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夏の家の暑さ対策!遮熱塗装について西宮市の専門家が解説します!
2021.7.21
「夏の家の暑さは冷房以外の方法でどうにかできないだろうか?」
夏が近づくにつれて、このように家の中の暑さが気になる方は増えてきます。
冷房を最大に稼働させると電気代が高くつきますので、それ以外の方法で暑さ対策ができないかとお考えの方は多いです。
そこで今回は、夏の家の暑さ対策として遮熱塗装をご紹介します。
□なぜ夏は家の中が暑くなるの?
家の中で夏場の太陽に最も近い位置にあるのは屋根です。
屋根はもともと遮熱性能を持っていないものがほとんどです。
そのため、屋根へ直射日光が降り注ぎ、屋根の表面温度が上がってしまいます。
この直射日光による熱は屋根をそのまま通過して、家の中に伝わり、家の中を暑くする原因となってしまうのです。
このメカニズムから考えると、夏暑くなりやすい家には傾向があります。
例えば、金属屋根の家は熱伝導率が高い金属を使っているため、屋根材の中で最も家の中が暑くなりやすいです。
また、スレート瓦の家も屋根材の厚みが4~5ミリメートルと薄いため、熱が伝わりやすくなっています。
他にも、吹き抜けの家や2階や3階にリビングを設けている家は、屋根から伝わった熱がそのままリビングに伝わってくるため、暑く感じやすい傾向にあります。
□すぐにできる夏の家の暑さ対策について
*窓を開けて換気する
家の中に伝わってきた熱を溜め込まないために、定期的に窓を開けて換気しましょう。
1つの部屋につき、窓やドアを対角線上に開けて、空気が通り抜けられるようにすると熱を外に逃がせられます。
1箇所しか開けられない場合は、換気扇を回すのも良いでしょう。
*扇風機を回す
冷房をつけていると、一定の方向には涼しい空気が伝わります。
扇風機も回すことで、この涼しい空気を家中に循環させることができます。
また、冷房をつけずに窓を開けているときも、扇風機を回すことで換気の効率が上がります。
先ほど窓を開けることで換気して熱を逃がすとお伝えしましたが、扇風機を窓辺に設置して回すことでより暑さ対策になります。
ポイントは、扇風機を窓の外に正面が向くように設置することです。
扇風機は、背面から空気を吸い、正面から空気を出す作りになっています。
そのため、窓の外側に正面を向けることで、部屋の中の暑い空気を外に排出してくれます。
*屋根や壁、ベランダに打ち水をする
先ほどは屋根が家の中でも暑くなりやすい箇所であるとお伝えしました。
しかし、屋根のほかにも壁や窓、ベランダなどから熱は家の中に伝わってきます。
建物全体が熱を持っている状態では、どれだけ暑い空気を家から排出しても、またすぐに家の中が暑くなってしまうでしょう。
そこで建物に打ち水をすることで、気化熱で熱が空気中に逃げていきます。
水がかかった面を冷やせるだけでなく、その近くを通る空気も冷やせます。
打ち水は気温が下がっていく夕方に行うと効果的です。
*遮熱カーテンをつける
遮熱カーテンを取り入れることで、窓から入ってくる熱を最小限に抑えられます。
カーテンには遮熱性、防火性、脱臭性など、さまざまな性能が施されているものがあるので、ご自身が求める条件にあったものを選ぶと良いでしょう。
*すのこやサンシェードを取り入れる
ベランダからの熱の侵入を抑えるのに効果的なのが、すのこ、サンシェード、緑のカーテンなどです。
これらで陰を作り、ベランダから家の中に直射日光や熱が入りにくいように対策します。
サンシェードはUVカットの効果もあるので、日焼け対策にもおすすめです。
以上が、すぐに取り入れられる夏の暑さ対策でした。
1つからでも今年の夏の暑さ対策として行ってみてください。
□夏の家の暑さ対策として遮熱塗装がおすすめ!
