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塗装工事をご検討の方必見!塗装工事の契約書のポイントについて解説します!
2022.12.30
「外壁塗装の契約は専門的で難しい」「業者の言われるがままに契約してしまった」
外壁塗装を検討している方にとって、このような後悔はしたくありませんよね。
今回は、外壁塗装の契約の際のポイントや契約書の役割の重要性について解説します。
外壁塗装の契約書に関して、不安や疑問を抱かないためにも、この記事を参考にしてください。
勢いに流されて契約してしまったり、契約の内容が難しいからといって全て業者に任せしてしまったりすることがないよう、正しい知識を理解していただけると幸いです。
□塗装工事の契約書の重要性とは
塗装工事で起こるトラブルは数が多く、年間約1,700件あまり発生しているのが現状です。
その原因の多くは、「契約書」を軽く考えて取り扱ってしまう現状があります。
業者と契約する際には、契約書に取り決め事項を記載して、お互いの了承の上でサインを交わす必要があります。
約束事も契約書がなければ何の拘束力もなく、何かあった時に自分の身を守る事ができません。
契約書を使用しておこなう契約は、強制力をもっておこなわれる法律行為です。
契約書の役割は3つあります。
1つ目は、契約内容の明細化です。
書面に残す事は、当事者間の解釈の違いや思い違いを埋め、共通の要項を共有するのに役立ちます。
双方の考え方のギャップを埋め共通認識を持つ事はトラブルの予防となります。
2つ目は、言い争いの予防です。
書面に残っていると「言った」「言わない」という無用な争いを避ける事ができます。
当事者同士の署名、捺印がなされた契約書を見れば互いの合意をもって交わされたと一目で分かるため、迅速な対応ができます。
3つ目は、証拠保全と間接的な強制力です。
契約書は重要な証拠書類として扱い、両者間の合意を示す為にも署名と捺印は必須です。
契約書にサインをする事は両者間の記憶にとどめ、義務の履行を間接的に強制しています。
このように、契約書には大切な意味があるため、どんなに些細な契約や小額な工事でも契約書を結ぶようにしましょう。
□塗装工事の契約書の役割とは
契約書を交すことによりトラブルを回避できる可能性は高くなります。
ここでは、塗装工事における契約書の役割について解説します。
1つ目は、塗装業者と消費者の合意に法的な根拠を与えることです。
契約とは「相反する2つ以上の意思表示の合致によって成立する法律行為である」と定義されています。
契約を交わすことにより双方の合意の上で契約が成立したとみなされます。
塗装業者は契約書どおりの内容で進行し、記載内容の工事をしなければ法律違反になります。
2つ目は、不慮の事故やトラブル時の対処法の明記が解決を容易にすることです。
安全に工事が終わるのが望ましいですが、想定外の事故やトラブルが発生し、工事が行えないケースがあります。
その際に塗装業者が取るべき対応を明記すれば、解決までのやり取りがスムーズにできます。
3つ目は、トラブルの回避です。
受注者は赤色だと思い込み塗装したけど、発注者はオレンジ色で発注したつもりだった。
このような誤解や誤発注を防いでくれるのが、契約書です。
口約束で注文しても、色が違う、形が違うなどのトラブルが発生することがあります。
契約書を交わさない場合、塗装業者に悪意がなくてもお客様とトラブルになる可能性がありますが、契約書を交わすことによりトラブルが防げます。
4つ目は、悪徳業者との契約を防ぐことです。
一般的な塗装業者は、お客様の立場になって工事します。
そのために、契約書を作成し、お客様が納得する説明をします。
お客様を守る大切な契約書に関することでいい加減な対応をする業者は、「良い業者」とは言い切れません。
□塗装工事の契約書の内容とは
契約の際に交わす書類にはそれぞれ「請負」「契約」「約款」といった言葉が使われ、一般の人にとっては馴染みのない言葉が多く記されています。
一番大切な契約書は「工事請負契約書」といい、その他の書類は補助的な役割と考えましょう。
主に下の5つが契約書としてあります。
・業者へ工事を依頼する旨の契約を示した「工事請負契約書」
・契約の取り決めの個々の条項である「請負契約約款」
・工事内容の詳細が記載された書類、最終的に確定した見積書の「請負代金内訳書」
・業者から施主への代金の請求を記載した「請求書」
・工事後の外壁に不具合があった場合、無償で工事してくれるという内容を証明する書類である「保証書」
一番メインの工事請負契約書は、建設業法で定められている内容が記載され、これらの内容が書かれていない契約書は法律違反となります。
契約内容は、工事方法・工事日程・支払い方法・補償対象などあらゆる事が記載されています。
契約時に何かトラブルが起こった場合の解決策も記載しています。
外壁塗装リフォーム工事でも、訴訟問題に発展し、裁判になる事も十分にあり得るので確認しておきましょう。
□外壁塗装の契約書を交わす際の注意点とは
*見積書の確認
契約前の注事事項として見積書の見直しをしましょう。
まずは、見積書をもらい内容を十分に確認しましょう。
そして、見積書作成のために十分な実測・調査が行われたか担当者に尋ね、調査診断に基づいた見積りがされているか確認します。
使用する塗料の種類や塗り回数、色などが調査結果や希望に従っているものとなっているか確認します。
見積内容に納得できない場合は、再度見積りの提出を依頼しましょう。
また、見積書は細かく記載しているため、納得ができるまで説明してもらうようにするのも良いでしょう。
*見積書の次は契約書の確認
契約書は非常に重要な書類となります。
工事名称、工事場所、工事期間、支払い方法の内容に相違がないか確認しましょう。
塗装範囲の確認や最終見積りの内容と相違ないか、請負金額以外に費用の追加がないことを確認しましょう。
契約書に記載するべき項目が不足している場合は、必ず業者に確認をして、契約内容に納得してから署名・捺印しましょう。
*契約約款書の内容を確認する
契約約款書は、工事後に問題が起きた場合の保証内容や約束事などがどのようなものかを確認する書類です。
専門用語や難しい言葉で細かく記載されているため、内容を理解することが難しいかもしれませんが、重要なので必ず確認しましょう。
具体的には、保証内容を確認し、万が一不具合が生じたときの責任について確認をしましょう。
トラブルの際は、業者が有利になるように作成してある可能性や内容をきちんと説明しない業者、契約約款書を提出してこない業者もいます。
その際は、説明を求めたり提出を催促する対応をしましょう。
□外壁塗装契約の際のクーリングオフ制度の使用
外壁塗装の際もクーリングオフ適用の対象となります。
適用の期間はクーリングオフの書面を受け取った日から数えて8日なので注意が必要です。
流れとしては、クーリングオフの通知の書面を記入し、業者に通知の書面を送ります。
万が一のためにも証拠として書面に残すことが重要です。
しっかりと考える余裕もないうちに契約してしまった消費者を守るための制度となっているため、納得がいかないなら契約を解除できるので、知っておくと良いでしょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装の契約の際のポイントや契約書の役割の重要性について解説しました。
外壁塗装は大きな買い物です。
契約時に形として存在しているわけではなく、工事が完了して初めて商品としてお客様に手渡されるものですので、正しい契約をする義務があります。
当社では、西宮市周辺で外壁塗装に関するご相談にお応えしております。
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