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西宮市で外壁塗装をお考えの方へ!コーキングについて解説します!
2021.12.15
「コーキングってよく聞くけれどどのようなものなのかな」
「なんでコーキングは必要なのかな」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、コーキングについてと、コーキングが大切である理由、主なコーキングの劣化症状について解説します。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□コーキングについてご紹介します!
コーキングというのは、隙間を埋めるという意味で使用されています。
外壁塗装においては、主に隙間を埋めるために充填する素材そのものや、隙間を充填する工事を指していることが多いです。
コーキングを行う場所は、次の通りです。
・トイレや風呂、キッチン等の水まわり
・外壁材の目地
・窓まわり
・配管まわり
コーキングの素材としては、ほとんどが樹脂製です。
時間が経ち硬化した後は、弾力性が出てきます。
目安の交換時期は、10年です。
コーキング材は、シリコン系・変成シリコン系・ウレタン系・アクリル系といった種類があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1つ目は、シリコンです。
シリコンのメリットは次の通りです。
・リーズナブルで入手しやすいこと
・上から塗装できないこと
・乾燥が早く、比較的簡単に施工できること
シリコンのデメリットは次の通りです。
・シリコンオイルが染み出るため、塗装には向いていないこと
・ホームセンターにおいて広く取り扱われていること
2つ目は、変成シリコンです。
変成シリコンのメリットは次の通りです。
・柔軟性に長けており、負荷のかかる箇所でも耐久性があること
・様々な場所に使用できること
・上から塗装できること
・シリコンオイルによる汚染が心配ないこと
変成シリコンのデメリットは次の通りです。
・下塗り剤が必要であること
・比較的高額であること
・相性の悪い塗料もあり、塗装に注意が必要であること
3日目は、ウレタンです。
ウレタンのメリットは、次の通りです。
・弾力性が高く耐久性に優れていること
・変性シリコンよりも安いこと
・上から塗装できること
・クラックの入ったサイディングの補修に向いていること
ウレタンのデメリットは、次の通りです。
・紫外線に弱く、日の当たる箇所は塗装が必要であること
・劣化するとホコリ等が付着しやすいこと
・アルコールに弱いため、アルコールを含む素材は不可であること
5つ目は、アクリルです。
アクリルのメリットは、次の通りです。
・湿った場所に使用できること
・上から塗装できること
・安価であること
アクリルのデメリットは、次の通りです。
・肉やせが起きること
・耐用年数が短いこと
外壁において、コーキングは重要な役割を果たします。
ここからは、その果たす役割について解説します。
1つ目は、緩衝です。
外壁は、常に外界にさらされています。
コーキングは柔らかく伸縮性もあるため、緩衝材としての役割を果たし、衝撃を吸収してくれます。
2つ目は、防水です。
建物の劣化に影響を与えるひとつに水分が挙げられます。
コーキングにより、雨水が建物の内部に侵入することを防いでくれます。
3つ目は、補修です。
サイディングにひび割れが生じた場合に、コーキングが補修として用いられます。
以上がコーキングが果たす重要な役割です。
□コーキングが大切な理由をご紹介します!
ここからは、コーキングが大切である理由についてご紹介します。
1つ目は、外壁の材料のジョイント部分の防水性を高めるからです。
ALCやサイディング等の板状の外壁材の長さは、最大で3メートル程です。
そのため、3メートル程のジョイントで貼り付けを行います。
そのジョイントにコーキングを充填する事で、防水性が高まり、建物の内部に雨水が侵入することを防ぎます。
2つ目は、外壁材料の劣化を防ぐからです。
外壁材のジョイント部分をコーキングで充填しているため、水分が浸透することによる外壁材劣化を防げるでしょう。
ただし、コーキングが劣化していくと雨水が浸透してしまい、外壁材の劣化が始まる危険性もあります。
そのため、メンテナンスはこまめに行いましょう。
コーキングのメンテナンスを行うだけでも外壁材の劣化を防げるため、メンテナンスの費用軽減にも繋がります。
3つ目は、建物の追従性を受け止める場所にできるからです。
地震等の建物に力が加わった場合、コーキングの柔らかい目地が衝撃を吸収して緩衝材となります。
ALCやサイディングだけではなく、モルタルやコンクリートの外壁にも目地を3メートル毎に設けてコーキングを充填します。
余計な部分にクラックを設けることなく快適な外壁を維持できるでしょう。
□主なコーキングの劣化症状とは?
ここまでは、コーキングが大切な理由を解説してきましたが、コーキングももちろん経年劣化してしまいます。
では、どのような劣化症状があるのでしょうか。
ここからは、主なコーキングの劣化症状について解説します。
1つ目は、ひび割れ・破断です。
ひび割れが見られた場合、コーキングの柔軟性が薄れてきていることを示しています。
放置していると、寿命を迎えてしまうというサインにもなります。
放置していると柔軟性が無くなり、ひび割れがみられるようになります。
ひび割れを放置していると、「破断」という、真ん中が切れる状態になるでしょう。
このような状態になってしまうと、早急な対応が必須です。
ひび割れがみられた段階で対応することをおすすめします。
2つ目は、肉やせ・剥離です。
施工した部分が細くなるという現象のことを「肉やせ」といいます。
コーキングの弾力性が低下することで、「肉やせ」が発生してしまいます。
「肉やせ」を放置してしまうと、「剥離」という状態になります。
肉やせや剥離といった状態になったままにしていると、その隙間から雨水等の水分が建物内部に侵入してしまいます。
雨漏りが原因で建物内部が腐食してしまったり、シロアリが発生してしまったりといった危険が生じる可能性もあります。
そのような状態になる前に、早急な対応が必要になります。
では、コーキングの補修にはどのような種類があるのでしょうか。
コーキングの補修には、「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。
「打ち替え」をしたコーキングの耐用年数は、一般的に7~10年です。
長ければ12~15年前後です。
劣化したコーキングを一旦全て取り外す必要がありますが、目地の隙間を埋めるため、柔軟性や防水性を十分に確保できるでしょう。
「増し打ち」をしたコーキングの耐用年数は2~5年程度と打ち替えをしたコーキングよりも短いです。
目では見えない裏側や内側にひび割れや隙間があった場合でも、気づかずに増し打ちしてしまう可能性があることは欠点です。
既存の古いコーキングと新しいコーキングは馴染まない傾向にあるため、増し打ちの場合は注意が必要になります。
外装塗装の際は、劣化の進捗に関わらず、打ち替えが必要になります。
塗料を打ち替え後に塗ることにより、強度もさらに高まるでしょう。
費用に関しては、足場代等を考慮しましょう。
コーキングの打ち替えと同時に外壁塗装を行うことをおすすめします。
□まとめ
この記事では、コーキングについてと、コーキングが大切である理由、コーキングの劣化症状について解説しました。
コーキングについてご理解していただけたでしょうか。
今回ご紹介したことを参考に、外壁塗装を検討してみてください。
西宮市にお住まいの方で外壁塗装をお考えでしたらぜひ当社にお任せください。
西宮市・尼崎市・伊丹市の外壁塗装&雨漏り修理ならDOOR
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