屋根を通して熱が家の中に伝わるのを防ぐには、遮熱塗装、遮熱機能付きの屋根材、遮熱シートを活用する方法があります。
中でも最も手軽にすぐに対策できる方法は、遮熱塗装でしょう。
屋根に遮熱塗装することで、太陽光の赤外線を反射して、家の中に熱が伝わるのを防げます。
一般的な屋根は、夏の温度は60度以上になることもあります。
遮熱塗装すれば、15度~25度ほど温度を下げられるので、40度程度に抑えられます。
屋根の温度が15度~25度下がるからといって、家の中の室温も15度~25度下がるわけではありません。
家の構造などにもよりますが、およそ1~3度の温度変化になることでしょう。
そのため、遮熱塗装すれば夏場も冷房をつけなくて良いというわけではなく、冷房の設定温度を下げられるので光熱費を抑えられるということです。
□遮熱塗料は何を選んだら良いの?
*遮熱塗料の選ぶ基準
遮熱塗装による遮熱効果は、塗料の色に大きく影響されます。
色によって日射反射率というものが決まっており、これが高い色ほど遮熱効果が期待できます。
日射反射率が高いと、よりたくさんの太陽光を反射するからです。
日射反射率が高い色は、白に近い色です。
薄いグレーに近い色であれば、色味によりますが40%以上の日射反射率になります。
一方、黒に限りなく近い色であれば、20%前後ほどになるでしょう。
また、遮熱塗装による遮熱効果を維持するためには、「低汚染性」も意識して塗料を選ぶと良いです。
塗料に汚れが付着すると、太陽光を反射しにくくなり、遮熱効果は低くなってしまいます。
そこで、塗料自体が汚れがつきにくい性能を備えている遮熱塗料を選べば、長期的に遮熱効果を期待できます。
*遮熱塗料の種類
では、どのような遮熱塗料が人気が高いのでしょうか。
ここでは、よく戸建て住宅で使われる遮熱塗料を3つご紹介します。
1つ目は、日進産業が製造・販売する『ガイナ』という塗料です。
ガイナは、遮熱性だけでなく断熱性も兼ね備えていますので、一般的には断熱塗料に分類されます。
戸建て住宅だけではなく、工場や船舶の甲板、屋外プールの床などに幅広く利用されています。
耐用年数は15年以上あり、日射反射率は89.5%と高い遮熱効果が約束されています。
2つ目は、日本ペイント株式会社が製造する『サーモアイ』という塗料です。
サーモアイは遮熱塗料のシリーズで、ベースの樹脂によって5種類の製品に分けられています。
それぞれに価格や耐用年数が異なりますが、すべて日射反射率は90%以上となっています。
また、遮熱塗料の中でも色のバリエーションが豊富なのが特徴ですので、お気に入りの色がきっと見つかると思います。
3つ目は、エスケー化研が製造する『クールタイト』という遮熱塗料です。
クールタイトも、樹脂の種類により5つに分類されます。
耐用年数は8~10年ほどで、耐用年数が長いほど価格も高くなってきます。
日射反射率は70~80%となっており、初期費用がリーズナブルなので導入しやすいのが特徴です。
また、同クールタイトシリーズの下塗材と組み合わせて利用することで、屋根の耐久性や遮音性を高められるのも魅力です。
カラー鋼板やガルバリウム鋼板などの金属屋根に塗装することで、サビや熱変形に強くなったり、屋根の雨音が軽減されたりします。
色のバリエーションも41種類と豊富なので、お気に入りの色を探してみてください。
□まとめ
今回は、これから暑くなる日々を乗り越えるために、遮熱塗装による暑さ対策をご紹介しました。
遮熱塗装により、モワッとした不快さが軽減できることでしょう。
西宮市で遮熱塗装を含む外壁塗装をお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。
西宮市・尼崎市・伊丹市の外壁塗装&雨漏り修理ならDOOR
https://www.paint-door.jp