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外壁に藻や苔が生える原因とは?対策方法や予防方法も併せてご紹介!
2022.11.28
買ったばかりの時は真っ白の外壁だったのに、いつの間にか汚れてしまったということは少なくありません。
特に、外壁から藻や苔が生えてきたとなれば、ショックは大きいでしょう。
外壁に藻や苔が生えるのには理由があり、対策すれば繁殖を大きく妨げます。
外壁に藻や苔が生える原因と、その予防方法について解説していきます。
□外壁に藻や苔が生える原因とは?
藻や苔が生えるのは、水や汚れが溜まりやすく、直射日光の当たらない日陰になりやすい場所です。
水や汚れが溜まりやすい場所は、河川敷、または周囲に池や用水路、森林、田畑があるところです。
「少しの汚れは気にしなくて良い」と高を括っていると、気づいた時には外壁が藻や苔だらけになってしまいます。
また、藻や苔が生えやすいポイントは、カビが発生しやすい条件と合致しています。
カビは深く根を張って外壁の中からダメージを与えるため、できるだけ早めに取り除かなければなりません。
その他にも、風通しが悪いところも藻や苔が生えやすいポイントと言えます。
直射日光が当たらない、風が通らないような湿気が溜まりやすい場所は、特に注意しなければなりません。
北側の壁を重点的に確認することをおすすめします。
□外壁の藻や苔を除去・洗浄する方法とは
自分で洗浄する場合、苔を手洗いで除去する方法と、高圧洗浄機を使用する方法があります。
自分で洗浄することのメリットは、なんと言っても費用が安くなることです。
ただし、手間がかかってしまいますし、外壁を傷つけてしまえば、劣化が早まってしまいます。
外壁は意外に繊細です。
常に外気にさらされているので、私たちの想像以上にダメージを受けています。
特に高圧洗浄機を使用する場合、力加減を間違えれば外壁の塗膜が劣化してしまうため、逆に塗り替えの時期を早めてしまうことになります。
少しのお金を節約しようとして、外壁を更に傷つけてしまうのは本末転倒です。
外壁のメンテナンスは、専門の会社に委託することをお勧めします。
会社が外壁を洗浄する場合、高圧洗浄機を使用します。
水で洗浄するのが一般的ですが、藻や苔を落とすためには、バイオ洗浄も効果的と言えます。
藻や苔の繁殖している範囲が広い場合、その家に長く住むため、できれば外壁を傷つけたくないという場合には、会社に依頼することを強くお勧めします。
□藻や苔をプロに取り除いてもらうメリットは?
藻や苔は、広い範囲に繁殖しているものでなければ、自分で取り除くことも不可能ではありません。
ただし、プロに依頼することで、さまざまなメリットを享受できます。
前述の通り、「自分で取り除くことも不可能ではない」外壁の藻や苔は100パーセント自分で取り除けるという訳ではありません。
建物の2階以上の部分、タイルの目地・隙間に藻や苔が発生した場合、自分の手で上手に取り除くことは簡単ではありませんし、そもそも見つけられないこともあるでしょう。
藻や苔の取りづらい場所や落ちにくい場所はもちろん、素人目にはなかなか気がつかない場所の藻や苔を一網打尽にできるのが、プロに洗浄を依頼する一つのメリットです。
他にも、プロに藻や苔を除去してもらうメリットがあります。
というのも、外壁のメンテナンスは、藻や苔を落としただけでは不十分なのです。
年数が経過すると、外壁の表面の塗膜が劣化していき、外壁材が落ちてしまうため、見た目が色褪せ、寂れて見えてしまいます。
そもそも、塗装会社が藻や苔を洗浄するだけの依頼を受けることはなかなかなく、外壁塗装と併せて提案される場合がほとんどです。
藻や苔が外壁に発生しているということは、外壁の表面の劣化が進んでいる証拠です。
その場合、ただ藻や苔を落とすだけではなく、外壁を補修し、張り替えることが重要なのは言うまでもありません。
他にもメリットはあります。
それは、「イタチごっこにならない」ということです。
藻や苔との付き合いは一度きりのものではありません。
削ってはまた生えて、削ってはまた生えての繰り返しです。
藻や苔が生えてきたところは、そもそも「藻や苔が生えやすい場所」なので、一度処置をしただけでは、またすぐに生えてきてしまいます。
プロに依頼すれば、藻や苔が生えないよう外壁を塗装し、古くなった部分のリフォームも可能になります。
藻や苔を根絶やしにするためにも、「一気に除去する」ことが重要なのです。
□藻や苔を放っておいたらどうなる?
結論から言うと、発生した藻や苔を放置することは、絶対にやめてください。
大切なお住まいにとんでもないダメージを負わせることに繋がります。
藻や苔には吸水性があります。
藻や苔が長時間外壁にへばり付いていると、外壁の表面に水分が溜まったままの状態が続くことになります。
外壁は、基本的に水分に強くありません。
雨によって塗膜が剥がれてしまったり、雨水が外壁に侵入して腐ってしまったりするなど、外壁にとっては悪いことばかりです。
そのため、藻や苔を放置しておくと、外壁を劣化させることに繋がるのです。
また、藻や苔によって外壁の表面が劣化すると、コーティングが剥がれて水気が建物の内部に侵入してしまうことがあります。
外壁を支える内部の躯体は、木材や金属でできていることが多いですが、木材は水に浸すと腐ってしまいますし、金属は錆びてしまいます。
また、苔が付着すると湿気の高い状態が続いてしまい、カビが発生することもあります。
壁は単に外壁を傷つけるだけではなく、感染症やアレルギーを引き起こす原因にもなります。
感染症やアレルギーはとても怖いものです。
罹る確率を少しでも減らすために、藻や苔を除去するようにしましょう。
□苔を予防するためには?
苔をできにくくするために、いくつか効果的な方法があります。
まず、外壁をセルフクリーニング機能のある塗料で塗装することです。
太陽光で付着した苔の胞子を浮かせ、雨によって洗い流せる「光触媒」を用いた塗料を用いれば、藻や苔の発生を防げます。
これは、特に日当たりが良いところで高い効果を発揮します。
また、藻や苔を発生させないようにするため、薬品を配合した塗料もあります。
また、樹脂の配合によっても、藻や苔を発生を抑えられます。
ただし、発生しにくくなると言っても、完璧になくなると言う訳ではありません。
日々の手入れはしっかりと行うようにしましょう。
日々のお手入れにもコツがあり、それを踏まえることによってより高い予防効果を得られます。
まず、拭き取りで藻や苔を拭き取る方法です、
拭き取りの目安は、大体月に1階程度です。
藻や苔は熱に弱いため、45度以上のお湯であれば、大抵死滅してしまいます。
また、藻や苔は酸性のものに強くありません。
お酢があれば、それを水道水で3〜20倍に希釈して、刷毛やタオルなどを利用して外壁に塗れば、新たに藻や苔が生えてくるのを予防できます。
そして、お酢を塗ることで、既に生えている藻や苔を落とせるでしょう。
□まとめ
外壁に藻や苔が発生してしまう原因と、その対処法についてお伝えしました。
藻や苔には、生えにくいポイントもありますが、季節や周りの環境、そして方角などによっては、生えやすくなってしまうポイントも数多く存在します。
外壁が緑だらけにならないようにするためにも、普段からのメンテナンスを怠らないようにしましょう。
また、おかしいと思った時にはすぐプロに相談するようにしましょう。
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