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無機塗料ってどんな塗料?特徴や費用相場なども併せてご紹介!
2022.10.26
皆さんこんにちは、西宮市の外壁塗装・防水専門店のプロタイムズ阪神中央店です。
今回は無機塗料について詳しくご紹介致します。
外壁が色褪せてきた、剥がれてきた、傷が何箇所も入っているなどの理由で、外壁塗装をお考えの方も多いでしょう。
そのような方の中には、「1度塗ったら、長く持つものが良い」と思う方も多いはずです。
そこでおすすめなのが、天候の変化に強く、耐久性のある無機塗料です。
しかし、無機塗料はあまりメジャーな塗料ではなく、名前もざっくりしているため、イメージがつきにくいという人が多いです。
そこで今回は、無機塗料とはどの様な塗料なのか、詳しくご説明します。
□無機塗料とはどんな塗料か?
無機塗料と聞いて、どんなものか答えられる方は少ないでしょう。
「無機物が入っているから無機塗料なんだろ」と思われた方、正解です。
まず、塗料には有機塗料と無機塗料があります。
「有機物」と「無機物」の有機無機です。
有機塗料の「有機」は、主に樹脂成分のことを指しています。
代表的なものは、アクリル、シリコン、フッ素などが挙げられます。
この樹脂の種類によって、塗料の性能やグレードが決まってきます。
ただ、樹脂は紫外線によって分解されるため、時間が経つと退色(色褪せ)や変色などの症状が見られるようになります。
一方で、無機塗料にはその様な樹脂成分があまり含まれていないため、有機塗料に比べると高い耐久性を誇ります。
無機塗料の「無機」は主に、ガラス、石などが挙げられます。
ただし、無機塗料と言っても、100パーセント無機物という訳にはいきません。
無機物だけでは、塗料に粘着性を出すのが難しく、さらさら流れていってしまうからです。
そのため、無機塗料と言っても、多少の樹脂成分が含まれていることがほとんど。
一般的に有機塗料より高価と言われる無機塗料の中にも、群を抜いて安い製品がありますが、これらは無機塗料を謳いながら、有機物を多く含有しており、結果的に早く劣化してしまう可能性が高いです。
「安物買いの銭失い」とならない様、塗料はきっちりと見極めましょう。
□無機塗料の特徴
まず、無機塗料の特徴は何と言っても耐久性に優れていることです。
有機塗料の中で最も持ちが良いのはフッ素ですが、耐久年数はそのフッ素を遥かに上回っています。
無機塗料は有機物が少ない分、塗膜が粉の様になる「チョーキング」の様な劣化が起こりにくく、その分耐久性は高くなります。
ただし、耐久性が高く性能が良いということは、有機塗料より価格は高いということです。
有機塗料の方が市場に流通しているため、価格を下げたくても下げられないという側面もあります。
また、無機物は親水性の高い物質です。
親水性が高いと、外壁についてしまった汚れを浮かび上がらせ、雨水と一緒に洗い流せる様になります。
雨は定期的に降るものなので、セルフクリーニングの様にして綺麗さを保ちます。
常に清潔なので、カビやコケも発生しづらい環境が整っています。
変色にも強いです。
そして、無機物は有機物より燃えにくいため、火事のリスクも薄いです。
しかし、デメリットもあります。
まず、無機塗料は固いです。
塗料が固いと、地震や台風などの衝撃が建物を襲った際、ひび割れのリスクが高くなります。
ひび割れは放置すると雨水が侵入して外壁が腐ってしまうなど実害が出るので、早急に対処しなければなりません。
また、木製の素材に塗装できないのは難点でしょう。
木製の素材は収縮性があるため、固い無機塗料とは相性が悪いのです。
また、種類によっては、ガルバリウム鋼板の外壁とも相性が悪い場合があります。
無機塗料を使用する場合、外壁や屋根剤との相性に注意しなければなりません。
無機塗料には艶消しがないため、ある程度光沢を持った仕上がりになるのも特徴です。
□無機塗料の費用相場について
「高い、高いというけれど、実際にはどれくらい高いんだろう」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
ここでは、無機塗料の費用相場についてご紹介します。
まず、比較的安い有機塗料の中でも最安なのが、アクリル塗料です。
そのアクリル塗料の価格相場は、1平方メートルあたり1000〜1500円程度です。
現在最もポピュラーである塗料が、有機塗料であるシリコン塗料です。
その価格は、アクリル塗料の約2倍である1平方メートルあたり2300〜3000円程度です。
そして、有機塗料の中では耐久性がトップクラスに高いフッ素塗料は、1平方メートルあたり3500〜5000円程度です。
無機塗料の費用は、1平方メートルあたり5000〜5500円ほどであり、有機塗料よりは明らかに高い値段相場となっています。
「リーズナブルに」というよりは、「良いものを、良い値段で」という製品です。
外壁塗装をする前には、自分の住まいに無機塗料を使った場合、どれくらいの金額になるのかを確認しておきましょう。
自身で判断できないという際は、お気軽に当社までご相談ください。
無料でお見積りをさせていただきます。
□無機塗料がおすすめなのはどんな人?
どの塗料にもメリット・デメリットが存在するため、それに合わせて無機塗料に向いている人、向いていない人がいます。
まず、「長期的なコストパフォーマンスを重視する人」には無機塗料がおすすめです。
無機塗料は、「長く持つ代わりに、初期費用が高い」塗料なので、一時的なコストがかなりかかります。
しかし、長く持つ分、何度も塗装を繰り返す必要がありません。
長期的なコストを見ると、むしろアクリルやウレタンといった安価な有機塗料よりも安くなっている場合があります。
そのため、この塗料は「長期的に物事を考えて判断したい人」に向いていると言えます。
例えば、「老後まで、あと30年は住む予定」という方は、外壁塗装の回数が減り、長期的なコストパフォーマンスが良い無機塗料が向いていると言えます。
ただし、無機塗料が「長期的に物事を考えて判断するタイプではない人」に向いていない訳ではありません。
極端な話をすると、明日家を取り壊すのに、外壁塗装をしようとする方はいませんよね。
「長期的なコストパフォーマンスが良い」というメリットは、長期的に住むことで初めて享受できるものです。
基本的に無機塗料とその他の有機塗料で外壁塗装を行った際にかかるコストは、20年前後で逆転すると言われています。
つまり、「長く今の住まいに住む(住みたい)」方に、無機塗料はおすすめです。
「自分はこの家にあと何年住むのか」をよく考えてみてください。
また、「もう外壁塗装の様な大きな工事は面倒だ」という方にもとてもおすすめです。
外壁塗装は工事の際に家の周りに足場を組み、シートを敷きます。
その状態で、工事が2〜3週間ほどかかります。
家の周りにずっと足場があったり、昼間はずっと工事をしているというのが、落ち着かず嫌だという方も少なくないでしょう。
近隣の家が工事をしていたり、マンションの建設がなされているところを思い浮かべてみてください。
自分は大きな工事があると気になってしまうな…という方は、一気に家の周りの外壁を無機塗料で固めてしまうのがおすすめです。
□まとめ
今回は、外壁塗装を行う際の塗料の1つである無機塗料を紹介しました。
有機塗料と比較した際の無機塗料の特徴は、何より長持ちすることです。
しかし、お伝えした通り、長持ちする分高価であることがデメリットとして挙げられます。
当社は、塗料本来の性能を100パーセント引き出し品質を長持ちさせて失敗しない工事を行っています。
西宮市周辺で塗装をお考えの方は、外壁塗装・防水専門店プロタイムズ阪神中央店へご相談下さい。
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