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苔でお悩みの方必見!苔が生えにくい外壁や対策を解説
2023.1.30
外壁塗装するきっかけの中で上位に入るのが外壁の苔汚れです。
では、実際にはどのような原因により生えるのかはご存知でしょうか。
原因について知るとともに、ご自宅の外壁に適切な対策を施して綺麗な外壁を保ちましょう。
今回は苔が生えやすい原因や対策、苔が生えにくい外壁について解説します。
□外壁に苔が生えやすい原因とは
苔が好む環境状態は水分や汚れ、淀んだ空気、日陰のある環境です。
日光が当たらない、日陰になる箇所は特に苔が発生しやすくなります。
増殖させないためにも、外壁に湿気や水分を蓄積させない、風通しの良い環境にすることが大切ですが、以下のような悪条件が重なると湿気が蓄積されてしまいます。
1つ目は周囲の環境です。
先ほども述べた通り、湿度が高い場所は、苔や藻が成長しやすい環境になります。
特に樹木や森、川が近くにある場所では湿度が高くなりやすく、空気中に漂う胞子が外壁に付着しやすい環境となるでしょう。
2つ目は日当たりや風通しです。
日当たりや風通しが悪い場所も危険です。
例えば高い塀に囲まれて日当たりの悪い場所や、隣家と密接している住宅街は、日光があまり当たらず風通しが悪く、苔が発生しやすい条件を作ってしまいます。
3つ目は築年数の経過による原因です。
築年数が経過も発生原因となります。
家の外壁材には、予め防水加工のある塗料が塗られていますが、経年により塗料の効果が薄くなると、苔が発生します。
□苔がもたらす危険とは
外壁に付着する苔は、「見栄えが良くない」程度にしか思わない方も多いかもしれませんが、放置することで身体にも外壁にも悪影響をもたらす危険なものです。
以下のような苔には特に注意しましょう。
1つ目は表面の苔です。
外壁にうっすらと付着しているものについては、外壁に危害を与える危険度は低いですが、胞子がもたらす健康への被害は要注意です。
家のすぐそばに苔があると、家の中にも胞子が入りやすい状態になっています。
実際に胞子を吸い込むことで起こるアレルギーもいくつかあります。
苔が発生したら、苔だけではなく、発生するカビにも注意しなくてはなりません。
健康状態を保つためにも拭き取れる苔は取り除きましょう。
2つ目は壁に根を張っている苔です。
苔は菌類ですので、環境が良いと根を張ってどんどん増殖してしまいます。
外壁にずっと付着している状態が続くと、外壁が脆くなり崩れやすい原因となります。
触るだけで剥がれてくる状態になると、いち早く外壁補修が必要な状態と言えるでしょう。
3つ目は水分を溜め込んでいる苔です。
この種類が一番厄介な状態となります。
それが外壁に根付くということは、外壁の内部が常に水を溜め込んでいることになります。
外壁の内部が湿ったままだと弱く脆くなり、最後は補修さえできない状態になってしまう可能性も考えられます。
初期状態だから安心というわけではないので、気づいたら早めに対処しましょう。
□外壁に苔を生えにくくするための対策とは
外壁周辺に物を置いたり、植物を植えたりせず、風通しを良くすることが大切です。
定期的に外壁を確認し、苔が生えていたら拭き取って掃除しましょう。
もし壁に破損がある際は、すぐに補修を依頼するのが良いでしょう。
ホームセンターでは苔を生えにくくする薬剤も売っているので、購入して使ってみるのも有効です。
他にも家を建てる際に、外壁は平らなデザインにすれば、苔が付着しにくい上、手軽に掃除しやすくなります。
さらに、外壁塗装を塗り替える際に、苔が生えにくい塗料を選ぶという手段もあります。
□外壁に付いた苔の掃除の仕方とは
表面に苔が付着しているのならば、軽く濡らした布でふき取ることで落とせます。
ブラシやスポンジでも落とせますが、注意点として外壁を傷つけないような柔らかい物を使いましょう。
泥や苔を取る際に注意したい点は、強い力で何度もこすることや、「固いたわし」の使用は避けるということです。
外壁に傷が付くと、そこに汚れやコケがたまり、塗料が剥がれ、劣化しやすくなります。
水だけでは落ちない苔ならば、専用の薬剤を使ってみましょう。
汚れ落としだけでなく再発防止の効果もあります。
ご自分でお手入れをされる場合は、優しく拭きとる・専用洗剤を使う方法がおすすめです。
外壁の汚れ落しのために高圧洗浄機を使用しても良いのかといった疑問が上がります。
結論を言うとあまりおすすめしません。
理由は、外壁を傷つける可能性が出てくるからです。
高圧洗浄機は、文字通り高圧の水を噴射し、汚れを落とす機械です。
高圧洗浄機を使って外壁掃除すると、一時は綺麗になったように見えます。
便利な上、パワーが強いので、汚れ落としには適していますが、塗料が剥がれ防水性が弱まり「コケが生えやすい状態」にしてしまう心配があります。
細かい傷ができると、苔の胞子が入り込んでしまう可能性も考えられます。
ブロック塀は心配ないのですが、外壁の傷を防ぐためにも、圧力を調整しながら使いましょう。
使用する上で、水圧の調整や「同じ箇所に当て続けない」「シーリングには当てない」といったことに注意が必要です。
同じ場所に当て続けると、劣化が早まるので、程よい水圧状態を保ち、同じ箇所に集中させずに汚れを落とすことがポイントです。
また、水圧が高いままシーリングを掃除すると、劣化を早めます。
シーリングとは外壁の継ぎ目を埋める合成ゴムで固められた部分です。
そこが傷つくと、傷んだところから雨水や外壁内部を破損する原因となるので当てすぎや直撃は避けましょう。
□苔が生えにくい外壁の種類とは
外壁の素材やデザインによっても苔の発生度が変わってきます。
では、発生しやすい外壁と苔が生えにくい外壁を見てみましょう。
苔が生えやすい外壁としては「艶消し外壁」「モルタル外壁」が挙げられます。
外壁の光沢をなくすことで、落ち着いた印象になるのが「艶消し外壁」ですが、表面がザラザラ、水を染み込む性質があるため、苔が生えやすい環境と言えるでしょう。
耐火性・耐久性に優れている「モルタル外壁」も、凹凸を付けると苔が生えやすくなってしまいます。
次に、苔が生えにくい外壁は「サイディング」「艶あり塗装」です。
デザインがたくさん展開されており、リーズナブルな価格で人気のある「サイディング」は、表面の凹凸が少なく撥水効果もあるため苔が生えにくい外壁の1つと言えます。
また、艶あり塗装で仕上げた塗装も苔が発生しにくいという特徴があります。
外壁の種類に特にこだわりがない場合は、汚れにくい上記2つの外壁がおすすめです。
塗料もできるだけ汚れや苔がつきにくいものを選びましょう。
シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などが汚れがつきにくく、耐久性が高いと言われています。
これらのポイントに気をつけることで、苔が生えにくく、汚れにくい外壁になるでしょう。
□まとめ
今回は苔が生えやすい原因や対策、苔が生えにくい外壁について解説しました。
家の向きや風通し、樹木などの既存の環境は変えられませんが、外壁を塗り替える時には塗料を選べます。
他にも日頃の掃除により、綺麗な外壁を維持できます。
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