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外壁塗装をご検討中の方は必見!足場の台風対策とは?
2022.12.14
近年、記録的な勢力の台風の発生が目立ち、日本各地で深刻な爪痕を残しています。
外壁塗装にとって、台風シーズンになる7月から9月は気を抜けない時期です。
「台風シーズンに外壁塗装はできるの?」「外壁塗装する際に台風が接近してきたらどうすれば良いの?」
今回は、外壁塗装をご検討の方に向けて、上記のような疑問に答えながら、その他の疑問についても紹介します。
台風接近により、どのような対策が行われているのか、万が一、足場が倒れてしまった際のことも一緒に紹介します。
台風シーズンと重なってしまう方、これから外壁塗装を考えている方にとって安心・安全で過ごすためにも有益な情報となるため、最後までご覧ください。
□台風シーズンでも外壁塗装は可能なのか
台風は、進路・強風・雨の予測が可能なため、日程を調整すれば問題ありません。
台風上陸前までに下準備を可能な範囲まで行っておき、台風予測を見越して日程を調節することにより、日程にズレがなく施工できます。
しかし、外壁塗装は雨と相性が悪く、乾くまでの時間も要します。
そのため、台風接近時に無理に塗装をすると、塗装完了後に不具合が生じる可能性があるため、台風が去り余裕がある塗装工程にする方がおすすめです。
その場合、台風の影響が原因で予定より工期が延びてしまう可能性も考えられますが、追加料金が発生する心配はないでしょう。
□台風の際に起こり得る外壁塗装への被害とは
外壁塗装する上で台風の影響により、どのような被害があるのかを事前に知っておきましょう。
1つ目は、強風による破損です。
屋根瓦やタイル、雨樋などが強風によって損傷しやすく、パーツが飛びやすくなります。
強風によって全てのパーツが飛んでしまうといった可能性は低いですが、築年数が経過し、メンテナンスが不十分なお住まいだと接着が緩い可能性があります。
風の影響で外壁の一部が損傷し、近隣の家屋を傷つけないためにも台風前に対策しましょう。
また、強風が原因で足場が崩れ、壁自体に傷をつけてしまうこともあるため、足場の強風対策も必須です。
2つ目は、大雨が原因で雨漏りが発生することです。
外壁塗装する際は、事前にコーキングの補修をします。
この補修のタイミングで、台風の雨による影響を受けると、補修部分から雨水が侵入し、雨漏りを誘発します。
雨漏りが起こると被害が深刻となり、外壁塗装のみでは直せず、外壁材ごと交換する事態になるかもしれません。
雨漏り被害を無くすためにも、台風進路をよく確認し、シーリング補修の日程と塗装の日程をずらすことにより雨漏りを防げます。
3つ目は、飛来物による傷や凹(へこ)みです。
強風が伴うため、飛来物で外壁を損傷する可能性があります。
外壁に傷や凹(へこ)みなどができてしまうと、美観を損ない、外壁の機能が低下します。
そのため、台風による被害を最小限に食い止めるためにも事前の点検をおすすめします。
□台風に備えた外壁塗装の足場処置とは
足場の対策や補強はご自身でするのではなく、専門家にしてもらいましょう。
足場の作業は、資格取得が伴うほど高度な技術・専門性が必要となります。
誤った処置をすると、かえって足場が不安定になったり、怪我をしたりする可能性があるため、専門家に依頼すると良いでしょう。
外壁塗装で足場を組むときの台風の処置は、主に2つあります。
1つ目の対策は、メッシュシートの一部をたたむことです。
メッシュシートとは、家周りを覆っている幕のことです。
普段は塗料・洗浄水飛散防止や職人さんの転落防止のために広がったままになっていますが、台風接近時はシートの一部を取り外し、足場に巻き付けるようにたたみます。
こうすることで風の通り道を確保し、強風による足場の揺れを軽減します。
2つ目は、壁当ての設置です。
壁当てとは、外壁に直接当てて足場を安定させる対策です。
塗装作業中は邪魔になるので、基本的に緩めて浮かせていますが、台風接近時は緩めていた壁当てを壁に固定し、足場を安定させます。
足場は地面と固定しているわけではないため、建物から足場の強度を高めます。
一時的な強風処置としては適していますが、締め付けを強くしたり乾く前に固定したりすると、剥がれの原因になるので注意が必要です。
布を挟む、適切な乾燥時間を設けるなどの対策をすると、トラブルを防げるのでおすすめです。
また、足場の安定や被害を少なくするためにも、固定箇所を増やした方が安全でしょう。
□外壁塗装工事中のトラブルの責任は
入念に対策したにもかかわらず、台風の影響により隣の家の車を傷つけた、電線を切断した、自宅に傷がついたなど何かしらのトラブルが発生してしまうことも考えられます。
このようなトラブルが発生した際の追加費用は、工事を請け負った会社が費用の負担をするのが一般的です。
また、台風による影響で雨漏りが起こった場合は、火災保険が適用します。
火災保険は、台風・水害などのあらゆる自然災害に対応します。
ただし、劣化が原因の雨漏りや施工会社側の施工不良による雨漏りは、台風が直接関係していないため、火災保険の適用対象外となるので注意が必要です。
台風の場合は、「飛来物が原因で雨漏りが起こった」「強風による塗装の剥がれが原因で雨漏りが起こった」というケースで適用されます。
万が一、台風の直後に雨漏りした場合は、速やかに施工会社にその旨を伝えてください。
他にも、台風により足場が崩れても修繕費は施工会社が負担します。
台風の風の影響により足場が崩れてしまった場合、「請負業者賠償責任保険」と呼ばれる保険を使用して修繕費をまかないます。
この保険では、強風により足場が崩れた場合はもちろん、そのほかの自然災害による壁の修繕や近隣の方々への補償内容も含みます。
多くの会社は加入していますが、悪徳業者の場合は加入していない可能性もあるため、事前に加入有無の確認をしましょう。
□台風接近前に家を点検するメリットとは
住まいの被害をなくすためにも、台風接近前に点検を済ませておくことが重要です。
台風接近前に点検を済ませておくことで、主に2つのメリットがあります。
1つ目は、劣化を最小限に抑えることです。
台風で損害を受けた箇所は、以前からある程度の劣化が進行している場合が多いため、劣化箇所を台風シーズン前に見つけて補修することで、被害や費用を最小限に抑えます。
修復可能な状態であれば、再度修復することにより再利用ができますが、台風により破損が起こると、再利用ができず、部材を交換し修復が必要です。
修復する工事よりも、新しい部材を購入し取り替える施工の方が、費用は割高になるため、事前に補修しておくのがおすすめです。
2つ目は、直近で点検した現場は優先的に対応してもらえることです。
台風前に点検・工事をした場合、施工会社側も数日間は施工後の様子を気にかけてくれます。
点検してからすぐに台風が接近した場合は、どこか不具合が起きていないか連絡を入れてくれることもあるでしょう。
その際に不安なことを伝えると、実際に確認しに来てくれるので、深刻なトラブルへと発展する前に改善できます。
つまり、台風シーズン直前に施工をすることにより、他よりも優先的に対応してもらえる可能性があるのです。
□まとめ
今回は、外壁塗装で足場を組む際の台風対策について紹介しました。
台風は自然災害なので、人間の力ではどうすることもできません。
しかし、事前に台風の進路予想を立て、足場の崩れや雨漏りなどの事前対策をすることにより、被害を大幅に抑えられるでしょう。
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地域密着の事業者として、地域の皆様の暮らしを守るべく、安心安全な外壁塗装の工事を続けてまいります。
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