くに家がある場合は、頻繁に振動を受けているので、外壁にひびが入ることがあります。
5つ目は、住まいの構造の問題です。
住まいの構造の問題や地盤の問題がある場合にも、ひび割れが生じることが稀にあります。
外壁塗装のひび割れは、1つの原因で生じるとは限りません。
いくつかの要因が重なることにより、ひび割れが生じることもあります。
□ひび割れを放置するとどうなる
ひび割れが大きくない亀裂は、放置してもすぐに建物に大きなダメージを与える可能性は少ないと考えて良いでしょう。
ただし、放置は良くないのでいち早く修理しましょう。
外壁材は住宅の構造体を保護する役割を担い、ひび割れを放置すると住宅の構造や壁の内部が傷む原因に繋がります。
ひび割れが発生している外壁は、通常の壁よりも水分を含みやすくなっています。
また、被害が小さいと危険ではないように感じますが、放置すると周りの塗膜も剥がれやすく、二次被害が大きくなるため注意が必要です。
他にも、外壁材のひび割れから雨水が入ってしまうと、外壁内部が腐食する恐れがあります。
内部腐食が進行すると、住宅の重要な部分まで影響を及ぼし、大規模な補修工事が必要になります。
また、シロアリは水気を含んでいる腐った木材が好物なので、外壁の亀裂から水分が入り込むと、カビやシロアリが湧いてくることも考えられます。
雨水が外壁内部に浸入するのと同様に、シロアリに柱や壁を食べられると、外壁が脆くなる危険や健康に被害が起きる危険もあります。
最も重要なのは、ひびが入っていると美観が低下する心配があることです。
外壁を塗り替えることで、ひびの補修や防水といった機能面だけでなく、見た目の美しさも保てます。
□ひび割れが起きやすい場所と雨漏りの関係とは
ひび割れが起きやすい場所には、換気扇ダクトや太陽光パネルの取り付け部分、窓枠、窓周りなどが挙げられます。
どの作業も設置する時に穴を開ける作業が伴ってきます。
その際の穴を塞ぐ処理としては防水紙を用いますが、処理が適切ではないと、その部分から雨水が浸入してくる原因になります。
□外壁からの雨漏りが気付きにくい理由とは
外壁からの雨漏りとして染み込んできた雨水は垂直方向に下に移動します。
屋根からの雨漏りと同様、遮るものがない限り、横方向には流れ込みません。
壁も垂直であるため、部屋の壁に明らかな雨漏りの痕跡である雨染みができにくくなっています。
屋根が原因の雨漏りは天井に染みができたり、雨水が垂れてくるといった症状に気付きやすい状態となります。
一方、外壁からの雨漏りは、外壁材の内部に浸入し、防水シートによって室内に症状が出ないことも多いため、症状が現れた時には手遅れで、大規模な改修が必要になることも多いです。
防水シートが破れ、更に中に浸入しても断熱材があるため、部屋の中まではなかなか浸入してくることはありません。
もし、部屋の中の壁に雨染みができたら、雨漏りが発生してからかなりの時間が経っていると考えた方が良いでしょう。
□外壁で雨漏りが起きた際のメンテナンス方法とは
雨漏り発生箇所の原因は様々ありますが、雨漏りの解決には原因究明が大切です。
原因の1つ目としては、シーリングの劣化があります。
この雨漏りの仕方は、外壁のシーリングが劣化して雨漏りが起きて、そこが浸入口となって雨水が浸入している状況なので、隙間を防ぐ処置が必要となります。
窓周りは注意が必要で、窯業系サイディングや外壁タイルであれば外壁目地部分なども要注意となってきます。
この雨漏りの対策として、シーリングの「増し打ち」や「打ち替え」作業が適切です。
増し打ちとは、既存のシーリング材の上から重ねて充填する方法です。
打ち替えとは、既存のシーリングを撤去した上で新たに充填する方法です。
2つ目の原因は外壁の亀裂による雨漏りです。
亀裂に関しては正確に現状の大きさを判断して適切に処置する必要があります。
亀裂が深刻な場合は雨漏りのみでなく構造体にも影響するので、建物の耐久性にもリスクが生まれます。
亀裂を根本から補修するためには、外壁面を電動カッターで適切にカットし、カット面を綺麗に清掃した上で接着剤の役割を持つプライマーを塗布して樹脂モルタルを充填します。
この処置は傷口を広げているようにも見えるのですが、樹脂モルタルが十分な強度を持っているため安心です。
3つ目の原因は窯業系サイディングの変形や割れです。
浮いている程度の状態であれば、ビスの再固定で釘穴をシーリングで埋めるといった対処法が適切です。
また、シーリングを充填する方法もありますが、シーリングが劣化し、そこからまた雨漏りすることを考えると、部分的に張り替えをしても良いでしょう。
□まとめ
今回は外壁にひび割れが起きる原因とひび割れを放置する危険性、なぜ外壁からの雨漏りは気付きにくいかについて解説しました。
家の中に水が浸入すると、場合によってはかなり建物の状態が深刻化することも考えられます。
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地域密着の事業者として、地域の皆様の暮らしを守るべく、安心安全な外壁塗装の工事を続けてまいります。
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