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たなかブログ ~第7回~ シーリング
2018.5.12
本日は以前に雨漏りのお問い合わせを頂きましたお客様の補修工事に行ってまいりました。今回の建物は甲子園口駅近くのマンションです。最上階のお部屋の浴室にある窓のサッシ上部のネジ穴に雨染みが見受けられましたので前回の現場調査時に散水試験を行いました。サッシ周りを中心に散水したところ、15分ほどで水漏れを確認いたしました。
散水試験
そして本日、シーリング工事を行いました。外壁の雨漏れ箇所付近のシーリングが劣化し、硬化しておりましたので一度剥がし、新しくシーリングを打ちました。
施工前 シーリング撤去
シーリング充填
完成 十字部分
さらに、換気口周りの目地部分にも少しのひび割れですが見受けられましたのでこちらにも新しくコーキングを打ちました。
ここでシーリング材について説明させていただきます。
シーリング材とは外装のジョイント部やサッシ周りの目地や隙間などに充填する材料であり、合成樹脂または合成ゴム製のペースト状となっております。一般的にはコーキング材とも呼ばれておりホームセンターなどでも購入できるものです。
シーリング材には1液型と2液型というものに分類されます。
1液型、2液型とは「1つの缶の液体だけで塗料として使う事ができるのか」、「2つの異なる缶の液体を組み合わせて塗料として使うのか」で分類されます。
1液型はそのまま充填できるタイプのものです。2液型は主材と硬化剤を混ぜ合わせて使用し、混ぜ合わせたときに硬化反応を起こしてしっかり固まります。1液型は基本的に一般の方にも使いやすいものとなっており、2液型は施工や管理に手間が非常にかかるのでプロ仕様となっております。
耐久性においては2液型の方が高品質であります。しかし、価格面においては1液型の方が低価格となっております。それぞれのニーズに合わせて選択しましょう。
最後にシーリング材について大切なことをお伝えいたします。シーリング材には用途に合わせて様々な種類のものがあります。用途が異なると、充填直後はあまり変化が見られませんが、年数が経過すると思わぬ不具合が生じてきます。
絶対に用途に合ったシーリング材を選びましょう。
雨漏り、防水・シーリング工事、外壁塗装・屋根塗装、リフォーム、ハウスクリーニングなど、住まいに関するご相談ならどんなことでも雨漏り修理&リフォーム専門店のDOORにお気軽にご相談ください。